フォイトファミリーワインがコレクターズシリーズ第2弾を限定発売

2014年12月31日



AJフォイトがオーナーを務めるフォイトファミリーワインは1964年のAJフォイトのインディ500の2勝目から50周年を記念して2011年産カルベネソービニョンを原料としたコレクターズシリーズの第2弾を限定発売しました。 価格は$105.99。ウェブページからも購入できます。
http://www.foytwines.com/prod-361376/2011-Mt-Veeder-Reserve-Cabernet-Sauvignon-First-50-Orders-Include-Foyt-Family-Wines-Box.html

1964年のインディ500でAJフォイトは予選5位でのスタート。146周をリードして、これまでより時速4マイル以上速い147.350mphのレースレコードで優勝しました。これは4気筒フロントエンジン搭載の”ロードスター”による最後のインディ500優勝にもなりました。

今回のボトルには当時のレースカーの油絵が使用されています。


この1964年のインディ500はこの後に大きな影響を及ぼしました。まずはグッドイヤーが参戦を開始して、ファイアストーンとのタイヤ戦争が勃発。2周目の最終ターンでマルチカークラッシュが発生して2名のドライバーが亡くなるという大事故となりました。

この事故をきっかけに翌年からガソリン燃料の使用が禁止になりました。これまではガソリンとメタノール、軽油など複数種類の燃料に使用が許されていました。同じ排気量ではメタノールエンジンのほうが圧縮比をより高くできるために、ガソリンエンジンに比べて高出力にできるという利点があったからです。ただし、燃費はガソリンの約半分という弱点もありました。

インディカーでは「ガソリンは爆発しやすいからアルコール燃料が使われるようになった」という話を聞くことがありますが、正確には1964年の事故をきっかけにメタノール以外の燃料が禁止されたということになります。アルコール燃料自体は戦前から使われていました。

みんなが(独断で)選ぶ2014シーズン名シーン ⑥

2014年12月30日

稲岡靖弘さんが選んだインディ500の予選映像から
マイナス角度のリアウイング。


上の映像は予選アテンプト中の琢磨選手のレースカー。
リアウイングがマイナス10度あたりに設定されています。
レギュレーションではマイナス11度まで許されています。
もうこの位置からはリアウイングにあるスポンサーロゴは見えませんね。

で、下は決勝レースでのRハンターレイのレースカー。


こちらはわずかながらプラス角度になっています。
その差は10度近くもあるということです。

なぜ、そのような設定になるのか。

インディカーは車体全体がダウンフォースを発生するウイングカーなので、前後のウイングはあくまでもハンドリングバランスを取るためのものになっています。なので、1台だけのクリアラップでフレッシュタイヤスタートで4周(+ウオームアップ2周)だけの予選アテンプトでは”最大限に空気抵抗を減らすために”フロントはほぼ水平、リアウイングはマイナス角度に設定します。

33台が一斉にスタートし、フルタンクから30周前後のロングランが必要となる決勝レースではダーティエアの中でもハンドリングバランスの安定性が求められれます。なので、予選アテンプトの時よりも大きなダウンフォースを得ようとわずかにウイングを立てた状態になります。

しかし、ウイングアングルがあれば安定してターンを走れますが、逆にウイングを立てるほど空気抵抗は増大してストレートでの最高速度が下がってしまいます。ストレートが長いインディアナポリスでは最高速度の差は大きく響きます。しかし、ダーティエアに飛びこまなければオーバーテイクはあり得ません。そのトレードオフをどうするかが悩ましいところです。

なので、最高速狙いでウイングを寝かしたレースカーは集団に埋もれると途端にペースが遅くなり、ウイングを立てたレースカーでは集団では安定走れるものの、ストレートでは後続にキャッチされやすくなります。

今年、2014年のインディ500再放送や録画を見るときは、これらの点に注意してみてみてください。ピットストップごとに行われるフロントウイング調整が立てる方向か寝かせる方向だったかも覚えておくのをお忘れなく。


Straight No Chaser が”(Back Home Again in) Indiana”を斉唱

2014年12月24日



2015年開催の第99回インディ500のレース前セレモニーで恒例の”(Back Home Again in) Indiana”を歌うパフォーマーが決定しました。

1996年にインディアナ大学で結成されたアカペラグループの”Straight No Chaser ”が1972年から35回にわたってこの歌を歌ってきたジム・ネイバーズに代わってこの大役を引き受けます。メンバー10人全員がインディアナ大学の卒業生で2007年にyoutubeに楽曲をアップロードしてから一気にブレイクし、トータルで6000万以上ものアクセスを記録しています。

インディアナポリス モータースピードウェイのダグ・ボールズ社長のもとには来年のパフォーマンスに関して多くの問い合わせやシンガーの推薦があったそうですが、「この伝統的イベントにふさわしくインディアナ州と強い関係があってこのパフォーマンスの位置づけをしっかりと理解している素晴らしいグループに大役を任せることができた。」とコメントしています。

“(Back Home Again in) Indiana”は第2次大戦後の復帰レースとなった1946年からレース前セレモニーに歌われ始め、1948年からは現在と同じくスタートコマンドの直前にパフォーマンスされるようになりました。

ハンターレイがレースオブチャンピオンズに参戦

2014年12月17日



様々なレースカテゴリーの上位選手たちが集まるレースオブチャンピオンズが今年はカリブ海に浮かぶバルバドスで開催されました。

アメリカからはインディカー代表としてRハンターレイ、ストックカーレース代表としてカート・ブッシュ、トラックレース代表としてロビー・ゴードンが参戦し、それぞれの参加グループで3人とも勝ち進んで準々決勝に残りました。

しかし、次の準決勝では3人全員が敗退。
RハンターレイはFIS欧州F3チャンピオンのエステバン・オコンに敗れ、Kブッシュは豪スーパーV8チャンピオンのジェイミー・ウィンカップに敗れ、RゴードンはメルセデスF1リザーブドライバーのパスカル・ウェーレインに敗れ去りました。

結局、今年のレースオブチャンピオンの座に輝いたのはF1で通算13勝をあげ、現在は英国でF1中継の解説を務めるデイビッド・クルサードでした。クルサードはメルセデスF1リザーブドライバーのパスカル・ウェーレインを破っての優勝でした。

新型インディライツのエンジンにマツダの名が冠される

2014年12月13日



2015年シーズンからシャシー、エンジン共に一新するインディライツのエンジンにマツダの名前が冠されることになりました。

これで、インディカーへのステップアッププログラムである”Mazda Load to Indy”を構成するインディライツ、スターマツダ、USF2000の3カテゴリーすべてでマツダがシリーズを支援することになりました。

これまでのインディライツは日産製のV8、3500㏄自然吸気エンジンを使用していましたが、2015年よりアドバンスドエンジンリサーチ(AER)が開発した2000㏄ターボエンジンを使用します。エンジンパワーは約450馬力でシーズンを通じて使用されることになっています。AERとマツダの協力体制はアメリカンルマンシリーズ参戦から体制から続くものとなっています。