最終戦5つの見どころ

2019年09月19日



4人のドライバーによるチャンピオン争いの他、ルーキータイトル争いも熾烈になっています。チャンピオン争いが最終戦までもつれ込むのは14年連続です。

【ニューガーデン、2回目のタイトルの可能性】
4位以上のフィニッシュで、無条件にタイトル確定します。
アメリカ人のシリーズチャンピオンはこの12年間ではハンターレイとニューガーデンの二人だけで、もし、ニューガーデンが2回目のチャンピオンとなれば、2001年02年、06年の3回チャンピオンになっているホーニッシュJr.以来となります。

ロッシが優勝した場合はニューガーデンは5位以上のフィニッシュ、パジェノーが優勝してもニューガーデンは5位以上のフィニッシュが条件となります。

【15年ぶりのラグナセカ開催】
パジェノーはアメリカンルマンシリーズでラグナセカを走行。2009年と2010年で2連勝しています。
カリフォルニア出身のロッシは小さなころから父親に連れられてラグナセカでのインディカーレースを観戦。2006年にはスキップバーバーナショナルシリーズに参戦してラグナセカを走行。2008年にはフォーミュラBMWアメリカでシリーズチャンピオンになり、その時はラグナセカでは10位フィニッシュしています。
ディクソンはハンターレイ、ブルデイ、カナーンと共にラグナセカでのインディカーレース経験があって、2001年に4位フィニッシュ。2002年に6位フィニッシュしています。
ニューガーデンはこの木曜日に開催されるオープンテストが初走行になります。

【ルーキータイトル】
27歳のスウェーデン人のフェリックス・ローゼンクビストが21位のアメリカ人のサンティーノ・フェルッチを26ポイントリード。
ローゼンクビストはインディカーGPでポールポジションを獲得し、ミッドハイオでは2位表彰台に乗っています。フェルッチはインディ500では7位フィニッシュしてルーキーアワードを獲得した他、テキサス、ポコノ、ゲートウェイのオーバル3レースでは4位フィニッシュしています。
3番手につける19歳のコルトン・ハータは第2戦で優勝してインディカー史上最年少記録を更新しましたが、その後はDNFが多く49点差に開いています。
ローゼンクビストがルーキーオブザイヤーになれば、チップガナッシレーシングとしてはモントーヤ(98年)、ザナルディ(96年)、チーバー(90年)に続く4人目となります。

【マニュファクチュアラータイトル争い】
今シーズン7勝を挙げているホンダが、34点差で2年連続タイトルに向けて王手をかけています。
対するシボレーは2012年から6年連続でマニュファクチュアラータイトルを各得してきましたが、今シーズンは9勝していますがホンダを追いかける立場になっています。
マニュファクチュアラーポイントは各マニュファクチュアラーの上2台にドライバーポイントと同じ順位のポイントが与えらえます。
ボーナスポイントはポールポジションは1ポイント(インディ500は初日最速に1ポイント、ポールポジションに2ポイント)。 優勝には5ポイント加算されます。
エンジン使用数は年間4基に制限されているため、5基目以降のエンジン使用はポイントが与えられません。
以下のドライバーはエンジン使用規定数を超えたためにポイント獲得ができません。
#2 (Josef Newgarden),
#12 (Will Power)
#20 (Ed Jones, Ed Carpenter)
#10 (Felix Rosenqvist)
#18 (Sebastien Bourdais)
#19 (Santino Ferrucci)
#27 (Alexander Rossi)
#30 (Takuma Sato)
#88 (Colton Herta)

【アスターカップ】
インディカーのシリーズチャンピオンに贈られるカップは「アスターカップ」と言います。
アスターカップの起源は1915年にさかのぼり、ニューヨーク州のシープシェッドベイに建設された1周2マイルの「木製の板張りオーバルコース(ボードトラック)」で行われた350マイルレースのアスターチャレンジカップレースの優勝トロフィーとしてビンセント・アスターによって建造されました。
スピードウェイは1919年で幕を閉じ、跡地は住宅地になるものの、頂点を極めた者を称える象徴として2011年にインディカーシリーズチャンピオンに贈られる優勝トロフィーとしてに復活。カップ自体は復元やレプリカではなく当時のオリジナルの物です。
アスターカップの基台となる御影石の部分には1909年からの歴代のオープンホイールシリーズのチャンピオン名が刻まれています。
現存するプロスポーツのトロフィーとしてはNHLのスタンレーカップに次ぐ歴史を持つと言われています。