【佐藤琢磨レースリポート】 インディカー第16戦ワトキンスグレン

2017年09月04日



インディカー第16戦は、ニューヨーク州セネカ湖の南、Watkins Glen Internationalで開催された。ここは1周約5.4kmのロードコースだ。

金曜日にフリープラクティスが行われた。「1ヶ月前にここでテストをした時と大きくコンディションが違っていましたが、フリー走行終盤でクルマはかなり良くなりました。明日の朝のフリー走行でさらにスピードを追求して行きたいです」。佐藤は総合で9番手に付けた。

土曜日の予選は午後3時から行われた。気温17℃、路面温度33℃とかなり低い。佐藤はグループ1から出走。グループ1を4位で、Round2は3位で突破し、Firestone Fast Sixは4位となった。「(ポールを獲った)ロッシにはおめでとうと言いたです。今回はAndretti Autosportが一丸となって戦うことができました。このチームの一員でいることを誇りに思います」と佐藤は予選後に語った。

決勝は現地時間午後1時45分にスタート。午前中の雨のせいで路面はまだところどころ濡れていたためにウェット宣言が出て、全車レインタイヤでスタート。

佐藤は4番手からいいスタートを切って2コーナーまでに一気に2位に上がる。しかしその後急にマシンのパワーが落ちてしまい、一気に順位を落としてしまう。

オープニングラップ終了後、ほとんどのマシンがピットイン。タイヤをドライタイヤに変更する。佐藤もマシンのチェックもそこそこに再びコースインするが、やはりパワーが出ない。佐藤はコース脇にクルマを止めて再起動を試みるが、マシンは息を吹き返せず、牽引されてピットに戻った。

ピットで再度点検してコースに戻ったときにはすでに4周遅れとなってしまい、その後はファステストラップを刻むも、いかんとしがたく19位でレースを終えた。

優勝はチームメイトのロッシが見事にポール・トゥ・ウィンを飾った。またハンターレイも3位に入った。



【佐藤琢磨選手のコメント】
(ペースダウンの原因は)ターボのブースト圧をコントロールするウェストゲートのコネクタが外れてしまったみたいです。スタートで2位になって、2コーナー、3コーナーを駆け上がって行く時に、マシンがおかしくなり、ストレートに入ったら、全然パワーが無くなって、6速に入らず一気にみんなに行かれてしまいました。その後チームとHPDのスタッフが原因究明を試みてくれて、一度リセットしようということで、コース脇でリセットを試みましたが、回復することができず、結局牽引されてピットに戻ってきました。再びコースインした時点ですでに4周遅れとなってしまい、その後はペースこそ回復しましたが、ラップダウンのために何もできませんでした。しかし、チームとしては1位と3位になれたので、非常にいい週末になったと思います。