4種類のホイールベースのうち最もショートホイールベースを使用するインディ

2017年05月25日



インディカーではホイールベース(前後タイヤの間隔)を4種類から選ぶことができ、レーストラックに応じてチームは4種類から最適なものを選択しています。

上の写真のV型のサスペンションアームが前後それぞれ2種類用意されていて、それを取り替えることでホイールベースを変更します。

ダラーラでの呼称は
フロント(=F)が”0″と”-2.5″
リア(=R)が”0″と”-1.5”
の前後それぞれ2種類になります。
マイナスは車軸がその分後ろにずれます。

上の写真のAアームはかなり後ろに後退していて、プッシュロッドと干渉しないようにアームの内側がえぐられた形になっている”-2.5″です。

つまりホイールベースは下記の4種類になります。
F”0″+R”0″ =120インチ
F”0″+R”‐1.5″=121.5インチ
F”‐2.5″+R”0″=117.5インチ
F”‐2.5″+R”‐1.5″=119インチ

ストリート&ロードで最も多い組み合わせは
F”0″+R”‐1.5″=121.5インチ
で、最長ホイールベース仕様ということになります。
この最長ホイールベース仕様はブレーキング時の安定性が増す という特徴があります。

次に多いのは
F”0″+R”0″ =120インチ
で、1.5インチ短くなりますが、前後の車軸位置が重心に対して共に最も前になるので結果的に後輪へ重心が移動して、よりトラクションを増やすことができるそうです。

オーバルではショートホイールベースが好まれますが、これは前後それぞれのウイングがタイヤから離れることにより、力点、支点、作用点のてこの原理でウイングなどの調整時に荷重移動をより増やせるからだそうです。

サスペンションアームの形とタイヤの位置にも注目してみてください。

「227mphでちょっと壁にヒットしただけ」と答えるブルデイがメソジスト病院を退院

2017年05月25日



5月20日の予選中にクラッシュし、骨盤を骨折したセバスチャン・ブルデイでしたが現地24日にメソジスト病院を退院しました。

ブルデイは自身のツイッターで「227mphでちょっと壁にぶつかっただけだよ。」と答え、車いすではなく松葉杖で退院する姿をアップロードし、これからリハビリに取り組むとしています。
(コレ、ツイッターにいいねしてるけどよくないでしょ・・・・)

当初は股関節の骨折具合によっては治療が長引く可能性もありましたが、これ以上の外科手術は必要なさそうで経過は順調のようです。

とはいっても保険料金の高いアメリカでは重症でも早めに退院させるのが基本で、2000年に松田さんが予選最終日にクラッシュして右手首の骨折と左足の複雑骨折を負った時もその週には退院して、日曜日の決勝レースは現地観戦しています。

ゼロ発進からたった3回のギアチェンジで350キロオーバーに達するインディカーのトランスミッションの”ひみつ”

2017年05月25日



インディカーは全車がXトラック製の6速トランスミッションを使っています。オーバルトラックではリバースギアは入りません。

その6速のうち、4速、5速、6速を”トップギア”として使います。その差はわずか100回転から数100回転です。

6枚入れるギアのうち3枚がトップギア・・・・。
なので、発進から時速230マイル(時速352キロ)オーバーまでたった3回のシフトチェンジで到達するという超ロングギアです。

なので、1速もものすごいロングで、まるで市販のMT車で3速発進するような感じになります。非常にエンジンストールしやすいので、ドライバーはピットアウト時にエンジンストールしないように思いっきりタイヤを空転させてピットアウトします。

幸いにもスタッガーがついているので、右にハンドルを切るとグリップが少なく割と簡単に空転しますが、それでもエンジンストールは多発します。ドライバーの腕が悪いのではなく”3速発進”を強いられているからなのです。

で、トップギアですが、通常は5速を使用。ドラフティングに入って車速が伸びたら6速を使用し、先行車に詰まったりした場合などには4速に落とします。

予選は単独走行なので、通常は5速。追い風で速度が伸びたら6速を使います。

この6速のレシオをどうするかが重要で、エンジン的には回転が伸びきってるのでわずかな歯車数の違いで回転が引くなりすぎてトルク不足を引き起こします。そうすると逆に速度が伸びません。

予選では風向きと風速、そしてどんなギア比の6速ギア入れるかがカギになります。

ポールポジション獲得が期待された佐藤琢磨選手でしたが、チーム無線では5速ホールドの指示が出ていました。

インディカーのエンジン回転数は12000RPMで、インディカーから供給されるリミッターが搭載されます。

アロンソがスピードウェイ近所の小学校を訪問

2017年05月25日

フェルナンド・アロンソはCデイリー、Rハンターレイと共にインディアナポリス・モータースピードウェイから2ブロックほどのところにある小学校を訪問。講演を行ったほか児童たちとLEGOでインディカーを作ったり時間を過ごしました。

アロンソのレーストラック外での活動に関してマクラーレンのエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウンは「テストでこちらに来て以来ファンからは非常に多くの声援をいただいている。今回の学校訪問はいい息抜きになっているようだ。彼も非常にそれを楽しんでいる。こうした活動のすべてに参加し、インディカーの一員として受け入れられていることを非常に楽しんでいる。」とコメントしています。



2018シーズンデビューのニューエアロを公開

2017年05月25日



インディカーは2018シーズンから使用する”NEXT”と呼ばれるホンダ、シボレー共通エアロキットのコンセプトイメージを発表しました。

今回発表されたイメージはより詳細部分も描かれ、これらのエアロキットは従来から使用されているIR-12(DW-12)に装着されます。エアロキットのサプライヤーはまだ決まっていませんが最新技術と安全性を盛り込みながら以前の低くワイドなインディカーのイメージを再現しています。

これまでエアロキットは使用するエンジンサプライヤーからそれぞれ供給されていましたがでしたが、2018シーズン以降は使用するエンジンに関係なく共通化されます。ユニバーサルキットはスピードウェイ(SW)用と、ロードストリート/ショートオーバル(RSS)用の2種類がリリースされ8月ごろまでに実車テストを行うとしています。

以下イメージはクリックで拡大されます。2回クリックでさらに拡大されます。

SWフロントビュー


RSSフロントビュー


SWフロントしぶさん


RSSフロントしぶさん


RSSサイド


SWサイド


RSSリアしぶさん


SWリアしぶさん


SWリア


RSSリア


SWトップ