琢磨選手がマイクを自ら持つ理由とは?

2017年09月05日



ここでは再三説明してまいりましたが、インタビューを受ける琢磨選手が自らマイクを持つ理由はスポンサーロゴマークが映るようにするためです。

今シーズンはパナソニックのロゴがおなかの部分に移り、だいぶ離れて撮影しないと画面に入りません。
なので、天野さんは少し離れた位置から撮影しているので琢磨選手が自らマイクを持っています。

これまでは右胸にスポンサーロゴが集まっていて、天野さんが左手でマイクをもってインタビューするとこれらロゴマークが全部マイクを出しだす手で隠されてしまうためにやはり琢磨選手にマイクを持ってもらっていました。

マイクを右手で持てばロゴは隠れないかと思われるかもしれませんが、ビデオカメラは右で手しか扱えない仕様になっています。

現場では周囲から様々な音が入り込んでしまうために指向性の強いマイクロフォンを使用しています。そのために質問している天野さんの声がマイクに入りにくいので、琢磨選手が気を利かせて天野さんの質問時にはマイクを差し出してくれています。

ウェット宣言とレース時間とタイヤルール

2017年09月05日



実況中にルール説明であやふやな部分があったので補足します。

レインタイヤは各チームがレース前に自主的に選択したのではなく、レースコントロールが「ウェット宣言」をしたので全車がレインタイヤでスタートしなければならなくなりました。

今回のレースでは現地2時35分にレースコントロールから「ウェット宣言」が出されています。
「RACE CONTROL: Race has been declared a wet start.」

このウェット宣言が出されるとソフトタイヤハードタイヤそれぞれ各1セットの使用義務が無くなります。
それと同時に「2時間ルール」が発動されます。

ウェットコンディションではラップタイムが大幅に落ちるために、レースには最大2時間の制限を設けます。グリーンフラッグから2時間経過後にチェッカーフラッグが掲示されてその周でフィニッシュとなります。

タイヤ使用義務がなくなるのは「2時間レース発動」になったからではなく、「ウェット宣言」が出されたからです。

2時間レースは途中からの降雨でも適用されるので、その場合はウェット宣言が出されるまでは2種類のタイヤ使用義務はそのままです。なので、結果的に2時間レースになっても使用義務はあるのです。

ウェットかドライか?

2017年09月05日



スタート前のグリッドでSディクソンのチームクルーがレースカーのセッティングを変更していました。路面がほぼ乾いていたこともあってウェット用セッティングからドライ用のセッティングにしていました。
ではどこをのどのように変えるのか?

①ダウンフォースはウェット=多め、ドライ=少なめ
ウェットでは摩擦力の減少によってタイヤのグリップが大幅に減少するので、ダウンフォースを多めに増やします。ドライではスリックタイヤがグリップを発揮するので空気抵抗が過大にならないようにダウンフォースは必要最小限にします。

②サスペンションはウェット=柔らか目、ドライ=固め
サスペンションが柔らかいと荷重移動がより大きくなり、タイヤへの接地圧力をより高くすることができます。その分車体の上下動やピッチング、ローリング量が増えます。ドライでは車体の上下動などはダウンフォースレベルの変化を起こしてしまうので、グリップ十分に得られる状況では車高を極力安定させてダウンフォースの前後のバランス変化を最小限に抑えます。

③車高はウェット=高め、ドライ=低め

サスペンションを柔らかくすることで車体の上下動などが増えるので、底を打たないように車高を上げます。ドライでは足回りが固く底を車体の上下動がすくないので安定したダウンフォースを得るために車高は最小限にします。

このようにウェット用のセッティングでドライコンディションを走ると、ダウンフォースが多くてドラッグが増えストレート速度が落ちる上にコーナーリングでは大きな挙動で車体が暴れることになります。

ディクソンのクルーはスプリングとショックアブソーバー交換しウイングの角度を変更していたようです。