アンチロールバーアジャスト

2013年06月18日

今週末、試験に出ます。

レース中のハンドリングバランスを調整するには
ピットストップ時に行うフロントウイングアジャストと
タイヤの空気圧の変更があります。

そのほかに
ドライバーが走行中に行う調整に
アンチロールバー(スウェイバー)アジャストがあります。
アンチロールバーは左右のサスペンションを連結するばねです。

コクピットのシート左側に2本のレバーがあって
このレバーを前後に動かすことによって
フロント、リアのロール量を変化させてそれぞれのグリップを調整します。
下の写真では2本を同時に右側に倒せばリアのロール量が増え
左側に倒せばフロントのロール量が増えます。

ロール量が増えるほうがよりタイヤに荷重が乗りグリップが増えます。

下の写真はフロントサスペンション部分ですが
オーバルで左ターンの時にはサスペンションは遠心力で
右側(赤)が沈み込んで、左側は(黄)は伸びようとします。


沈み込む側は①を回転軸にスプリングを縮めると同時に
アンチロールバーにつながるロッドが③に回転力を伝えます。

伸び側はスプリングが伸びて②を回転軸に
サスペンションアームが下がりアンチロールバーにつながるロッドが
③に回転力を伝えます。

③の下には板ばね状のアンチロールバーがあり
コクピット内のレバーを操作することにより
アンチロールバーが回転して③の軸の回転を
きつくしたりゆるめたりします。
緩めればサスペンションアームの動きは
左右が別々に自在に動いてロール量が増え
きつくすれば左右のサスペンションアームの自由は奪われます。

同じシステムがリアサスペンションにもあり
それぞれをアジャストしてハンドリングバランスを調整しています。

オンボードカメラ映像で
左手で何かをいじってるシーンがあれば
このアンチロールバーアジャストです。