インディカーiRacingチャレンジ最終戦を振り返る

2020年05月07日


リモート解説の武藤さんは豊富なスナック類に囲まれての出演。

初公開の佐藤琢磨選手のコクピット。FANATECのDD2に3面スクリーンという最上級の組み合わせにドライビングポジションにこだわりぬいたシートチョイス。


ラップリードもあったカラムはピットロードでスピン!スタッガーがついていて無条件で左ターンしようとするインディカーではよく見る光景です。結局カラムはマルチカーアクシデントに巻き込まれて今季5度目の飛翔となりました。


ターン2でスリーワイド。パジェノー、レイホール、ノリス。ノリスはフレッシュタイヤで自由に動けましたが、無謀で不用意な動きでした。英国から参戦のノリスは遅延速度が大きくてレイホールとは80㎝くらいの誤差で接触判定となりレイホールがバランスを崩したようです。


上の接触でレースカーを壊したパジェノーはピットインしてファストリペアで修復してコースに復帰。しかしレース速度までは回復せず、後方からリードパックが迫ったのでドライブスルーしようとしたところにノリスが追突。パジェノーはあらかじめピットインコマンドボタンを押して全車にピットインを知らせていた上に通常のラインで通常スローダウンでピットインしています。下の写真ではパジェノーはすでにグルーブ(タイヤの跡の黒いライン)を外れてピットロードに向かっています。なぜかそこにノリスが追突しています。2位3位にいたアスキューとオワードはノリスについていかずにしっかりと間隔をあけてクラッシュを避けています。


アクションの多かったファイナルラップ。エリクソンはオワードに追突されて優勝を逃しました。最後はアスキューとフェルッチの一騎打ちでしたが、なぜかフェルッチが急に進路を変えてアスキューに接触。フェルッチはアスキューよりもその時点で時速5㎞も速かったので、そのまままっすぐ走れば優勝できていたかと思います。全く意味不明の動きに見えました。


どうもフェルッチのレース後の記者会見のコメント聴いたところでは、最後はレースを盛り上げようとNASCARのようなつばぜり合いでフィニッシュしようとしたところ接触判定食らって想定外の動きになってしまいコントロールを失ったようです。

優勝はリアルインディカーレース未経験のスコット・マクロクリン。今シーズンはペンスキーからインディGPの参戦だけが発表されていますが、インディ500のリアル参戦も期待したいところです。


超ハイスピードのインディアナポリスゆえにわずかな信号遅延が接触を引き起こす結果になりましたが、琢磨選手もその状況に見舞われた一人でレース序盤でコルトン・ハータと接触判定となってしまいクラッシュしてアンダーグリーンでピットイン。周回遅れとなってしまいました。
「完全に不完全燃焼だった・・・・」という悔しいコメントに。


開幕戦の中止発表からわずか2週間後からこのiRacingチャレンジが始まりましたが、短い準備期間でここまでイベントを盛り上げられたことは非常に大きな意義があったかと思います。新型コロナ禍で大変な状況でしたが、この1か月半の間にレースファンにエンタテイメントを提供することができたと思います。

ヨコハマグッドファクトリー(YGF)さんもご協力ありがとうございました。


すでに現地月曜日から各チームはファクトリーでの準備作業開始を許可されています。このまま6月シーズン開幕を待ちたいところです。