レース中の警告

2015年07月04日

オーバル戦では特に多いのですが、ペナルティに至る前の前段階としてレースコントロールから「警告」が出されます。

2010シーズンまでの生放送以外ではレースコントロール無線を常に放送でも流していたので、「ブロッキングの警告」の件はその都度実況で触れていました。特にオーバル戦で「警告」は多かったですね。

「警告」はペナルティではないので公式記録には残りませんが、このフォンタナ戦ではTカナーンに「自分の走行ラインを守っていない(周りをけん制している)」と警告が出ています。
https://youtu.be/x-S8o9vzS20?t=1m10s

この警告を複数回受けるとペナルティになる可能性があります。カラムにも警告が出ている可能性は否定できません。

このレースコントロールの無線はスキャナー(受信機)を持って行けばだれでも聴くことができます。

フォンタナ戦 インカーカメラ劇場

2015年07月04日

https://youtu.be/DL9QRruMA_c
たっぷりの15分間です。ぜひ大型TVにHDMI接続して「1080pHD」モードにして大音量でお楽しみください。

スポッターの声も入っていて、指示がよくわかります。
ビデオは15分ほどですが、実際のレースは3時間です。

基本的には1レースで6台が車載カメラを搭載していますが、オペレーターはたった一人です。一人で6台分のカメラ操作を担当しています。


車載カメラはバッテリー込みのユニットで3㎏ほどだったと思います。

カラムの件

2015年07月04日

インディ500のレース後にカラムが「今度ぶつけてやる」と発言したかのようですが、情報源はどこなのでしょうか?

天野さんのINDYCARレポートには以下のようにありますが、
http://www.indy-amano.com/2015/05/2015-indycar-99500-524-2.html
「ここからは英語が微妙なんですが、「今度ぶっとばしてやる」(「次のレースでブツケてやる」と取れなくもない)と言い、」とあって、「今度ぶっとばしてやる(HIT YOU)」となっています。

”HIT YOU”はもめた時の常套句で2006年にダニカ・パトリックがインディ500にデビューした時も松浦孝亮選手との接触があって、レース後に松浦選手のピットに殴り込みに来たダニカは松浦孝手に「I WILL HIT YOU」と発言しています。

放送では「ある意味、ダニカに殴られていたほうが貴重な体験だった」とか「ダニカに殴られるなんてダニカマニアにはたまらない」とか「記念にTシャツ作っとけばよかった」などとネタにしましたが。

上の発言を受けてなのか、カラムはわざと琢磨選手にぶつけ返そうとしている思っている方がいるようですがそれはあり得ません。相手だけにきれいにダメージを与えることも不可能です。

NASCARでは故意にぶつけ返すケースがよくありますがインディカーでは故意にぶつけたように見えたのは過去2回だけ。1993年のロングビーチ戦でイエローラップ中にロビー・ゴードンがジミー・バッサー(マーク・スミスだったかな?)にぶつけたのと、2010年トロントでチェッカー後にマリオ・モラエスがEJビソに(チームメイト同士で!)ぶつけた2回だけだと思いますが。いずれも処分は受けています。

インディ500でのオープニングラップの接触はレーシングアクシデントなのでしょうがないですね。3ワイドになるとミドルにいたら身動きが取れなくなります。まさに今回のフォンタナ戦の琢磨選手と同じケースになります。

インディ500のオープニングラップの接触も、もしカラムと琢磨選手のポジションが逆だったらどういう反応になっていたでしょうか?「カラムがアウトから無理に3Wになった」と非難されるかもしませんね。

ルーキーのレースカーのビームウイング(リアホイールガードの間)には黄色の”ルーキーストライプ”があります。ルーキーストライプに近づくときは”要注意”だということです。

あと、スポッターは万能ではありません。インディやフォンタナではインディカーは1秒間に100m以上進みます。3秒間で300mです。3秒でどれだけの言葉を発せますか?

「You are the middle of three wide」でぎりぎり。
「Inside Inside One car coming out side, on your corner・・・」だと3秒では収まりませんね。
あまり早口でもドライバーの耳には入らないでしょう。

レーシングアクシデントは誰の責任でもありません。特定の誰かが原因を作ったわけではありません。レーシングアクシデントの要因は複数で複雑なのです。