レース中の無線交信

2015年04月16日



レース中はピットとドライバーの無線交信のほか、様々な無線連絡が行われています。

ドライバーと直接無線交信するのは基本的に各チームのレースストラテジストが担当します。琢磨選手のチームでいえばラリー・フォイト(写真右手前)です。ピットインの指示やレースの周回数の他、様々なレースに関する情報を琢磨選手に伝え、琢磨選手からのリクエストに対する応答も担当します。

基本的に琢磨選手の声はピットのエンジニアやメカニックも含めて全員が聴くことができますが、ドライバーに直接話しかけることができるのはラリー・フォイトだけです。また、ラリー・フォイトとメカニック、エンジニアへの無線交信はトーンスケルチやデジタルコードスケルチを利用してドライバーには聴こえないようになっています。

レースコントロールからピットの各チームには無線でレースに関する重要事項が一斉通知されます。この無線はレースストラテジストの他、スポッターなどが常時モニターしなければならない決まりになっています。AJフォイトレーシングではラリー・フォイトの他にチーフエンジニアのドン・ホーリデイ(写真奥)とチーフメカニックのトム・ハウワットが聴いています。

その他にもチームには双方向インスタントメッセージシステムがレースコントロールから支給されて直接チームとレースコントロールがやり取りできるようになっています。

実施のレース中にレースコントロールがどのような無線通知をしているのかをアップロードしました。
https://youtu.be/OvukbMZ87y0

私が2010年のミッドオハイオ戦を現地取材に行ったときにビデオカメラに録音したものです。スタートコマンドからチェッカーフラッグまでノーカットです。レースコントロールの他、琢磨選手のチーム無線(KVレーシング)と武藤選手のチーム無線(ニューマンハース)が入っています。

ピットインの時や最終ターンへ撮影に行っている時以外も無線録音のためにカメラはまわしっぱなしです。

このレースは予選4位だった琢磨選手が最初のピットストップでオーバーランして大きく順位を下げて、そのリスタート後にコースアウトしてリタイヤという結果に終わっています。武藤選手は予選12位からオクラッチトラブルでほぼ最後尾まで下がりますが、ラスト5周でバンバン前を抜いて18位まで上がってきています。

0:00:00 スタートコマンドふり
0:06:20 レーススタート
0:36:20 最初のイエローでピットオープン
0:37:50 1回目のピットストップ
0:44:26 リスタート
0:45:15 琢磨選手ターン4でコースアウト
0:46:00 武藤選手、Aロイドのブロッキングに文句
1:05:50 ハーフウェイ
1:21:49 リードチェンジ
1:24:00 武藤選手2回目のピットイン クラッチトラブルでスタートできず
1:26:55 リードチェンジ
1:28:10 リードチェンジ
1:43:00 このあたりから武藤選手が猛烈な追い上げ
1:48:11 残り10周

このようにレースコントロールからはイエローやリスタートに関する告知の他、残り周回数やフルコースイエロー発生時のレースリーダー、リードチェンジなど様々な情報が流されます。

レース中に武藤君とピットのキム・グリーンが無線でケンカを始めた伝説のデトロイトの録画テープは行方不明・・・・。


ルイジアナGPでのペナルティを発表

2015年04月16日



4月15日にインディカーは先のルイジアナGPで審議中であった案件に以下のペナルティの裁定を下しました。

Rハンターレイに対して「さけるべき接触(ルール9.3.3)」があったとして、ドライバーズポイントの3点減点と3レースの保護観察処分。

Fドラコーネに「ピットでの接触(ルール7.10.1.8)」があったとして10000ドルの罰金と6レースの保護観察処分。

Mアンドレッティに「ピット作業中にヘルメットバイザーを下げていなかった(ルール1.6.5.1.1)」として500ドルの罰金。

デイルコインレーシングのピットクルーに「給油中にバイザーを下げていなかった(ルール1.2.7.2(f))」として500ドルの罰金。

アンドレッティオートスポーツのピットクルーに「ピット作業中のタイヤの管理を怠った(ルール7.9.6、ルール7.9.11)」として500ドルの罰金。

KVSHレーシングのピットクルーに「ヘルメット未装着でピットレーンに出た(ルール1.2.7.2(g))」として500ドルの罰金。