50年前のミルウォーキー

2015年07月09日



今から50年前の1965年のレースのポールポジションはAJフォイトでした。しかも、フロントエンジンのダートトラック用マシンを急きょ舗装オーバル用に転用したレースカーでした。

1964年のミルウォーキーでの勝利を最後にフロントエンジンロードスターからミッドシップレースカーへ乗り換えたAJフォイトでしたが、このときはプライマリーカーにトラブルが発生してクルーがテキサスまでバックアップカーを取りに行くも予選に間に合わず、急きょ自らイリノイ州のスプリングフィールドからダート用のスプリントカーをけん引して自分の手で舗装オーバル用にモディファイして予選に出走し、ポールポジションを奪いました。

上の写真ではミッドシップカーの中で堂々ダートオーバル用のスプリントカーが隊列を引っ張っています。コクピット脇が開いて肘まで露出してるので、いわゆる”ロードスター”ではなく、完全にダートオーバル用の”スプリントカー”です。

御大たった一人でレースカーを仕上げて、予選前に2周だけのプラクティスをしてポールポジション獲得。

さらにはせいぜい100マイルレースでピットストップがないダートオーバルのスプリントカーで200マイルレースに挑み、強引にタイヤ交換をしながらも2位フィニッシュしたということです。じーちゃん凄すぎ。

ちなみに優勝はこのレースがキャリア初優勝となったゴードン・ジョンコックでした。