実に目まぐるしく、激しいレースでした

2013年05月27日

「時速350キロのチェスゲーム」といった感じで
動きが派手の上、かつ頭脳戦を強いられる内容の濃いレースでした。

リードチェンジ68回は数字だけではなく内容を見てみると、
アンドレッティ勢の4台とカーペンター、TKのスクランブル状態に対して
後方から徐々にペンスキー勢がレースカーをアジャストしながら這い上がり
ついにはペンスキーの3台全員がラップをリードするという入り乱れぶり。

ラストスティントへ向けての各ドライバー、チームのレースカーカーアジャスト
そして、ラストピットのタイミングとピットタイムを極力詰めるための
ぎりぎりの作戦も見どころでした。

最後までグリーンであったならば
武者乱立の大変なせめぎあいになっていたでしょう。
カーブデイのフリーダム100のフィニッシュシーンの再現になっていたでしょう。


残念なのはその中に琢磨選手をはじめとするホンダ勢が絡めなかったことですね。

「まったりしたレース」
「動きがなく退屈」
などの声も聞かれますが
今年のインディ500は200周すべてが、”例年のラスト20周”のような内容でした。

ピットインごとに各レースカーのアジャスト内容やハンドリングバランスなどを
ピットリポートから情報を拾って伝えていたつもりですが
TVをご覧の皆さんに今日のレースの緊迫感が伝わっていなかたっとしたら
我々ももう少しその辺を意識してさらに工夫して実況していかなければなりません。

ちなみに自分の中で動きのないインディ500は2003年のレースでした。

苦戦したホンダ勢

2013年05月27日



ホンダ勢はトップスピードを稼ぐためにぎりぎりまでダウンフォースを削り
その結果、非常にコントロールが難しいレースカーになっていました。
ダウンフォースを削りに削った琢磨選手やガナッシ勢、レイホールは
あの結果でしたから。
5位フィニッシュしたJウィルソンは
おそらくダウンフォース多めだったのではないかと思います。

琢磨選手の走りが振るわなかったので
巷の評価は違うものになっている感じもしますが
最後のクラッシュがなくて最後までバトルがあったら
おそらくインディライツのレースのように4ワイドフィニッシュになっていたような気がします。

とくに「アンドレッティ」を応援する人たちにとっては
かなりエキサイティングなレースになっていたのではないでしょうか
それこそ史上でも記憶に残る一戦になっていたでしょう。

61周目のリスタートから197周目までは133周の連続グリーンラップで
1976年にコーションシステム導入以来の最長記録でした。
それだけに、レース後半はハイペースの中で集中力の維持することは
相当タフだったのではないでしょうか?

トータルコーションラップ21周は史上最初です。

レースアベレージスピードは時速187.433マイル(299.9キロ)は
1990年の185.981を破る23年ぶりの新記録になります。

ラップリーダー14人は新記録です。

完走26台は新記録です。

68回のリードチェンジは史上最多、昨年の34回の2倍です。

新記録更新の多かったインディ500でした。

放送は4時間45分でした。
これもGAORAインディ500生中継では最短かな?

【本日のクラッシュ】
松田さんのレッドブルがデスク上にぶちまかれる。
予備マイクとカフは修理かなあ・・・・・。