プロフェッサーB 車検について

2016年11月27日


https://youtu.be/wrN3tbEfIDo

シーズンごとにチェック項目が増えてゆくインディカーの車検ですが、2016シーズンでおよそ280か所を1台あたり10分で検査作業をしています。

①まずは安全対策に関する検査
②プリチェックでは軽量頑強に制作されたテンプレートを使用してエアロキットの形状をチェック
③テンプレートでは全検査項目の25%をチェック
④セットアップパッド(定盤)乗せるときにアンダーボディーをチェック
④定盤に乗せてまずは車重と4輪のコーナーウェイトを計測
⑥フロント2か所とリヤ1か所に基準面を設定するアタッチメントをつけて車体を基準面に設置
⑦計測器やテンプレートなどを使用して基準面からの正確な寸法を計測
⑧ホイールベース(前後輪の距離)など一部にはレーザー光線を使用して精密計測
⑨この2年間ではノーズ基準検査台を使用してフロントノーズの設置ポジションや形状などを精密に検査
⑩これによってレースカー本体を持ち込まなくてもフロントノーズの基準面との位置関係が精密に検査できる
⑪計測結果はデータベースに蓄積されるとともにチームとも共有される
⑫現場では12人の車検担当スタッフによって1台につき280の検査項目を10分で検査完了させる
⑬インディ500では予選ごとに検査するので42人のスタッフ総出で車検作業にあたる

インディカーでは非常にシステマチックに素早く正確に車検を行っています。車検は一部のレーストラックでは観客が自由に見学できるようになっています。

フローレンス・ヘンダーソンさん亡くなる

2016年11月26日


http://www.indianapolismotorspeedway.com/news-multimedia/news/2016/11/25/ims-statement-on-passing-of-florence-henderson-2016

プリレースセレモニーでアメリカ国歌をはじめ、”America the Beautiful”や”God Bless America”などを毎年熱唱してきた地元インディアナ出身で女優で歌手のフローレンス・ヘンダーソンさんが11月24日にカリフォルニアの病院で心不全で亡くなりました。享年82歳でした。

ヘンダーソンさんはTVでの活躍などの他、インディアナポリスモータースピードウェイのオーナー、トニー・ハルマン氏の一人娘マリー・ハルマン・ジョージの親友ということもあって1991年以来ほぼ毎年、プリレースセレモニーで歌声を披露してきました。

今年の第100回インディ500では歌声を披露することはありませんでしたが大会のグランドマーシャルを務めています。その姿はレース後のヴィクトリーレーンで中継映像にも映っていました。


ヘンダーソンさんが最後に歌ったのは2015年の第99回インディ500での”God Bless America”。その模様はGAORAの中継でも流れました。


ヘンダーソンさんはインディ500のプリレースセレモニーでは5回(1993年~97年)の国歌独唱を含む23大会で歌を披露しています。

R.I.P.

ヒンチクリフ2位に終わる

2016年11月24日



ダンシングウィズスターで決勝進出を果たしたヒンチクリフでしたが、五輪体操選手のローリー・ヘルナンデス、バル・コマロフスキー組に惜しくも敗れて2位に終わりました。

http://www.indycar.com/News/2016/11/11-23-DWTS-final-night

MAZDA FAN FESTA

2016年11月23日



12月3日4日に岡山国際サーキットでMAZDA FAN FESTAが開催されます。
http://www.mazdafanfesta.com/

ルマン24時間を制した787Bをはじめ、コスモスポーツ、ファミリアロータリークーペ、カペラロータリーなどの往年のレースカーのデモ走行をはじめ、2016年にIMSAスポーツカー選手権に参戦したLPM2レースカーなど様々なレースカーが登場し、ローダリーサウンドが岡山国際サーキットに響き渡ります。

そのほか、パドックではマツダの「モノづくり展」やマツダの最新モデルの展示、ツーリングカーレースやル・マン24時間などのさまざまなレースで活躍してきたマツダのワークスドライバー故・片山義美氏や故・武智俊憲氏のレーシングギアや、現役時代の写真パネルなども展示される予定です。

このイベントの模様は1月半ばに30分ダイジェスト番組として放送される予定ですが、ぜひとも現場に足を運んで迫力のロータリーサウンドを楽しんでいただきたいと思います。

ダラーラ氏が80歳の誕生日

2016年11月22日



インディカーシリーズにシャシーを供給するダラーラの創業者、ジャンパオロ・ダラーラ氏が11月16日に80歳となりました。

ダラーラとインディカーとのつながりは長く、その関係は1996年に始まります。1997年にシャシーの供給を開始し、今現在もその関係は続いています。当時はダラーラ以外にもGフォースとライリー&スコットがシャシーを供給していましたが、現在インディカーにシャシーを供給するのはダラーラだけとなっています。

ダラーラにとってもインディカーシリーズはもっとも長い付き合いを持つビジネスパートナーとなっています。

1996年当時のダラーラはヨーロッパではその知名度は大きなものでしたが、アメリカでの知名度はまだまだでした。今となってはダラーラはあらゆるモータースポーツ界にシャシーを供給するほどの市場を確保しています。

その道のりは決して順調ではなかったと言います。
1996年はアメリカ国内でのダラーラの知名度はないに等しく、やっとのことで2台を販売したとのこと。当時はオーバルレースの環境を理解するために一からエンジニアリングをやり直して研究を始め、Gフォースやライリー&スコットを上回る顧客の獲得に成功しています。

2000年にアメリカのライリー&スコットがインディカーから撤退し、、2003年にアメリカのファルコンがインディカーへの参戦を発表。しかし、ファルコンは実車を走らせることはありませんでした。

Gフォースも2004年からはチャンプカーへのシャシー供給を選択してインディカーを離脱。結局、2008年にチャンプカーは急きょインディカーに吸収されることになりましたが、その時もダラーラは大幅に需要が増大したシャシー供給に対応し、技術力の高さを見せつけました。

インディカーは2012年からの新型シャシー供給に関して公募を行いましたが、最終的にダラーラが選ばれています。そしてインディアナポリスにも技術開発センターを設立しています。

現在、インディカーへのシャシー供給はダラーラの屋台骨を支えていますが、その他にもF1ハースのエンジニアリングを担当し、GP1とGP2にシャシーを供給するほか世界各国のF3シリーズにもシャシーを供給しています。さらにフォーミュラEと日本のスーパーフォーミュラにも1社提供でシャシーを供給しています。

北米ではインディカーシリーズの他、インディライツ、IMSAでのLMP2にシャシーを供給し、全世界でダラーラ製マシンがレースをしない週末はないくらいまでになっています。