【Did you know?】インディ500での勝者の儀式

2017年07月03日



勝者の儀式としてはミルクを飲むことが有名ですが、その前に様々な”やるべきこと”があります。

琢磨選手のビクトリーレーンでの行動を振り返ってみましょう。

①手袋を外す

だいたい一番最初はこれです。ミルクがかからないように早めに回収しておきましょう。

②ヘルメットとヘッドソックを取る。

ヘルメットをしたままではミルクは飲めないので当たり前ですね。どんなに興奮したドライバーでもここまでは問題なく進みます。問題はこれからです。

③ファイアストンキャップを受け取る

ただ受け取るだけではなく、素早くサイズ調整をしなければなりません。
琢磨選手は一度かぶったらすぐに脱いで、帽子の後ろ側のアジャスターを素早く調節しなおしています。

ゆるゆるのキャップで深めになったり、斜めになってしまったりしたら、その時の写真が永遠に残ります。様々な広告や映像のハイライトシーンでフィットしていないキャップの姿が残ってしまいます。
それでは非常に具合が悪いです。

中にはキャップのつばの反り具合も確認して曲げ直して微調整するドライバーさえいます。
最近のF1ではまっすぐな一直線のつばがトレンドのようですが、アメリカではかっこ悪いと認識されます。

④無線のイヤフォンケーブルを外す

最近のイヤフォンケーブルはドライバーが自分ではずしやすいように腰の位置にコネクターがあります。なので、イヤフォンケーブルは首からスーツの中を通ってお腹のところから外に出しています。

これをしっかり外しておかないと、レースカーから立ち上がってかっこよくガッツポーズした時に、おなかのところからダラーンとケーブルが垂れ下がってしまいます。

そんなシーンが写真や映像に残ってしまったら一生の後悔になります。

⑤イベントディレクターの指示を待ってから立ち上がる


琢磨選手はキチンと「出てもいいの?」と確認しています。

レース直後のビクトリーレーンではドライバーもクルーも大興奮状態でかなり混乱していることが常です。フィニッシュ後はTV中継が他のドライバーやチームオーナーなどにインタビューしていたり、他のところにスイッチングしていたり、引きの画になっている場合もあります。

そんな最悪のタイミングで立ち上がってしまうと、せっかくのガッツポーズが生中継で流れません。短縮化された疑似生リプレイでごまかされてしまいます。

なので、立ち上がってもいいかを確認することは非常に重要です。
興奮のあまり勝手に立ち上がっては絶対にいけません。

ということで、琢磨選手はかなり冷静にこれらの課題をクリアしたうえでミルクを飲んでいます。
今後もこういった細かい儀式にも注目してみてください。
この流れはインディ500に限らずシーズン他のイベントでもほぼ同じです。

ああ、このネタは7日発売のムックで取り上げればよかったですね。西崎さん!!