JPモントーヤ、勝利への作戦

2015年03月31日



残り50周からマッチレース状態となったJPモントーヤとWパワー。ターニングポイントは49周目の3回目のピットストップでした。

ここでWパワーは予選で使用した中古ソフトタイヤを選択しましたが、JPモントーヤは新品ハードタイヤ(皮むき済)をチョイスしました。このスティントは2回のフルコースイエローを挟みながらも33周~34周の最長スティントになりました。

こちらの予想では80周過ぎでラストピットにするにはロングランを余儀なくされるので、中古ソフトを履いたWパワーが先にタイヤを使い果たしてピットインし、前が空いたところでハードタイヤのJPモントーヤが最後は数周余計にプッシュして少ない給油量でピットタイムも短くして前に出る作戦をとるかと思いました。

しかし、実際にはWパワーはタイヤを使い果たして80周目から急激にペースダウン。それに付き合うことを嫌ったJPモントーヤは82周目で先にピットイン。アウトラップを猛烈にプッシュして83周目にピットインしたWパワーの前に出ることに成功しました。

Wパワーのラップタイムです。

L78  01:02.8912    
L79  01:03.0374
L80  01:03.3627
L81  01:03.7633   (モントーヤIN LAP)
L82  IN LAP      (モントーヤOUT LAP)
L83  OUT LAP    (JPモントーヤは01:02.0732の自己ベスト) 

ピットタイムはモントーヤ=8秒7 パワー9秒4。
ピットイン前のWパワーとピットアウト後のモントーヤでは1秒7もの差があります。
これでモントーヤがWパワーの前に出ました。

ピットアウト直後はかなりプッシュしたモントーヤは最終ラップに入るときには01:03.3568までペースダウンしていましたが、接触でフロントウイングにダメージを負ったWパワーには逆転のチャンスはありませんでした。

14年ぶりのインディカー復帰となった去年の開幕戦では予選19位、決勝14位と”我慢のレース”を強いられただけにこの勝利は大きいですね。

スタジオBGMはこちらでお聴きいただけます

2015年03月31日



今年からスタジオBGMとして提供いただきました飯島玄麒さんの「Road to Summer’s end」のフルバージョンをこちらでお聴きいただけます。
https://youtu.be/dpdVfNKfdCg

去年使用していた「To the Next Stage 」もこちらでお聴きいただけます。
https://youtu.be/hwVZGJqKcf4

飯島玄麒さんのライブ情報などはこちらです。
http://ameblo.jp/genkiiijima

新型エアロキットのせいでフルコースイエローが多発?

2015年03月30日



今回の開幕戦は5回のフルコースイエローで24周のコーションラップでしたが、例年と比較しても突出して多いわけではありませんでした。

2015年 5回 23周
2014年 2回 10周
2013年 4回 29周 
2012年 3回 15周
2011年 5回 13周
2010年 5回 23周
2009年 7回 28周
2008年 6回 29周

序盤の接触が多かっただけに破片落下よるイエローが3回ありましたが、あれだけの接触であれば従来のパーツでもコース上に破片は落下しているでしょう。レース後半は無理をするドライバーも減って、ラスト50周は結局ノーコーションでした。つまりレース序盤は無理なパッシングによる接触が多すぎたということです。しかもホンダのドライバーに。

ダウンフォースが若干増えたので、レース序盤はターンの入り口で無理しすぎたドライバーが多かったのではないでしょうか。基本的にフロントウイングを破損するということは追突していることになるのですから。

予選インタビュー編集中

2015年03月29日


大阪のホテルに到着して仮説編集室を設営して琢磨選手の予選インタビュー他を編集中。ノンリニア編集機にハードディスクドライブ、XDCAMドライブなど大荷物です。事前編集にも相当の時間を費やしています。

今回は非常に残念ながら生放送はないのですが我々は大阪のスタジオで生実況します。生でやらないとライブタイミングも見られませんし、なにより電話インタビューができません。

生中継であれば放送枠を拡大して事前テストで取材してきたインタビューや新型エアロの解説などいろいろできるのですが、放送枠が3時間と確定しているので残念ながらそれもできません。

去年の途中か国際映像にはオープニングもプリレースが来なくなってしまいましたが、今年は体制が変わって国内放送と同様に国際映像もスタートするとのこと。現地からプリレースのランニングオーダーが届くまで信用できないので、Vは多めに作りました。

今週末は春休み最後の週末とあってか新幹線がすごい混んでいました。3列席の真ん中しか空いていなくて、通路側を取るには40分後の電車しかありません。仕方なく次の電車で発券しましたが運よく両側は若い女性で、そのの真ん中ということになりましたが、このBLOGを更新したり資料まとめたりで忙しい2時間半でした。

予選でのタイヤの使用状況から決勝を占う

2015年03月29日



今回はプライマリー(ハード=ブラック)タイヤが5セット、オルタネート(ソフト=レッド)タイヤが3セットで110周の決勝レースを含むすべてのセッションをこの8セットで賄います。オルタネートタイヤは予選開始までは使えないルールになっています。

予選は3段階で行われるノックアウト方式で、1stセッション(Q1)で2グループそれぞれの上位6台が2ndセッションに進出。2ndセッションでは上位6台がファイアストンファスト6(Q3)に進出して、その6台で3列目グリッドまでを決定します。

それぞれの予選セッションでは路面がきれいになるまではハードタイヤで3周くらいしてハンドリングバランスなどを確認してピットイン。その後はソフトタイヤに履き替えて2~3周ほどタイムアタックするというのが王道です。

ここで重要なのは、ソフトタイヤに履き替えた後はタイムが出ないからと言って周回を重ねないということです。せいぜい4周くらいでやめます。というのもソフトタイヤは3セットで予選だけだはなく決勝レースでも使うので、決勝に残しておく必要があります。

今回は110周のレースなので3ストップ4スティントあります。つまりタイヤは3回交換し、ぜんぶで4セットを使用するということです。

上のタイヤチャートを見てわかるとおり、TOP6は新品のソフトタイヤを2セット使用しています。つまり決勝レースで使える新品ソフトタイヤは1セットだけであとは予選で使用したものを再利用することになります。なので予選で使い切らずに決勝レースに温存することも重要なのです。

エリオ、パジェノー、ブルデイはQ3でユーズドのソフトタイヤ2セットを使いました。琢磨選手はユーズドのソフトタイヤを1セット2周だけ使っています。Wパワーは3周使いました。琢磨選手の方が1周分だけフレッシュです。

おそらく決勝レースではハードタイヤは1スティントのみ使用して、残りはソフトタイヤでくるのが定石でしょう。この1周分のアドバンテージを琢磨選手はどう生かすのかが注目です。