【解説】インディ500 予選システム②

2011年05月11日

■アテンプトは1台につき1日最大3回まで
4周を走りきって、チェッカーフラッグを受けると
予選スピードが確定し、準じたグリッドが与えられますが
その予選スピードに不満な場合「ポール狙い」とか
「バンプアウトの危険性がる」場合は獲得したグリッドを
放棄した上で、アテンプトしなおすことが許されています。

■1回のアテンプトは2回まではやり直せる
一度グリーンフラッグを受けた場合でも
チェッカーフラッグ前に中断を宣言すれば
2回まではやり直すことができます。
この中断を「ウェーブオフ」といいます。
ウェーブオフした場合は、一度ピットに戻って
またテックラインに並びなおさなければなりません。
この「ウェーブオフ」はバンプデーの残り1時間を切った時点で
頻繁に見られます。

■気温が上がる時間帯はあえてアテンプトしない
それぞれの出走順は前日にくじ引きで決められますが、
自分の割り当てられた順番での時間帯によっては
あえて走らずにスキップすることが良く見受けられます。
気温が高い場合は空気の膨張によってダウンフォースの低下と
酸素密度の低下によるパワーダウンの発生が避けられません。
その結果、日中で最も気温が上がる午後1時〜午後4時の間では
出走を見合わせるチームが続出します。

■くじによる出走順が一巡した場合
ここからは「テックライン」に並んだ順のアテンプトとなりますが
誰も「テックライン」にいなくなった場合には
コース上はオープンとなり、全車に練習走行が許されます。
この機会を利用して、レースカーの最終調整などを行ったりします。
1台でも「テックライン」に並んだ場合はコースはクローズとなり
「テックライン」でチェックを終えたレースカーがアテンプトを開始します。

■気温が下がるラスト1時間がクライマックス
ポールデーもバンプデーもラスト1時間が最大の見所です。
各チームなるだけ気温の低い時に走りたいので
できれば、予選終了間際にアテンプトしたいところです。
しかも、アテンプトはウォームアップ2周と計測4周で
1台につきトータル5分はかかります。
しかも、前述の通り、アテンプト前には
「テックライン」で車検を受けなければなりません。
ということで、
1時間当たりアテンプトできる台数はせいぜい11台です。
なので、各チームはテックラインに並ぶタイミングから
見極める必要があります。
ぎりぎりまで待ちすぎると、時間切れでアテンプトできなくなり
早く行き過ぎると、気温がより下がるいい時間を
ライバルに明け渡すことになります。

ポールデーのTOP9セッションでは、ライバルにいい時間を与えない為に
すでにグリッドを獲得していながらも
わざとテックラインに並びなおして
時間稼ぎをするチームもあります。

まだまだ細かいことはたくさんあるのですが
とりあえず、最低限覚えておきたいポイントを挙げてみました。

そのほか質問がありましたら
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