頭部・頸部保護装置

2012年10月22日

クラッシュの際の頭部と頸部の保護装置ですが、
2002年にHANS、Hutchens、D-Celという3種類を比較テストした結果を報告したSAEペーパーがありました。
SAE Paper #2002-01-3304
さらに2004年に増補改訂版も発表されました。
SAE Peper #2004-01-3516
これらによると、未装着時に比べてHANSは著しい効果を見せましたが、HutchensとD-Celはともに未装着時とほぼ同じか、わずかな効果にとどまるというものでした。

その後Hutchens胸の周囲だけでなく、股間までストラップをめぐらせた改良型を発表しています。でも、その効果に疑問を持つプロドライバーが多いのも事実です。とくに、HANSのように常時ほぼ確実に機能するのではなく、効果が発揮できないことがあるという評判もあります。
結果、HANSがマジョリティを形成しています。

また、HANSの価格面では、モデルバリエーションも増えたことで、若干の重量増はありますが、現在は6万円くらいと、当初価格の3分の1から4分の1まで下がったモデルもあります。四輪用ヘルメットもHANS装着アンカー(金具)装着済みや、アンカー装着用穴開け加工済みで販売されるものも増え、アンカー金具装着加工料金負担を軽減したものも増えています。
ご参考まで。