【佐藤琢磨リリース】スタートの混乱にトラブルも加わりタフなレース

2019年07月29日



【佐藤琢磨リリース】
インディ第13戦は、オハイオ州のMid-Ohio Sports Car Courseで行われた。金曜日に行われたプラクティスでは、佐藤もチームメイトのレイホールも下位に沈んでしまった。「赤旗でまともな計測ができなかったです。しかし、スピードも足りていなかったと思いますので、今晩データを見直します」とかなり苦戦しているようだった。

 土曜日のプラクティス3でも、佐藤は大きな解決策を見いだせなかったようで、トップから1秒ビハインドの18位だった。

 午後2時半過ぎに始まった予選、気温28度、路面温度44度とかなり暑い。佐藤は予選1をグループ1から出走したが、1:06.3723とタイムは少し改善したものの、やはりトップから1秒近く離されて、総合17番手で明日の決勝を迎えることになった。「プラクティスから少し改善されましたが、クルマをもっと早くするために、明日のウォームアップでいくつか試す必要があります」と、今回はセットアップに相当手こずっているようだった。

 決勝は現地午後4時過ぎから始まった。佐藤は上手いスタートをみせ、一気にポジションを上げたかに見えたが、ターン4で左右を挟まれた状態となり、他車と接触してタイヤをパンクさせてしまう。その影響でコースオフしてしまい、すぐにピットインをしてブラックタイヤでコースに復帰した。

 順位こそ後方に沈んでしまったが、ブラックタイヤでのラップタイムは、レッドタイヤで出た上位陣よりも上回っており、挽回を期待させるものだった。

 佐藤は29周目に予定通りのピットインでレッドタイヤに履き替えてコースに戻るが、レッドタイヤでのラップタイムはあまり芳しいものではなかった。

 58周目に最後のピットインをしたが、そのタイミングで佐藤のすぐ後ろを走っていたリーダーのディクソンもピットインして、ここで佐藤はラップダウンとなってしまう。それでも、佐藤はディクソンから離されずになんとかラップバックする機会を狙いながら、少しずつ順位を上げていき15番手まで来たところで、燃料が厳しくなり、87周目に予定外のピットインをしてスプラッシュしたために、19位でレースを終えることになった。


【佐藤琢磨選手のコメント】
今日はタフなレースでした。スタートで前のクルマを抜いて3ワイドでターン4に入って行きましたが、前でマーカス・エリクソンがヒンチ・クリフのインに入って身動きができないところへ、自分がインサイドから少し膨らんでしまい、そこへ更にインサイドから1台入って来て、自分も身動きが取れずに、接触して左フロントタイヤをパンクさせてしまいました。そのためにコースオフしてしまい、そのときに大量の小石がマシンに入り込んでしまい、第2スティントの後に分かったのですが、その時の小石がフュエルリグに挟まっていて、ピットで完全に燃料が入りきれていませんでした。本来なら、チェッカーまで燃料が持つはずでしたが、最後に予定外のピットインをすることになってしまいました。イエローが出れば、おそらく最後まで燃料が持ったとは思いますが、残念な結果となってしまいました。