暑さ対策で急遽インディカーがルールを変更

2020年07月09日



https://racer.com/2020/07/08/indycar-tweaks-rules-to-aid-cockpit-cooling/

レーサー誌のマーシャル・プルーエット氏のリポートによると、
今回のインディアナポリスGPも気温30度越えの猛暑の中で行われましたが、コクピット内の温度上昇に関して多くのフィードバックがインディカーに寄せられ、インディカーはさらなる対策を施すということです。

開幕戦のテキサスも気温が30度を超えていましたが、今回はロードコースレースでスピードレンジがテキサスよりも低かったために、熱に対しての新たな課題が判明。インディカーは対策を協議し今週末のロードアメリカGPからレース中の給水に関して一部レギュレーションを変更しました。

【ドリングバッグの設置場所の移設】
これまでは多くのチームが1.5リッターのドリンクバッグを右側のサイドポッドの熱交換器の手前上側、もしくはアンダートレイ側に設置していましたが、今後はコクピット内のドライバーの右ひざ横の位置に設置できるようになります。

これまでの設置位置では温度が高い外気や熱交換器が発する熱の影響を受けていましたが、その影響を避けられるようになります。

あわせてドリンクバッグからのチューブも短くできるために、飲み物の温度上昇を抑制できることになります。

【ピットクルーの役割制限の緩和】
今シーズンから新たに設けられたウインドスクリーン専任の7人目のピットクルーにドリンクボトルの受け渡しも許可されるようになります。これまではテアオフをはがすこととスクリーンの清掃しか作業が許可されていませんでした。

これによって比較的ピットワークに余裕がある7人目のピットクルーが時間に余裕があってドリンクボトルの受け渡しを行えることになります。

それと同時にドライバーは冷たい飲み物で確実に水分補給できるようになります。今回のレースでも何人かのドライバーは1.5リッターの飲み物を飲み干していました。

今回はのレースではダルトン・ケレットが7人目のピットクルーからドリンクボトルを受け取っていましたが、それを回収できずにピットレーン上に落とすシーンがあり、チームはピット作業の安全違反としてレース後の罰金を科せられています。今後はこの問題はルール改正によって改善されると思われます。

【今後の課題】
来週末のアイオワではさらに過酷な状況が予想されるために、インディカーとダラーラ、ホンダ、シボレーはさらなる対策としてエアダクトを追加することも計画しています。合わせて、外気の導入と同時にコクピット内からの排出機能も追加して効率的な冷却効果が得られるようにさらに調査とテストを重ねていくとしています。