リック・メアーズがインディカーに警鐘

2015年11月02日

http://www.motorsport.com/indycar/news/rick-mears-sounds-indycar-warning//

motorsport.comの取材に対してリック・メアーズが以下のようにコメントしています。
当初は久しぶりに復活する1マイルオーバルのフェニックスのレースに関してのインタビューの予定だったのが、メアーズはオーバルレース全体に対して危惧しているようです。

▼ダウンフォースをもっと削減して、ドライバーやチームの技術にもっと依存する環境にしたほうがいい。
▼エアロに関して全体的に見直すべき。
▼フェニックスは超ローダウンフォース仕様で始めるべき。
▼ダウンフォースは徐々に減らしてゆくよりも、増やしていく手順がよい。
▼過剰なダウンフォースはドライブをイージーなものにし、そのためにパックレースになりやすくなる。
▼行き過ぎたパックレースはレースを阻害している。
▼フォンタナでは長すぎる時間で接近しすぎた状態が続いている。
▼フォンタナやポコノでの4ワイドや5ワイドは確かにエキサイティングだが、それはドライバーのスキルを反映していない、それは単なる度胸試しも同然だ。
▼大きすぎるパックは後続により有利な状況を生み出してしまい、レースを阻害している。
▼もうすこしメカニカルグリップに頼る方向にした方がドライバーの腕が試される。
▼現状のダウンフォースはハンドリング技術を補正しすぎている。
▼これらはエアロだけの問題ではなく全体的なパッケージングの問題である。
▼タイヤが減った時のドライビング技術こそがレースで試されるべきであって、現在はダウンフォースによってその部分がだいぶカバーされている。
▼ダウンフォースに全く頼らずとも素晴らしいレースができるのはモトGPを見れば明らか。
▼インディカーの効きすぎるドラフトはコーナースピードを高すぎるものにしている。
▼安全対策はレースカーの限界を必要以上に高めている。
▼レースカーの限界をいたずらに上げることなく、ドライバーはその範囲で限界を極めるべきである。
▼Jウィルソンの事故の件でエアロパーツの飛散防止などに躍起になっているが、原点に立ち返るべきだ。
▼コーナー速度をもう少し落とせばドライバーが限界をいきなり超えることもなくなる。
▼トップスピードとコーナースピードの差が大きいほどより高いドライビングスキルが求められる。
▼縦荷重を減らせばドライバーはそれだけ路面に対してセンシティブになる
▼ダウンフォースを減らせばコーナーリングラインが変わり、スピンしてもウォールに当たりにくくなる。
▼コーナースピードがより低くなれば、セーファーウォールの衝撃吸収度をより高くし、
レースカーの強度を今よりも高くすることで大きな支出無しで安全性を高めることができる。

インディ500で4勝し3度シリーズチャンピオンとなり、オーバルマイスターと呼ばれたメアーズのコメントには簡単には理解しがたい内容もありますが、方向性としては大きく間違ってはいないのでしょう。