さらに安全性を進化させるインディカー

2015年01月15日

2014年からロードストリート用のヘッドサラウンド(便座みたいな形のやつ)に低反発フォームが使用されるようになりましたが、オーバル用のヘッドサラウンドはゴム素材が使用されるようになります。

従来はケブラー素材が使用されていましたが、振動などでヘルメットが揺れるとこれに当たってドライバーの頭部に細かく衝撃が伝わってしまうので、より柔軟な素材に変更されます。

さらにコクピット内のドライバーの大腿部を両側から挟み込むようにカーボン製のパネルが装着されて、横からの衝撃に対してドライバーの大腿部を骨盤を守るようになっています。これに伴い、従来は左側にあった前後のスタビライザー調整レバーは左右に一本ずつ分かれて配置されるようになります。

2015年からはエンジンメーカ別のエアロパーツが導入されて空力戦争がはげしくなることが予想されますが、合わせて安全性の拡大措置が取られることになりました。サイドポッドに通じるアンダーパネルの部分を大きく三角形に切り取って車体の浮き上がりを防止します。


そして、ここ数年で急激に増加しているクラッシュ時の手首を負傷に対してステアリングダンパーを装着されることになりました。これでクラッシュ時に急激にハンドルが持って行かれることで手首を骨折する事故をだいぶ減らすことができるでしょう。

センサーが通常では考えられないような速さでハンドルが切られると油圧でハンドルの回転を減速させてドライバーの手首が急激に持って行かれないようにするというものです。


そしてもう一つの安全対策はコクピット前縁部手前に垂直上にフィンを装着して、飛んできた破片がドライバーの頭部に直撃しないようにするものです。これはドライバーの視界を極力奪わないようにテストが現在も行われていて1枚タイプか2枚タイプのどちらが効果的か研究が続いています。