デトロイトのバックストレートがよりストレートに

2015年05月28日



川の中州にあるベルアイル公園のレーストラックですが若干のコースレイアウト変更があります。

コースマップで上のほうにあるターン7の手前のドッグレッグがなくなって直線になります。これによってターン3同様なパッシングゾーンとなりそうです。

これは4億円をかけたコース改修の一環で、あわせて1マイル近くの路面も新たにコンクリートに再舗装されています。


オフィシャルのコースマップでは2013年バージョンからターン7手前はストレートに変更されていましたが、去年までは実際にはドッグレッグが残っていました。

【デイルコインレーシング】
デトロイトデュアルは18はトリスタン・ボーティエ、19はロドルフォ・ゴンザレスがドライブします。

ヒンチクリフが退院

2015年05月28日



5月18日のプラクティスでクラッシュし、入院していたJヒンチクリフが現地27日にメソジスト病院を退院しました。

ヒンチクリフはインディアナポリスの自宅にてしばらく療養することになります。まだレース出場の許可は出ていません。

今週末のデトロイトデュアルにはコナー・デイリーがJヒンチクリフに代って出場します。

琢磨選手、3周遅れからの追い上げ

2015年05月28日

オープニングラップでのアクシデントで2周遅れになってしまった佐藤琢磨選手のラップバックの過程を見てみましょう。

44周目

12周目のリスタートいらい最初(トータル5回目)のストップ。アンダーグリーン。この時点で2周遅れの31位。

54周目

アンダーグリーンが連続してSディクソンに追いつかれる。これで3周遅れの31位。

64周目

クローソンの単独クラッシュで2回目のイエロー。ここでステイアウトしてリーダーの前へ。


ルール上、レースリーダーとペースカーの間にいるレースカーはレースコントロールの指示を受けて、ペースカーを抜いて隊列の最後尾へ。これで、1周ラップバックして2周遅れの30位へ。

114周目

セルビアとカーペンターのクラッシュで3回目のイエロー。トップ勢がピットインするもステイアウトして1周ラップバックして1周遅れの25位へ。

153周目

Tカナーンが単独クラッシュ(ひ)。琢磨選手はちょうどピットストップしていたためにリードラップへのラップバックのチャンスを失う。ただし、ラップダウンにもならず。1周遅れの24位。

168周目

コース上に破片が落ちて5回目のイエロー。これで目の前のトップ勢がピットインしてリードラップへラップバック。24位。


このイエローでピットイン。ウイングアジャスト。リスタート前にピットアウトして隊列に復帰。

残り25周

ターン4で3台がクラッシュ。この時点でリードラップ22台中19位。
このイエローで後ろにいたジェイクスとパジェノーがピットインしてタイヤを交換するも、琢磨選手はステイアウト。

結局、このリスタート後に6ポジションあげて13位フィニッシュでした。

最後のイエローでパジェノーらと一緒にピットインしてニュータイヤに交換していれば、パジェノーのすぐ後ろの11位くらいまで来れたような気がするのですが・・・。

ロジャーにステイアウトした理由を聞きましたが、よくわからないそうです。ピットと琢磨選手は何も無線交信していなかったそうで、ロジャーもアドバイスしようかどうか迷ったそうです。

ということで、2周遅れでもイエローが多発して、かつ、そのイエローでラップリーダーたちがピットインすればラップバックするチャンスは大いにあるということです。

以前はステイアウトしてペースカーとレースリーダーの間のレースカーはリスタートの2周前でウェーブアラウンド(ペースカーをパスして隊列の後ろにつきなおすこと)していたのですが、去年からラップリーダーたちがピットアウトして隊列に戻ればすぐにウェーブアラウンドさせるようになりました。

これでコーションラップが続く限りはラップバックしてから、さらにピットインして隊列につけるようになりました。

ロジャーの活躍

2015年05月27日

今回久しぶりに琢磨選手のスポッターを務めたロジャー安川さん。ターン1のルーフから琢磨選手にコース上の様々な情報を送っていました。


インディカーではバックミラーで見える範囲も狭く、ドライバーからは真横から斜め後ろが全く見えません。なので、方法から接近してくるクルマの台数や距離、インサイドにいるのかアウトサイドにいるのかなどをドライバーの第3第4の目となって情報をドライバーに送っています。

