インディ500の予選システム

2015年05月14日

2日間の予選日で4つのセッションを設け、よりエンターテインメント性を高めたものとなっています。
現時点でドライバーは34人分のエントリーがあるので1人は予選落ちします。

基本ルール
①決勝フィールドは33台
②4連続4周の平均速度で順位を決定
③ドライバーではなくレースカーでエントリー

予選1日目 5月16日
(10:45a.m.-5:50 p.m. ET)

○1セッションで上位30台の暫定グリッドを決定
○エントリー1台につき、最低1回の4周のアテンプトを行う
○出走中は前日にくじ引きで決定
○くじ引きによる出走順が一巡した場合は再アテンプトは車検場先着順に出走
○車検後には左側の「プライオリティレーン」と右側の「バックアップレーン」の2列のいずれかに並ぶ
○「プライオリティレーン」はクオリファイスピードを抹消してのアテンプトし直し
○「バックアップレーン」はクオリファイスピードを維持してのアテンプト
○プライオリティレーンはバックアップレーンより優先してアテンプトできる
○10位から30位までは決勝進出確定、日曜日に全車再度アテンプトしなおしてグリッドを確定。
○トップ9台は日曜日の「ファスト9シュートアウトに進出」

予選2日目 5月17日
(10:00a.m.-12:15 p.m. ET)
○土曜日の記録は一度リセットし、10位から30位までのレースカーは
スピードの遅かった順にもう一度1発勝負の4周アテンプトをやり直し
そのスピード順にグリッドを決定する。
※前日のスピードの遅い順にアテンプトするというのがポイントですね。

(12:45-1:30 p.m. ET)
○土曜日の31位以下のレースカーはスピードの遅かった順にもう一度アテンプトをやり直す
○時間がある限りアテンプト回数は無制限
○出走順が一巡した場合は車検場先着順に出走
○車検後には左側の「プライオリティレーン」と右側の「バックアップレーン」の2列のいずれかに並ぶ
○「プライオリティレーン」はクオリファイスピードを抹消してのアテンプトし直し
○「バックアップレーン」はクオリファイスピードを維持してのアテンプト
○プライオリティレーンはバックアップレーンより優先してアテンプトできる
※このセッションが従来のバンプアウト合戦になります。

(2-2:45 p.m. ET)
○ファスト9シュートアウト
○土曜日のスピードの遅い順から4周アテンプトを行い速い順に3列目までのグリッドを決定。
1発勝負。

インディ500予選でよく使われる専門用語

2015年05月14日

スピードレベルが他のコースとは全く違うインディ500の予選では他ではあまり使われない専門用語が出てきます。

【トー、トーイング】TOW

日本語では「牽引」。
いわゆるドラフティングのことでストレートで前にレースカーが走っているとその空力影響を受けて”牽引”された形となって速度が増すこと。インディアナポリスモータースピードウェイではストレートの半分(約500m)は影響が出るということで、単独走行を想定した予選シミュレーションではトーイングは敬遠される。また、あまりにもトーイングと単独走行では速度が違うので今シーズンからLTにはトーイングありとトーイングなしのスピードが表示されるようになった。

【トリム】TRIM
直訳するとバランス調整のこと。
インディカーでは予選用にハンドリングバランスを取った設定のことを”予選トリム”ということがあります。”レーストリム”という言い方もあります。

【アテンプト】ATTEMPT
直訳すると「試み」
いわゆる”予選アタック”のこと。インディではアタックと言わずにアテンプトという。

【クオリファイ】QUALIFY
アテンプトして4周を走り切って暫定グリッドを獲得すること。

【ウェーブオフ】WAVE OFF
アテンプト中に4周目を消化する前にカーオーナーがピットでイエローフラッグを掲示してアテンプトを中断すること。

【オンザバブル】ON THR BABBLE
予選落ち瀬戸際のポジションにいること。今回はセッションによって9位、30位、33位がバブルに該当。

【バンプアウト】BUMP OUT
直訳ではじき出されるということ。
バブルにいたドライバーを上回るスピードが出るとバブルにいたドライバーはそれぞれの予選圏外にはじき出される。圏内に戻るためには再アテンプトするしかない。何人かのドライバーでバンプアウトを繰り返すことを”バンプ合戦”と言う。
今年は土曜日に、TOP9に入るかどうかのバンプ合戦。TOP30位に入るかどうかのバンプ合戦があり。日曜日の2回目のセッションでは決勝レースに出られるかどうかの無慈悲なバンプ合戦が展開される。

