佐藤琢磨、インディ参戦100戦目にスペシャル・ヘルメットで挑戦

2015年07月31日

<佐藤琢磨プレスリリースより>


2010年にインディカーシリーズへの挑戦を開始したレーシングドライバーの佐藤琢磨は、今週末、8月2日に開催されるミドオハイオ戦で参戦100戦目を迎えます。

これを記念し、このミドオハイオ戦に「インディ参戦100戦記念スペシャル・ヘルメット」を着用して臨むことになりました。

また、レース後はこのスペシャル・ヘルメットをチャリティーオークションに出品し、その収益は「With you Japan」を通じて復興地の子供たちの支援に役立てられる予定です。

オークションの詳細は改めてご報告させて頂きます。


<佐藤琢磨のコメント>
インディカーシリーズ参戦100戦目を迎えることができました。これも応援してくださる皆様のおかげです。本当にありがとうございます。北米での挑戦を決意してから5年半の歳月が流れました。気がつけばF1での出走91戦を追い抜いて、あっという間にここまで来た感があります。

いつもみなさんの声援を身近に感じ、良い時も悪い時も同じ思いでこれまで走り続けることができました。たくさんのレースを戦い、本当に素晴らしい瞬間を数え切れないほど経験しましたが、コース上では今でも新鮮な気持になります。

今後もさらなる高みを目指して、みなさんと一緒に夢に向かって挑戦していきたいと思っています。

100レース目には、これまでのすべての想いと感謝の気持ちをこめてスペシャル・ヘルメットを着用して挑みます。応援のほど、どうぞよろしくお願い致します。



■デザインの特徴:
デビュー以来、佐藤琢磨が戦ってきた28のサーキットのシルエットをカモフラージュ・デザイン風にレイアウト。初優勝を飾ったロングビーチのコースは額の部分に★マークと一緒にデザイン致しました。また左右には、初戦となった001(SaoPaulo)と100戦目となる100(Mid-Ohio)をシンボリックにアレンジ。100戦を闘い抜いてきた琢磨の軌跡をデザインにまとめました。

■「With you Japan」は、レーシングドライバーの佐藤琢磨が中心となり、
2011年の東日本大震災で被災された皆様の長期的な支援を目指して立ち上げられた活動です。
http://www.withyoujapan.org/ja/


デリック・ウォーカーが8月いっぱいで辞職

2015年07月31日



インディカーCEOのマーク・マイルズは競技オペレーション部門を統括するデリック・ウォーカーが8月31日付で辞職すると発表しました。後任は後日発表するとしています。

ウォーカーはこれまでに、新型シャシーDW12の導入や、ボストン市街地レースの開催決定、インディGPの開催のほか、レースコントロールシステムの改善や新型エアロキットの導入などに尽力し、さらにはインディカーの安全性向上にも功績を残してきました。

ウォーカーはこれまでの3シーズンでインディカーの要職を務めてきています。

インディカー参戦100レース目を迎える佐藤琢磨

2015年07月30日

Indycar.comのトップに100レース目を迎える琢磨選手の記事が掲載されています。

http://www.indycar.com/News/2015/07/7-29-Sato-to-make-100th-Indy-car-start

琢磨選手はその昔、父親と一緒ににインディ500をTV観戦したときのことを思いだし、
「子供の時にF1よりも先にTVでインディ500を見ましたが、その速さに驚かされました。」と語りました。

1987年の鈴鹿でのF1レースを父親と観戦したのが10歳の時。その時受けた衝撃がレーサーになる意思を固めたといいます。

「あまりにもエキサイティングでずっと立ちっぱなしでした。それ以来レースのとりこになってヨーロッパに渡ってF1に参戦することが目標になりました。」

それ以来、インディ500とF1という目標を掲げてきた琢磨選手はF1参戦を実現するとともにインディ500にも参戦を果たし、ついにはこの週末にインディカーレース通算100レース目を迎えます。

現在はインディカーシリーズにただ一人フル参戦し、日本人として唯一優勝もしている佐藤琢磨選手。今年は参戦6年目を迎え、トップ10フィニッシュを3回記録し、デトロイトレース2では15位スタートから2位表彰台に上がっています。

琢磨選手がモータースポーツの世界に足を踏み入れたのは、初観戦のF1でゲルハルト・ベルガーの優勝シーンを目にしてから10年近くも後のことでした。

1996年に大学生になってからレーシングカートをはじめると翌年には関東選手権で優勝。その後は雑誌で見つけた鈴鹿サーキット・レーシング・スクール・フォーミュラに入学し全日本F3選手権参戦のスカラーシップを獲得。ヨーロッパ挑戦への足ががりをとなりました。