そのロジャー安川さんに電話で話を聞いてみました。

【ロジャーのコメント】
▼レース前に話し合った時には、スタート直後はインサイドは込み合うので比較的空間ができるアウトサイドのほうが楽に行けるだろうと話をしていました。

▼スタート直後はアウトサイドががら空きだったのですが、ターン1出口で急にカラムがよってきたように見えました。

▼カラムのスポッターとすぐに話しましたが、カラムのスポッターはアウトサイドに注意を払っていなかったようですね。

▼2周遅れで復帰できましたが、とにかくモチベーションをキープできるように気を配りました。コース復帰直後はダウンフォースも足りなくてバランスも悪かったので無理させないようにしました。

▼3台以上の集団だったら、無理しないで1台づつを確実に抜くようにアドバイスしました。

▼おそらくイエローがたくさん出るだろうからラップバックのチャンスはあると思いました。

▼レース後のセットダウンを見ていないので正確にはわかりませんが、おそらく接触でアライメントは狂っていたと思います。あとはピットストップごとにフロントダウンのフォースを慎重に増やしていって、空気圧を調整してゆきました。

ということで、ロジャーのスポッターはかなり丁寧に情報を出したりアドバイスしたり、励ましたりするので一時は3周遅れになりながらも確実に周回を取り戻しての13位フィニッシュにつながったのだと思います。

残り24周のターン4でのサベードラ、コレッティ、ホークスワースのクラッシュにと時のリプレイでロジャーが「Stay LOW! Stay LOW!」と無線で指示しているのが聞こえてましたね。

ロジャーは今シーズン残りのオーバル戦はすべてスポッターを担当するそうです。

第99回インディ500をざっと振りかえる②

2015年05月26日

⑥ワイルドなターン4インサイド

以前はターン1インサイドの土手がワイルドゾーンでしたが、今はターン4インサイドが酔っぱらいの集まりになっていますね。

⑦琢磨選手怒涛の追い上げ

このシーン。カベすれすれでしたね。

⑧コクピットのテアオフ

ピラピラしているものはヘルメットの捨てバイザーと同じ役目をするテアオフです。インディ500ではドライバーはぎりぎり低い着座点にあるので、視線は非常に低い位置にあります。この高さ1インチくらいのウインドシールドを通して路面を見ている選手もいるので、汚れて視界が奪われないようにテアオフをつけている選手もいます。

⑨トニー・カナーン

(ひ)

⑩スルーザクラッシュ

今回の琢磨選手はかなり幸運に見舞われていました。これだけの破片の中を通過しながらレースカーにダメージがなかたっというのは幸運です。オープニングラップもしかり。左のトラックロッドがアップライトから外れただけでだったのもすごい幸運でした。ここにダメージがあったら2周遅れの復帰はありませんでした。

⑪ウイニングショット

ラスト3周でのアウトサイドパス。抜かれたWパワーはモントーヤの真後ろにつくとアンダーがひどくてついて行けなかったと語っています。タイヤ交換も170周目あたりだったので相当きつかったと思います。モントーヤは最後のピットストップでフロントウイングを1ターン(約0.6度)立てていましたが、これが効きましたね。

⑫ロジャー・ペンスキーが絶叫!!

6年ぶりのインディ500での勝利にフィニッシュの瞬間にロジャー・ペンスキーが絶叫していたそうです。中継映像に映らなかったので見られなくて残念です。しかし、フィニッシュ後のTVインタビューはかなりの興奮状態でしたね。いつもポーカーフェイスのペンスキーにしては珍しく感情を出したインタビューでした。

⑬15年ぶりの勝利

2000年のインディ500デビュー戦から15年振り2回目の優勝となったJPモントーヤ。AJフォイトの10年ぶり優勝を大きく上回るロングスパンでした。