開幕戦 琢磨選手のレース中のラップタイム

2018年03月13日


http://www.imscdn.com/INDYCAR/Documents/5230/2018-03-11/indycar-topsectiontimes-race.pdf


レース中のベストラップを比較すると琢磨選手は24台中21番手の01:02.6830。

琢磨選手が110周中で1分2秒台以上を記録したのは全部で13周。一方で琢磨選手に追突しただけではなく、ピットスピード違反も犯して2回のペナルティを受けたSディクソンは1分2秒台以上のタイムを33周で記録して琢磨選手よりだいぶ上位の6位でフィニッシュしています。
http://www.imscdn.com/INDYCAR/Documents/5230/2018-03-11/indycar-sectionresults-race.pdf


琢磨選手の自己ベストはソフトタイヤでの86周目なので、追突の影響はあまり無かったと思われます。

Gレイホールの自己ベストは全体で13位ですが、1分2秒台以上のラップタイムが32周あるので、走行ペースは全体的に琢磨選手よりも速かったということになります。

琢磨選手はラストスティントはソフトタイヤで行きましたが、Gレイホールは8周目のピットストップ以降の3スティントはすべてハードタイヤで走っています。

開幕戦セントピーターズバーグGP まとめ

2018年03月13日



【セバスチャン・ブルデイがセントピート2連勝】
予選14位。オープニングラップで接触があって2周目にタイヤ交換のためにピットイン。これで21位まで後退。その直後のフルコースイエローで4周目にトップオフ(燃料つぎ足し)。そこから2ストップで走り切りました。

計算上では燃料がぎりぎり足りなかったので、レース残り20周を切ってからはトップから1秒落ちのラップタイムでトップ2台からは15秒近い遅れになっていました。しかし、幸いにも後ろのGレイホールも同じピットタイミングで燃費走行していたので抜かれないで済んだばかりかMチルトンがスピンして出されたフルコースイエローによって燃費も助けられました。

今シーズンからジミー・バッサーとジェームズ・サリバンの二人の共同オーナーが加入し、シールマスターという新しいスポンサーを得た中で、7年間住んできた地元のセントピーターズバーグでの優勝はブルデイにとって非常に大きな意味を持つ優勝でした。

【69周をリードしたウィッケンズ】
最後のリスタートで混乱してうまくリスタートできなかったとレース後にコメント。ロッシがインに入ってくるのが見えていたので、ウィッケンスは2位フィニッシュでもやむなしと、あえてスペースを空けたものの、グリップを失ったロッシにぶつけられる形になっていました。

ウィッケンズは「無線ではリスタートになると言ってきたが、ペースカーのフラッシュライトが点滅したままだったので状況がわからすに想い通りのリスタートができなかった、でもそれは大きなマターではなかったが・・・」とNBCSNの取材に対してコメント。

【最後のリスタート】
残り1周からのリスタートになるかと思われましたが、止まっていたチルトンの再始動が早くできたので、ペースカーがターン10に差し掛かる前にレースコントロールはチーム向けの一斉通知で「これでリスタート、ペースカーはライトをオフに」と伝えています。ペースカーはライト消灯が遅れてターン13で消灯していますが、各チームはその周でのリスタートを把握しています。2番手のロッシも把握したうえでリスタートしています。ルーキーのウィッケンスは混乱があったようです。

【プッシュトゥパス(P2P)ルール】
ルール上は「レーススタート時とラスト2周以降のリスタートではコントロールライン手前では使用できない」とあります。今回はリスタート前の時点で残り3周(リスタート以降で残り2周)だったので、今回の最後のリスタートではP2Pの使用は可能でした。今年のルールブックでは「レーススタートとホワイトフラッグ掲示のリスタートではコントロールラインを通過するまでP2Pは使用できない」と記述が変更されています。

【ロッシの言い分】
リスタート後に一瞬ウィッケンスがブロックする動きを見せたので、それでインに避けた時にラインから外れてコース上のタイヤカスを大量に拾ってしまいコントロールができずに最悪の結果になってしまったとコメント。

【活躍を見せながらも不運に泣いたルーキー勢】
ジョーダン・キングは予選4位から6周目のリスタートでウィッケンズをかわしてラップリードも記録したものの、接触でサスペンションアームを曲げてしまって3周遅れの21位に。予選3位だったマテウス・レイストはギアが3速から動かなくトラブルで長いピットストップを余儀なくされた上に最後はアウトラップのターン3でクラッシュしてレースを終えました。最終的にルーキー最上位は16位フィニッシュのザック・ビーチでした。

【ペンスキー勢の沈没】
3台ともトラブルで7位のJニューガーデンが最上位でした。フロントロースタートのWパワーはオープニングラップでスピン。Jニューガーデンは39周目のリスタート後に接触でタイヤをバーストさせて最後尾にまで後退。Sパジェノーは22周目のアンダーグリーンでの1回目のストップでエアガンにトラブルが発生して時間をロスしたうえにエンジンストールして20位まで後退。13位でフィニッシュしています。

【最後尾スタートから2位フィニッシュのGレイホール】
7周目にピゴットと接触してスピン。8周目に2回目のフルコースイエローで1回目のピットストップ。43周目のイエロー中の2回目のピットストップまで頑張ってステイアウトして以降はブルデイの後ろにぴたりと着けて一緒に上位に上がってきました。

【Sディクソン】
琢磨選手に追突してそのフルコースイエロー中にペナルティでリードラップ最後尾に後退。80周目にピットスピード違反でドライブスルーのペナルティを受けています。でも6位フィニッシュしています。

【新しいレースディレクター】
これまでレースディレクターを長年務めてきたブライアン・バーンハートはその職を離れてハーディングレーシングの社長に就任。変わってIMSAでオフィシャルをしてきたカイル・ノバックがレースディレクターの職に就きました。今回はその最初のレースということでした。

【松浦プロの予言】
残念ながらすべてはずしました。
レース終盤にウィッケンズとロッシの2台が抜け出すなかで、私がトークバックで「これでイエローが出たら一気に状況が変わるよ」と伝えたところ、「もうレースはだいぶ落ち着いてきてしまったので(イエローは出ないでしょ)」ともコメント。