【レース解説】ロードアメリカGP レース2

2020年07月14日



【ローゼンクイストが逆転優勝】
インディカーレース2シーズン目となる21レース目で初勝利を挙げたローゼンクイスト。デビューシーズンの昨年は2位が2回でした。インディカーシリーズでのスウェーデン人の優勝は2002年メキシコシティ(CART)でのケニー・ブラック以来となります。ローゼンクイストは来日する前の2016シーズンはインディライツに10戦参戦し、3勝を挙げています。

【初勝利を逃すものの初表彰台となったオワード】
最後はソフトタイヤをチョイスして5秒のマージンを守りに行くものの、リアタイヤを使い果たしてしまい初優勝はお預けに。オワードは2018年にインディライツチャンピオンになり、その年の最終戦でインディカーにデビュー。2019シーズンはハーディングスタインブレナーレーシングへの加入が発表されたものの、シーズン開幕直前に資金的な問題で突然契約解除。カーリンからインディカーに7レース参戦した他、日本へ渡りスーパーフォーミュラに3レース参戦し、さらにFIA-F2に2レース参加。しかしFIAはスーパーライセンスポイントでインディライツでのチャンピオンタイトルを低くポイント換算したためにそのシーズンのスーパーライセンス獲得は不可能となり、レッドブルジュニアチームをリリースされてアメリカに戻っています。

【トンネルを抜けたロッシ】
今季初表彰台となる3位フィニッシュ。表彰台は2019年ポートランドでの3位以来。

【ランキング2位浮上のハータ】
松浦プロは冴えないと言っていたコルトン・ハータですが、2レース共に手堅くTOP5フィニッシュしてランキングではパジェノーを抜いて2位へ。開幕4レース全てのレースでTOP10フィニッシュしている唯一のドライバーになります。

【ホンダVSシボレー】
シボレーは開幕4戦連続ポールポジション。ホンダは開幕4連勝。

【ペンスキーの低空飛行】
開幕4レースでのペンスキーの未勝利は2013年シーズン以来7年ぶり。そのシーズンは第8戦テキサスでがカストロネベスシーズン初勝利。これって、ひたすら一人だけ燃費走行してまんまと勝ったやつか・・・。

【同じく低空飛行のアンドレッティ勢】
開幕4レースでの未勝利は2017シーズン以来。第6戦インディ500で佐藤琢磨選手が初優勝。

【3戦連続TOP10の琢磨選手】
開幕戦こそ欠場したものの、第2戦以降は10位、9位、8位と上向きの流れに。この調子でいけばモントレーGPのレース1で優勝することに。

【コクピットの冷却問題】
先週のインディアナポリスGPよりも気温がレース1で5度、レース2で10度近く下がったために、今回から使用が許可された追加ダクトを使用するチームはほとんどありませんでした。ドリンクバッグも高温にさらされる熱交換器横からコクピット内に移設されたために比較的冷たいままの給水が可能となったのも効果を発揮。

【空回りが続くハービーとMSR】
今シーズンは初めてのフル参戦となるメイヤーシャンクレーシング(MSR)とジャック・ハービー。インディGPとロードアメリカで2レース連続フロントロースタートがあったものの開幕4レースは16位、17位、23位、17位と完全に空回り。

【ヒンチクリフがピットリポーターデビュー】
NBCはシートを失っているジェイムス・ヒンチクリフをピットリポーターに起用。優勝者インタビューも任せていました。適役でした。

【チップガナッシのエンジニアリンググループ】
体制を大幅に変更して、ディクソン担当エンジニアだったクリス・シモンズを統括的ポジションに昇格。代わってデイルコインからベテランのマイケル・キャノンをディクソン担当に引き抜きました。ローゼンクイストは引き続きジュリアン・ロバートソンが担当しますが、シモンズとの連携がうまくいき、今季第4戦目でローゼンクイストを優勝させました。これでチーム4連勝になります。

【存在感・・・】
ランキング2位だったパジェノーはレース1は17位から12位へ、レース2は22位から13位へポジションを上げたものの、レースではその走りはほとんど中継に映ることなくランキングも3位へ後退。

【高くつきそうな修理代】
ターン3の先でパワーに接触されてバランスを崩してコースオフし、コンクリートバリアーに激突したレイホール。その修理代は1000万円を超える模様。もしタイヤバリアがあれば・・・。

【珍しいディクソンのエンジンストール】
2レース目でのディクソンのエンジンストールはディクソンのミスではなく、燃料がほぼなくなっていたために燃料ポンプと燃料ラインが空気を吸ってしまい、そのためにエンジンが燃料を吸い込まずに息つきしたとのこと。

【初走行のレースコースでその日のうちに表彰台に】
ワンデーイベントとなったためにアレックス・パロウは初走行のコースで75分間の練習走行後にすぐ予選と決勝レースを迎えました。しかし結果はレース1で3位フィニッシュの初表彰台。レース2では惜しくもポールポジションをとり逃しての予選3位からの7位フィニッシュとその才能を早くも見せつけました。これでパロウはルーキーポイントでトップになりドライバーズポイントでも12位につけています。

【ランキング10位のフェルッチ】
2レース共に6位フィニッシュしたサンティーノ・フェルッチ。レース2ではレース序盤に接触ペナルティで最後尾に下げられていましたが、その後はノーコーションのなかで6位までポジションをアップ。

NBCは2時間58分45秒、我々は3時間5分の生中継でした。