インディカーのビデオ判定システム

2019年08月20日



インディカーのレースコントロールルームでは映像を検証することによって、ペナルティの審議をしています。

46台のデジタルビデオレーコーダーでレース中の全ての映像を録画し、任意のタイミングで任意のシーンを検証できるようになっています。

その中には8台のTV中継用のLIVEオンボード映像が含まれています。今回のLIVEオンボードカメラ搭載車は以下の8台でした。

Camera 1 = James Hinchcliffe #5
Camera 2 = Graham Rahal #15
Camera 3 = Felix Rosenqvist #10
Camera 4 = Zach Veach #26
Camera 5 = Alexander Rossi #27
Camera 6 = Ryan Hunter_Reay #28
Camera 7 = Conor Daly #59
Camera 8 = Santino Ferrucci #19

なので、レース中のペナルティの審議には上記の8台のオンボード映像とその他の映像をチェックして審議が行われます。

そして、レース後にチームと琢磨選手が提示したオンボード映像はチームが独自に搭載しているカメラの物でした。


去年まではチームの車載カメラはプラクティスセッション中のみの装着が許されていました。と言うのもチーム搭載のカメラはTV放送用車載カメラの前に装着する形となって、TV用カメラに支障してしまうしまうためでした。

しかし、今年からはダラーラがロールフープのカウルの形状を改良し、チームの車載カメラをカメラ内に内蔵できるようになりました(赤矢印)。これでTV用LIVEオンボードカメラ(青矢印)を支障しなくなりました。


琢磨選手が提出したのはこの位置に装着されたチーム独自のカメラの映像でした。この映像はレース中にはチェックできないので、レースコントロールはレース中にこの映像を見ることはできません。

なので、公式記録では琢磨選手に「Avoidable Contact  Post-Event Review」とあって、レース後に再検証することになっています。

おそらく、ペナルティの審議に関しては、チームが提出した映像も検証されることになるかと思われます。