インディカーレースの安全性、危険性

2011年10月19日

少し前に書き込んだのですが、そこのコメント全体がアクセスできない状態なので、ここにあらためて書き込みます。

インディカーはもっとも安全に神経をとがらせてきて、
それを科学的に検証・研究・実践してきているシリーズです。
事故からドライバー、マーシャル、ピットクルー、
観客をどう守るか、常に考えてきています。

不幸にして重大な事故が起きた場合、
ADR(事故データレコーダー)のデータや、
映像、検証実験などを通して、
より安全にするための対策を科学的に見つけようとします。
その手法や研究成果はFIA(F1ほか)や
NASCARなど多くのレース統括機関に流用され、
インディカーだけでなく世界中のレースの安全に貢献してきていますし、
そのデータはアメリカやヨーロッパの市販車の
安全基準作成のベースにもなってきました。

今回の事故もまた、さらなる安全向上に役立つことでしょう。
我々SAE(アメリカの自動車など乗り物の専門技術者の学会)
に集まったインディカー、FIA、NASCAR、NHRA、ル・マンや
専門の研究機関などのモータースポーツの安全の専門家たちは
そうしてきましたし、そうするはずです。

反面、こうした事故が起きた場合、
一時的に感情的な意見がでることもあります。
一部のニュースサイトにあった
F1関係者によるインディカーへのネガティヴなコメントは、
大部分が無知と偏見によるもので、残念に思います。

しかし、感情に流されることは、
大切なことを見失う危険性もはらんでいます。
インディカーにとって本当に大事なことは今は悲しみをこらえてでも、
どんな感情的な非難を受けようとも、
これまでと同様にさらなる安全へ研究を真摯に進めることだと思います。

実際、インディカーは今回の事故の検証とさらなる安全追求を発表し、
それには「安全研究開発の仲間」であるFIAも協力することを発表しました。
インディカーとFIA(とくにF1)は
安全研究と開発で過去10年以上にわたり相互に支援協力し合い、
とくにインディカーから多大な情報や知識や人的支援が
FIAに対して提供されてきました。

私は、常に科学で安全を進歩させてきたインディカーを支持します。