【ルール解説】インディカーではピット出口は常にオープンです

2017年08月06日



インディカーではフルコースイエロー(FCY)と共にピット入口がクローズとなり、ペースカー先導による隊列が整ったらピット入口はオープンになりますが、ピット出口は常にオープンです。

インディカーの特徴としてはピットレーン出口にトラックとピットレーンを一緒に横切るブレンドラインが設けてあり、ブレンドラインでの通過車両の順位を計測しています。なので、ピットアウトしたマシンが隊列の途中でも正しい順位で合流できるようになっています。

日本のレースではこのブレンドラインがないのでトラック上でレースカー来るときはピットクローズしないとピットアウトしてくるマシンとの順位関係を正しく測定できず、隊列通過中は正しい位置で合流ができません。そのためにピット出口をクローズして隊列が通り過ぎてからピットアウトさせています。これがレースを壊す最大の要因だと思われれます。

あと、日本のレースコースはピットボックスが狭くて、全車が一斉にピットインできるスペースがないのでインディカー式のレースオペレーションには向いていません。せめてGT500とGT300のピットタイミングを分けるとか、GT500には隣同士のピットは割り当てないとかしないと一斉ピットインはできないでしょう。

【レース解説】イエローで有利不利が生まれる??

2017年08月06日

そんなことはありません。全くのイコールコンディションです。単なるタイミングの違いです。

ピットインするタイミングは平等で何周目にピットインするかは自由です。

ただし、早めのピットストップは終盤にロングスティントとなり、燃費走行やタイヤのセーブを強いられるリスクが高くなります。

逆にピットストップを遅くすれば、それまでにイエローが多発すれば燃費では有利になってピットストップ回数を減らせたり、終盤は燃費を気にせず、タイヤライフも気にせずにより攻めた走りができる可能性もあります。

なので、フルコースイエローで順位を落としたりするのは運が悪いというよりかは「作戦として失敗した」と言った方が正しい気がします。イエロー発生の可能性は最初から前提としてあるわけで、それを踏まえて諸条件からリスクを勘案してピットインのタイミングを決めるのがチームの仕事です。

イエローが出ようと出まいと「機会平等」に全く変わりはありません。
イエローの回数自体も1回だけなのか複数出るのかもわからないわけですから。

何も考えずにただ走っていてイエローになり、レースに勝ってしまったら、それは運が良かっただけかもしれませんが、先のリスクを踏まえたうえで早めのピットストップを選択したのであれば、それは単に運ではなく作戦が成功したということになります。

【ルール解説】ピットクローズ時のピットストップ

2017年08月06日

フルコースイエロー時には隊列が整うまではピットクローズになりますが、ピットクローズ時にピットインすることはルール上禁止されていません。

①車体へ受けたダメージは修理できます。
②タイヤへダメージを受けた時は4本とも交換できます。
③燃料切れの可能性のある場合は最大2秒まで燃料補給できます。
④ピットクローズ時にピットインした場合は最後尾からのリスタートになります。
⑤上記以外の作業をした場合はペナルティを科せられる場合があります。

いずれにせよ、ピットクローズ中にある程度の作業はできますが、だからと言って有利になることはありえず、むしろ”ピットレーンドライブスルースルー”したのと同じ状況になります。

松浦プロは最新ルールに明るくないので、ここに改めてピットクローズ時のルールを示していきます。

ルールブックはIndycar公式ページでご覧になれます。
http://www.indycar.com/Fan-Info/INDYCAR-101/Rulebook/Chp1-General

【ルール解説】インディカーのFCY(フルコースイエロー)

2017年08月06日



【イエロー/フルコースイエロー(FCY)】
イエローフラッグが掲示されたら直ちに速度を落として順位を維持しなければならない。作業車両に注意を払わなければならない。プラクティスもしくは予選中は直ちにピットインしなければならない。

オーバルイベントではローカルイエローが無いので、レース中継内では「イエロー」もしくは「コーション」と呼称し、「フルコースイエロー」は使いません。フルコースイエロー時の手順は以下の通り。

①イエローフラッグをコントロールラインのフラッグポストで掲示
(ロードストリートはダブルイエロー)

②ピットクローズ
ピットクローズ中にピットストップした場合は最後尾へ。

③ペースカーがコースイン
レースリーダの前に入り隊列を整える。

④ピットオープン

⑤テイルエンダーはウェーブアラウンド
ペースカーとラップリーダーの間のレースカーはペースカーを追い越して隊列の最後尾へ。

⑥ピットクローズ
リスタート前ラスト1周はピットクローズ。

⑦レースリスタート(グリーンフラッグ)
リスタート前1周はタイヤウォームアップのためのウェービングと加減速は禁止。

【ローカルイエロー】
通常よりも15%以上減速しなければならない。状況によってはすぐに止まれる速度まで落とさなければならない。フラッグポストの最初のイエローフラッグからグリーンフラッグまでの間は追い抜きは禁止。

ちなみに、ミッドオハイオスポーツカーコースではセクターは15区間に分けられていて、それぞれの区間で全車がリアルタイムで計測されています。

ローカルイエロー発生時はアクシデント発生場所と障害物の位置がオフィシャル無線で一声通知されます。

例①「ローカルイエロー、ターン3、ドライバーズレフト」
訳①「ターン3でローカルイエロー、障害物は走行ラインの左側」
例②「ローカルイエロー、ターン10、ドライバーズライト」
訳②「ターン10でローカルイエロー、障害物は走行ラインの右側」

このオフィシャル無線通知は時間にして約3秒ほどで、ろれつが回らずにモタモタ話すようなことはありません。
ライン上中央などに障害物があって避けることが困難な場合はフルコースイエローになります。」

【本日無料放送!】インディ500覇者佐藤琢磨~タイトル争いへの戦い~

2017年08月06日

https://www.bs-sptv.com/program/3303/

本日8月6日午後10時からBSスカパー!(BS 241ch)で放送です。(60分)
無料番組なので、
BSスカパーがご覧になれる環境でしたら加入者以外でもご覧になれます!

【番組内容】
日本人初のインディ500制覇を成し遂げた佐藤琢磨。
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