その後はヨーロッパへ渡って、2001年には英国F3選手権にカーリンモータースポーツから参戦してチャンピオンを獲得。2002年のジョーダン・ホンダからのF1デビューへとステップアップしてゆきました。

2004年のインディアナポリス・モータースピードウェイでのUSグランプリでは3位表彰台に乗り、年間ポイント8位となり、2006年からは鈴木亜久里氏が立ち上げたスーパーアグリF1チームからF1参戦を継続しました。

しかし、2008年シーズン途中でに財政破たんでチームは解散、シートを失うことになりました。F1では90レースの出走でした。

1年以上の浪人生活の後、転機が訪れたのは2009年にインディ500を初観戦した時。目の前で疾走する実際のインディカーを見て度肝を抜かれたとのこと。

その2009年には水面下では、元HPD社長のロバート・クラーク氏とインディ500チャンピオンでF1テクニカルアドバイザーを務めていたジル・ドフェランが手を組んで新たにインディカーチームを立ちあげる準備をしていて、そこに琢磨選手が加入するのではないかという動き(DVDに収録?)が実際にありました。

それと同時に元CARTシリーズチャンピオンのジミー・バッサーからもチーム加入の誘いもありました。

体制としてはどちらも申し分ないものでしたが、実績という点で準備段階にあったドフェランレーシングは判断基準から外れ、KVレーシングテクノロジーへの加入が決定的となりました。その正式発表があったのは2010年2月になってからです。

「F1レースカーは馬力やダウンフォースがあって車重も軽くて最先端装備が満載されています。しかしレースという部分ではインディカーの方が面白いです。しかもインディカーには誰にも優勝のチャンスがあります。ワンカー体制の小さなチームにもです。これはインディカーの醍醐味で、レースが非常に激しいです。さらに色々なコースがあってレースをよりエキサイティングなものにしています。」

インディカーレースへの参戦は決してF1復帰へのつなぎではありませんでした。

「インディカーへの参戦を決めたとき、中途半端な気持ちではなく、全力を尽くすことを決意しました。1年そこそこの短期なものではなく長いスパンで戦う決意でした。結果的にはインディカー参戦はキャリアの中で一番長いものになっています。AJフォイトレーシングに加入して3年目に100レース目を迎えられることに感謝しています。」

「インディ500での優勝とシリーズチャンピオンを狙っています。2012年のインディ500では優勝まであと一歩でした。これまでも優勝のチャンスは幾度もありましたし、体力も気力もまだまだ若手に負けません。300レース出走はムリかなあ・・・。でもまだまだ行きますよ!」

100レース目を迎えてまだまだ勢いの加速する佐藤琢磨選手。当分我々の寝不足は続きそうですね。

1レースでの最大追い上げポイント

2015年07月29日

優勝で50ポイント。
ラップリードで1ポイント。
最多ラップリードで1ポイント。
ポールポジションで1ポイント。

1レースでの最大獲得ポイントは54ポイント。

23位で7ポイント。
24位で6ポイント。
25位で5ポイント。

なので、1レースで最大49ポイント追いあげることができます。

ただし、最終戦はダブルポイントなので
優勝で100ポイント。
ラップリードで1ポイント。
最多ラップリードで2ポイント。
ポールポジションで1ポイント。

1レースでの最大獲得ポイントは104ポイント。

23位で14ポイント。
24位で12ポイント。
25位で10ポイント。

なので、最大94ポイント追い上げることができます。

ファイアストンの新しいレインタイヤ

2015年07月28日



この週末のミッドオハイオにファイアストンの新しいレインタイヤが持ち込まれます。

去年の7月にリリースされた従来型レインタイヤとトレッドパターンと溝の深さは同じですが、この一年間の技術開発で安全性、信頼性、あらゆるウェット路面への対応性をさらに高めています。

さらに最大の特徴として、サイドウォールにシルバーのストライプが入って見分けやすくなりました。

ファイアストンチーフエンジニアのデイル・ハリグル氏のコメントによると、コンパウンドをウェット路面により最適化されたものに変更し、よりソフトなコンパウンドを使用しながらもこれまでと同等の耐摩耗性を維持し、路面コンディションへの対応がより幅が広くなり、さらには特にコンクリート路面でのグリップに大きな改善が得られている、と大幅なクオリティアップに自信をのぞかせています。

ハリグル氏にはシーズン前テストでお話を伺いましたが、奥さまは名古屋出身の日本の方だそうで、親戚の皆さんが日本でTV中継を見ているんだそうです。

新スペックのウェットタイヤのパフォーマンスも楽しみですが、投入のチャンスがあるとすればこの週末のミッドオハイオ戦だけということになりそうですね。ポコノはオーバルですし、ソノマではまず雨が降りません。