2日連続で発生した横転事故を考察する

2015年05月15日

2日連続で発生したエリオとニューガーデンの横転事故ですが、共通点があります。

“DW12”になってからは派手な単独スピンはかなり減ったのですが、それでもIR-09や”DW12″の時はリアが抜けてスピンしてもせいぜい90度の回転くらいでリアからウォールにヒットするケースがほとんどでした。

つまり、以前はリアが流れて車体が横を向いてもある程度のダウンフォースが効いて減速していたということになります。

新型エアロが導入されてからの今回のアクシデントでは2台ともリアが抜けてからはスピンでのローテーション速度も速くて180度以上回転して叩きつけられるようにウォールにヒットして、その後ろ前の姿勢がしばらく維持されて舞い上がっています。

これを防止するための有効的な手段の一つは車体センターへのバーチカルウィッカーの装着です。IR-07導入初年度もインディ500でこのバーチカルウィッカーが途中で導入されたと思います。

バーチカルウィッカーは正式には「モノコック・センターライン・ウィッカー」と呼ばれ、この5月14日から装着がオプションとされていますが、装着が義務付けされ、さらに装着長さと高さがふやされるる可能性が高いでしょう。


5月6日には装着のお達しが出ているので、今回の横転事故はある程度事前に危惧されていたのかもしれません。

第99回インディ500 5日目情報

2015年05月15日



○最速はSパジェノー
予選トリムを集中的に行ったSパジェノーが228.793mphをマーク。スポンサーのAVAYAは通信機器、ネットワーク機器のメーカー。

○Hカストロネベスはバックアップカーで走行

昨日にターン1で横転したHカストロネベスはこの日もバックアップカーで走行。226.084mphで18位。

○Jニューガーデン
ターン1でスピンして横転。ニューガーデンにけがは無し。
https://www.youtube.com/watch?v=THfIvk628eo

○Sデシルベストロ
おととい車両火災に見舞われ、修理が続いたものの今日からプラクティスに復活。225.160mphで27位。

○Pマン
昨日ターン4でクラッシュし今日は1日レースカーを修理に費やす。出走なし。スポンサーは乳がん検診啓蒙機関で下記のキャンペーンをPマンと共に実施。
https://www.indiegogo.com/projects/the-pink-get-involved-campaign-2015
100ドルを寄付するとコクピット内に名前を貼って一緒にインディ500を走ることになります・

https://www.youtube.com/watch?v=7TextTd-iYY

○Tボーティエ
デイルコインの19をドライブするJデイビソンに代わってこの日はレースカーをテスト走行し、予選もデイビソンに代わって行う模様。デイビソンは今週末にカナダで開催されるツーリングカーレースに参戦するため。決勝はデイビソンは最後尾に。ボーティエは逆に再来週はGTの耐久レースに出場。ボーティエはこの日にリフレッシャープログラムを終了したうえで93周を走り225.406mphで24位。


○Bラジアが出走
1996年チャンピオンのBラジアがラジアレーシングパートナーズからエントリー。チームマネージャーはラリー・カリー。チーフエンジニアはパンサーレーシングにいたデイビッド・クリップスで悪くない体制。ショートエンジンプログラムでの参戦のために走行距離に制限があって今日から出走開始。これで34名すべてのドライバーが出そろう。

○佐藤琢磨
この日も予選トリムとレースセットアップで単独走行とトラフィックの両方を試す。226.290mphで17位。
多少のやり残しはあったものの両方で成果は得た模様。

○明日から予選ブースト
明日から予選2日間まではターボブーストが130kPaから140kPaへ。これにより約40馬力はアップする模様。

インディアナポリスに到着

2015年05月15日



現地午後5時半にインディアナポリスに到着。お迎えは1972年2位のアル・アンサーがドライブしたパーネリ/オッフェンハウザー。

今日は風向きがいつもと逆だったために着陸寸前にスピードウェイ上空を通過しませんでした。久しぶりに逆向きの風でしたが残念です。ということは今日はトラック上のセッティングでも逆風用のものになりますね。

この10年間泊まっていたホテルがSleep InnからMotel 6に代わってました。