今に足りないものが82年のインディ500にはある

2016年04月21日

1982年のインディ500を見て当時の人々がインディ500やAJフォイトに”熱狂”するのがよく分ります。そして、今のインディカーレースというかモータースポーツに足りないものがそこにはたくさんありますね。

AJフォイトの存在感なんかは往年の長嶋茂雄選手を超えるものを感じます。

前人未到の5勝目を狙ってのフロントロースタートと、ものすごい注目の中でいきなりクラッシュに巻き込まれてケビン・コーガンに食って掛かるところやトンカチのところなんかレースカーを降りてもあの存在感はさすがです!

他にもアンドレッティや、ジョンコック、アンサー、メアーズとトレイシー兄貴やダニカやシェクター並みの非常に濃いキャラクターの持ち主が勢ぞろいしていました。

その一方で、予選前にゴードン・スマイリーが非常に惨たらしいクラッシュの仕方で命を落とすなど、生死が隣りあわせとなったものすごい空気が特別の舞台の独特な雰囲気を醸し出しています。

たしかにTBSが中継を始めた80年代前半はそういう空気の中でのインディ500を見ていました。

あの時代の空気には戻れないでしょうが、映画の「ラッシュ」のような世界には魅力を感じます。

1982年 インディ500

2016年04月21日


https://www.youtube.com/watch?v=ySCCsfLbaBw
indycar公式youtubeで超有名な1982年のインディ500が当時のABCの中継でフルで見られます。


まずびっくりなのがバックホームアゲインインインディアナがジム・ネイバーズじゃない!

しかも、このひと、歌詞カード見ながら歌っていますw。

そして、技術専門解説担当が元F1世界チャンピオンのサー・ジャッキー・スチュワート。


レース中に模型を使って技術解説をしてくれます。


ピットリポーターの一人は超ベテランレースジャーナリストのクリス・エコノマキ大先生。


大先生がこの年のフロントロースタータ3台を並べてエアロパーツの解説をしてくれています。

AJフォイトのマーチ、Rメアーズのペンスキー、Gジョンコックのワイルドキャットと3種類の違いを見せています。

そして有名なAJフォイトの「トンカチ事件」。
この年は前人未到のインディ500での5勝目を狙って万全の態勢でフロントローを獲得したのに、レースの方は散々で相当ご立腹の様子。


そして、最後はベテランのゴードン・ジョンコックと若手のリック・メアーズの一騎打ち。当時としては史上最僅少差で勝負が決着します。


ちょっと長いですが、最初から最後まで堪能できます。