【テックライン】TECH LINE
アテンプト前に義務付けられているピットでの車検待ちのライン。

【シュート】Shute
短い方のストレートのこと。ターン1~2側を「サウスシュート」、ターン3~4側を「ノースシュート」と言います。

【グルーブ】GROOVE
いわゆる走行ラインのこと。オーバルではラインと言わずにグルーブという。

【グレー】GRAY
コース上のグルーブの外側の灰色のところ。グレーに乗ると一気にグリップを失う。

【ガソリンアレイ】GASOLINE ALLEY
インディアナポリスモータースピードウェイのガレージエリアのこと。

【ブリックヤード】BRICK YARD
スタートフィニッシュラインの所に1ヤード分だけ残された1911年当時のレンガ舗装部分のこと。NASCARのデイル・ジャレットだか誰かが始めたためにレース後にウィナーはここで”土下座”することが恒例行事に。

やばい、だんだん”悪魔の辞典”になってきた。
思いついたら追加します。
他ににわからない専門用語があったらコメント欄で教えてください。


第99回インディ500 4日目情報

2015年05月14日



○ムニョスがトップスピードをマーク
セッションラスト30分で4人のドライバーらによってトップスピードが塗り替えられましたが最終的には230.121 mphをマークしたCムニョスが4日目のトップスピードをマークしました。当初は単独走行でのテストを狙っていましたが、どうしてもトーイングの影響は避けられないと判断して、積極的にドラフティングでの走行を念頭に置いてのテストに切り替えたようです。
http://www.imscdn.com/INDYCAR/Documents/3240/2015-05-13/indycar-results-p3.pdf


○Hカストロネベスが横転クラッシュ

セッション開始から45分後にHカストロネベスがターン1でスピンし、後ろ向きになったままで宙に舞い横転しました。Hカストロネベスにけがはなく、直ちにバックアップカーに乗り換えてテストを継続しています。
https://www.youtube.com/watch?v=bQZ0mnJKllU

○Pマンがターン4でクラッシュ
ターン4出口でリアが流れてインサイド側のウォールにクラッシュ。インディアナ大学病院に搬送されて診断を受けましたが、出走に問題なしということですぐに退院しています。
https://www.youtube.com/watch?v=29XoVcDF95I

○Hカストロネベスにペナルティ
前回、インディGPオープニングラップでのマルチカークラッシュの原因を作ったとしてHカストロネベスにドライバーズポイント8点減算のペナルティが課せられました。レース後にレーススチュワードがすべてのアクシデントをあらゆるカメラ映像とデータなどで精査した結果、この裁定に至ったとのことです。

○ベライゾンが通信回線を増強
インディカーのシリーズスポンサーを務めるベライゾンはインディアナポリスモータースピードウェイでの通信環境を大幅にアップグレードすることを決定しました。4G-LTE回線に力を入れるベライゾンはレースデーには2013年の3倍の通信容量を確保するとしています。


○Sブルデー
2回目の出走となるチームメイトのブライアン・クローソンの88をシェイクダウン。
Bクローソンは2012年にSフィッシャーから出走し予選は31位。46周でメカニカルトラブルで30位に終わっています。

○ジェイムス・デイビソン

デイルコインの19に29歳のオーストラリア人、ジェイムス・デイビソンが乗ることが決定。この日にリフレッシャーテストを完了。デイビソンは去年のインディ500ではKVレーシングテクノロジーからエントリーして予選28位から16位フィニッシュしています。

○佐藤琢磨
226.144mphで24位。セッション終了20分前にターン1でスローダウン。右後輪のベアリングトラブル。この日は予選トリムとトラフィックのテストプログラムを行いました。

【速報】デイルコインの19番はジェイムス・デイビソン

2015年05月14日

デイルコインの19はFドラコーネに代わって29歳のオーストラリア人、ジェイムス・デイビソンとなるようです。デイビソンは去年のインディ500ではKVレーシングテクノロジーからエントリーして予選28位から16位フィニッシュしています。