ウィル・パワーから勝利を奪い取ったコンウェイ

2014年04月24日



今週末の生中継に備えて、ロングビーチ戦の録画をおさらいしていましたが、コンウェイの見事なレース運びにあっぱれです。パワーの開幕2連勝を運と実力で阻止して優勝をもぎ取りました。そもそもコンウェイの予選は17位で琢磨選手よりも後ろ。本人にとってもこの結果は驚きでしょうが、レースを振り返るとやはり、レースに勝つためのすべての努力がそこにはありました。

○ハードタイヤでの頑張り
予選17位ということで、自動的に新品のソフトタイヤが2セット手元に残りました。ということは、スタートでの新品ハードタイヤでどこまで頑張れるかが最初の仕事でした。ピットインするまでの22周で4台抜いての13位までポジションアップしています。

○リスタート後のジャンプアップ。
その後の2セットのソフトタイヤの走りではリスタートごとに順位をアップさせています。リスタート直後の31位周目には9位へアップし、さらにリスタート45周目では7位にアップしています。

○早め早めのピットインが大成功
1回目のピットストップをフューエルウインドウから逆算して22周目と早めに入り、その結果2回目も53周目と他よりも早めのタイミングとなりました。2回目のストップまでに6位にまで上がってきています。

○うまくすり抜けたコンウェイ
例のターン5での多重クラッシュで、最初にすり抜けたのはパワーでしたが、それに続いていたコンウェイも見事にすり抜けました。この動物的カンによるものだったのか、しっかりと見えていたのか、さすがでした。

○大外がりでパワーをオーバーテイク
多重クラッシュ明けのリスタートではどのみち燃料が足らないディクソンとウィルソンは置いといて、このままいけば3位のパワーと一騎打ちになる展開でした。しかし、この最後のチャンスをコンウェイは見逃しませんでした。ぎりぎりのブレーキングでパワーをアウトサイドからパスすると、一気にウイルソンのテールに食らいつきました。結果的にウィルソンはディクソンと接触して走行不能になりましたが、コンウェイからのプレッシャーを感じたのかウィルソンは強引にディクソンに仕掛けて接触してしまいました。コンウェイはその接触寸前にはウィルソンのインサイドをうかがっていたので、前に出るのは時間の問題だったでしょう。しかし、どのみちウィルソンもディクソン同様に1ストップが残っていました。

○Wパワーの開幕2連勝を阻止
燃費セーブでダラダラと走るディクソンにアタマを抑えられながら、後方からのWパワーの攻撃を受け続けましたが、そのパワーはP2Pがすでに打ち止めではあったものの、コンウェイのフロントウイングはオープニングラップの接触でダメージを受けていました。残り10周のリスタートでも絶妙なダッシュでWパワーをしのいで最後までポジションを守り通しました。

こうしてみてみると、ハードタイヤで巧みに戦い、アクシデントを巧みに回避して、かつ着実に前を抜いていてポジションをアップするという何か耐久レース的な戦い方で勝利をものにしたといった感じですね。