【解説】インディ500 予選システム①

2011年05月10日

通常のシリーズ戦と全く別レースとなるインディ500.
その独特の予選システムを紹介します。

■エントリーはドライバーではなくてシャシー

大抵、一人のドライバーにつきプライマリーカーと
バックアップカーの2台をエントリーします。
エリオだったら「3」と「3T」となります。
「3T」はバックアップカーです。
なので、シャシーだけでドライバーが未定のチームの
エントリーもあります。

■4周の平均速度で決定
アウトラップと1周のウォームアップの後に
2.5マイルを4周回、トータル10マイルの平均速度で決めます。
このタイムアタックのことを”アテンプト”といいます。

■予選は2日間
今年は21日がポールデー、22日がバンプデーです。

■ポールデー?
午前11時〜午後4時までに24番グリッドまでを決定します。
出走順は前日にくじ引きで決定。
自分の出走順をパスすることはできるが、
その場合はくじ順が一巡し終えてから先着順となる。
”アテンプト”の前には必ずピットレーン出口前にある
「テックライン=車検場」でチェックを受けることが義務付けられる。
なので、先着順とはテックラインに並んだ順を意味します。

■ポールデー?
午後4時の時点でトップ9台のタイムを全て抹消。
午後4時半から午後6時までにトップ9台は
最低1回のアテンプトが義務付けられます。
出走順はくじ引き、午後6時の終了までアテンプト数に上限はありません。
午後6時終了時点で、トップ9台のグリッドは確定になります。
この時点でのトップスピードホルダーが”ポールシッター”となります。
10番グリッド〜24番グリッドまでは暫定のままです。

■バンプデー?
午前11時から午後6時まで行われます。
25番グリッド〜33番グリッドまでを決める”第一ステージ”と
バンプアウト合戦を繰り広げる”第2ステージで構成されます。
まずはスピード順に25番グリッドから33番グリッドまでを埋めてゆきます。
場合によってはポールシッターより速い者が出る可能性もあります。
しかし、最上位は25番グリッドです。

■バンプデー?
33番グリッドまで埋まったところで
予選システムは大きく変わって”第2ステージ”
通称「バンプ合戦」が始まります。
ここから先は、10番グリッドから33番グリッドの中で
”予選スピードが一番遅い者”が”オンザバブル”と呼ばれ
これを上回る予選スピードを出した者が出た場合は
“バンプアウト=グリッド剥奪”されます。
そして、見事に予選スピードが上回ったものは
バンプデイの予選速度順に従ったグリッドが与えられます。
つまり、ポールデーにクオリファイしたとしても
予選スピードが遅ければ、真っ先にバンプアウトされることもあり得ます。


その?につづく。