【佐藤琢磨リリース】追い上げて行くも追突されて順位を落とす

2019年09月23日



【佐藤琢磨リリース】
第17戦となるインディカー・シリーズ最終戦は、カリフォルニア州モントレーのWeatherTech Raceway Laguna Secaで開催された。1983年から2004年までCARTシリーズが行われていたが、インディカ―の開催は初めてとなる。このサーキットは、高低差の激しい中高速コースで、一気に約15m駆け下りるターン8の通称コークスクリューで有名だ。

木曜日に特別にオープンテストが行われたが、佐藤はセットが決まらず下位に沈んだ。金曜日に行われたプラクティスでは、セットの方向性が見えてきたのか、13位まで順位を上げることができ、さらに土曜日の予選前に行われたプラクティス3では、5番手まで順位を上げて、Q3進出も視野に入ってきたようだった。

土曜日の午後1時半過ぎから始まった予選、佐藤は予選1をグループ2から出走した。「(予選は)暑くなったコンディションにマシンを合わせに行きました。しかし、天候に合わせ切れなかったということです。プラクティスでもうちょっと良くしたいと感じた部分を、ある程度攻めて行ったセッティングにしたんですが、それが気温など温度の上昇で裏目に出てしまった、ということだと思います」と、僅差でQ2進出を逃してしまい、決勝は16番手からのスタートとなった。

決勝は日曜日の現地時間12時半に始まった。危惧されていたスタートの混乱も無く、各車クリーンスタートで周回していく。ブラックタイヤでスタートした佐藤は、スタートでポジションを一つ上げるも、すぐにパスされてしまい、17位で走行を続けた。10周目に佐藤は早くもピットインをして、レッドタイヤに替えてコースに復帰する。その後はペースもよく13位までポジションを上げて行った。

36周目に2回目のピットインをして、再びブラックタイヤに戻した佐藤は11位を走行。46周目にフルコース・コーションが出て、48周目のいリスタートの時に、後ろから来たフェルッチがオーバースピードで佐藤のマシンに突っ込んで来て、佐藤はスピンを喫してしまう。すぐに体制を立て直してリスタートを切ったが、これで大きく順位を落としてしまった。

その後佐藤は再び16番手まで順位を回復するが、3回目のピットインの後に追突された影響でマシンにトラブルが発生して、再びピットイン。これで佐藤は周回遅れとなってしまう。結局佐藤は21番手で最終戦を終えることになった。

佐藤は今季、ポールポジション2回、優勝2回、3位を2回という成績を残し、ランキング9位でシーズンを終えた。

今回のレースの優勝はルーキーのコルトン・ハータ、シリーズチャンピオンはペンスキーのジョセフ・ニューガーデン、マニファクチャラー・タイトルはホンダが獲得した。


【佐藤琢磨選手のコメント】
今日は最初2ストップで行く予定でした。しかし走ってみると2ストップは難しいと判断して、すぐに3ストップに切り替えました。結果その判断がうまく行って、ポジションを上げることに成功しました。中盤でのフェルッチの追突は、全く見えていませんでした。その結果サスペンションにダメージを負ったようで、途中からクルマが真っ直ぐに走ってくれなくなりました。チームは危ないから戻れと言ったのですが、最終戦だったので、なんとか最後まで走りきりました。

今年はかつてから目標だった、複数回優勝を果たすことができました。チームのレベルのかなり上がって来ましたが、反省すべき点も多々あるので、それらを克服して来季に臨んで行きたいと思っています。

今年、これだけの成績を挙げられたのも、サポートしてくださったみなさんのおかげだと思っています。本当にありがとうございました。来年はさらなる高みを目指して頑張りますので、よろしくお願いします。