【佐藤琢磨リリース】すべてが順調と思われたが突然のトラブル

2019年07月15日



【佐藤琢磨リリース】
インディ第11戦は、カナダのトロント特設会場で開催された。金曜日のプラクティス2で、佐藤は開始15分でターン11のウォールにヒットしてしまい、サスペンションを壊してしまうというアクシデントでタイムを更新することができず、後方に沈んでしまった。「コースがトリッキーで、今年は多くのドライバーたちがターン11で苦労をしています。自分もそこでバランスを崩し、壁にヒットしてプラクティス2は非常に短いものとなってしまいました」とレッドタイヤでのフィーリングを試せないままとなった。

 翌日のプラクティス3も赤旗が多出して、佐藤はタイミング悪くそれらに引っかかってしまった。

 レッドタイヤでのまともなアタックをできずじまいで臨んだ予選1(グループ1)は、ピットスピード違反のペナルティでドライブスルーを課せられながらも、なんとか5番手で突破して、Q2に進出することができた。佐藤はレッドタイヤを2回続けて投入して突破を計ったが、58秒9110までタイムを縮めるも力及ばす、決勝は10番グリッドとなった。「ファイナルに進めなかったのは残念でした。しかし、今日の僕らはそのレベルに達していなかったと思っています」と、明日の決勝に向けてさらなるセットアップの必要を認めた。

 決勝は快晴の元、午後3時40分すぎに始まった。危惧していたスタート時の混乱は無かったものの、2周目のターン8で5台が絡むクラッシュがあり、フルコース・コーションとなる。その後はコーションも無く、佐藤はスタートでポジションを2つ上げて、順調に追い上げて行く。レッドタイヤでスタートした佐藤は19周目にルーティンのピットストップで、ブラックタイヤに履き替えてコースに戻った。

 51周目に2回目のピットストップを終えた時点で、佐藤は5位をキープして周回を重ねた。ところが、67周目にマシンのリアから火が噴いて突如失速してしまう。佐藤はなんとかピットに戻れたが、そこでレースを終えることになった。

 優勝はポールスタートのシモン・パジェノーだった。


【佐藤琢磨選手のコメント】
今日はポジションも上げて、レース中のバトルも力強く走れましたし、ピットストップも良かったですし、ストラテジーも予定通り、タイヤも予定通りとすべてコントロール下にあったのですが、残り十数周というところで、突然パワーを失ってしまいました。今日は誰もリタイアがいなかったので、ポイント的にも厳しいものとなってしまいました。チームも非常にいい仕事をしてくれていただけにとても残念でした。