燃費作戦が功を奏して3位フィニッシュしたディクソン

2018年05月29日



エンジンパワーで圧倒するシボレー勢に対して、ホンダは燃費の良さを生かして3位4位5位に食い込みました。3位ディクソンは予選9位、4位Aロッシは予選32位、5位Rハンターレイは予選14位からのスタートでした。

残り7周のリスタートでトップ争いを演じたSウィルソン、Jハービー、Oセルビアも燃費作戦が功を奏してシボレー勢に対してピットストップを1回減らす作戦で上位にあがってきていましが、最後のイエローがもう2周長ければ、もしくはもう1回イエローが出ていればそのままフィニッシュできていたということです。

さらにギアレシオの選択ミスがリスタートの度にディクソンを悩ませていました。1速ではリミッターにすぐ当たり、2速では回転が下がりすぎたとのことでしたが、順位を落とすことはなかったもののリスタートで順位アップすることはできませんでした。

このレースは8台がクラッシュしそのうちの6台は単独クラッシュ。何人かのドライバーはダウンフォース不足を指摘し、次回以降の改善を望むコメントを出していますが、ディクソンはそれには与しないとしています。

ディクソンのレースカーのリアはレース中終始安定して問題なかった。ブルデイのスピンはイエロー中に場内スクリーンで見たが興味深いとコメントしています。

Sディクソンは今回で16回目のインディ500出走で、2008年に優勝した他、今回の3位で4回目のTOP3フィニッシュを記録しています。

視聴者プレゼントの牛乳瓶はコレ

2018年05月28日


視聴者プレゼントのご応募はこちらまでどうぞ。
https://www.gaora.co.jp/present/

視聴者プレゼントの牛乳瓶ですがコメンタリー3人の直筆サインがこのように入ります。


左から村田さん、松田さん、松浦プロです。

※佐藤琢磨選手の直筆サインは入りません
※牛乳は別途お買い求めください


来年は松浦プロの椅子には電流装置をつけておこう。


ABCがモナコGPの中継を始めるとやらで早や終わりしたので、5時間ちょうどの生中継でした。
私はこれで4月30日からほぼ毎日続いた毎朝5時過ぎ就寝の生活にピリオド。

【佐藤琢磨リリース】スピードが回復してきた矢先に低速車避けきれずリタイア

2018年05月28日



【佐藤琢磨公式リリースより】

先週行われた予選を16位で終えた佐藤は、21日のプラクティス8に臨んだ。「マシンのバランスとしては、予選1日目が特に苦しく、2日目に良いセッティングを見つけ、それを今日の決勝用セッティングでトライしたけれどうまく行きませんでした」とベストタイムは23位と低迷していた。

 金曜日に行われたファイナル・プラクティスでは6番手を確保し、「僕らは月曜日の苦労していた部分からは抜け出し、割と狙っていたバランスとグリップになって来た、というところだと思います」と決勝に向けて少し光がさして来たようだ。

 第102回インディ500は晴天の元、現地時間12時20分にグリーンフラッグとなった。佐藤は、6列目インサイドからのスタート。スタートは大きな混乱も無く、佐藤もポジションを一つ上げたが、その後佐藤のマシンはスピードが上がらず、最初のスティントを終えた時点では23位となってしまう。

 ピットでウィングの調整をしてコースに復帰すると、スピードも220mph台まで回復してきた。しかし、今年導入されたユニバーサル・エアロキットのせいなのか、レースは1列での走行が続き、なかなかポジションを上げることができない。そんな矢先、47周目のターン3を過ぎたところで、前を低速で走行していた周回遅れのジェームス・デイビソンを避けきれずに追突してしまい、そのままリタイアとなってしまった。

 レースはその後もクラッシュが頻発して、合計7回のイエローコーションとなったが、その中で最後まで安定した走りをみせたウィル・パワーが、インディ500初優勝を飾った。



【佐藤琢磨選手のコメント】
(あの接触は)速度差があり過ぎて避けきれませんでした。ジェームスがけっこう苦労しているのは、コーナーに入った瞬間に分かりました。彼は完全にアウトに膨らんでそのまま行くのかと思いましたが、残念ながらレーシングライン上で、かち合ってしまいました。ターンインのところからスロットルを完全にオフにして、ブレーキを踏み始めましたが、全然間に合いませんでした。こういう形で早々とリタイアしてしまったのは、すごく残念ですし、ここまでずっとクルマを作って来てくれたチームにも、ファンの皆さんにも申し訳無いです。

 今回は、スタートからすごく苦労しました。クルマが曲がらない状況で、予想以上にアンダーが強くて、トラフィックに入るとダウンフォースが無くなってしまうし、コックピットで使えるツールは全部使い切ってしまいました。ピットストップして、フロンウィングを上げてからだいぶ良くなったのですが、それでも足りなかったので、次の次のスティントくらいまでには、本来の調子を取り戻せるかなという感じだっただけに、早々のリタイアで残念でした。

 自分たちとしては、課題はいくつか残っていますし、純粋なスピードとしては、自分たちで解決して伸ばしていかなくてはいけないと思っています。このパッケージで走るテキサスに向けて、そこまでにできるだけの分析、解析を進めて行きたいです。

 この週末には、すぐにデトロイトが始まりますので、悔しい気持ちを切り替えてがんばりたいと思います。


プリレースでは琢磨選手の予選2日目の走りもノーカットで紹介

2018年05月27日



このあと0時から放送開始の第102回インディアナポリス500ではそのプリレースで佐藤琢磨選手の予選2日目のアテンプトをノーカットで紹介します。

予選2日目は琢磨選手は5番目の出走だったためにABCと国際映像の中継開始の前に終わってしまいダイジェストでしか紹介できませんでした。

その予選2日目の予選走行を独自に入手し4周丸ごとお見せします。
全ての予選が終了してグリッド確定後の佐藤琢磨選手のインタビューもご紹介します。

上の二つはこのプリレースで初公開となります。

【小倉さん特別解説】ペンスキーのリアウイングの秘密

2018年05月26日



このリアウイングで主にダウンフォースを発生しているのは、主翼にあたる水平な翼の部分だと思われます。

その前縁部分でカッティングシートのエッジによる段差が気流に対向する向きになってしまうと、その段差で気流を乱してウイングの効果を落としかねません。カッティングシートの前端部分を翼の前縁に巻き込むようにして、段差を気流に対向させない向きにすると、ウイングの効果を損ねにくくなります。

B-17など第二次大戦中の航空機の尾翼も、最後に前縁部分の外板を上下の外板の上から被せるように装着していました。(段差は後ろ側で、気流に対抗させないようになっていました。)

一方下反角がついた翼端部分は、翼端坂的な機能なはずで、主翼にあたる水平部分よりもカッティングシートの作業効率の方を優先した実利的なやりかたのように思われます。

このリアウイングは、主に水平な部分が主翼としてダウンフォースを生み、翼端の下反角がついた部分は、主に翼端板としての機能をしているようです。

主翼部分の気流はとても大事で、カッティングシートの端にと翼の表面とでできる段差を気流に対抗する向きにしたくないはずです。すると、 カッティングシートの前端を翼の前縁を回り込ませて、翼の下面で、気流に対抗させない向きで段差をつけたほうが、段差による気流への悪影響を押さえることができるはずです。

一方、翼端部分は、翼端板的な機能で、主翼部分ほど気流への配慮をしなくてもよく、それでカッティングシートの施工のしやすさを優先したのではないかと思います。

第二次大戦中のアメリカの航空機の翼にもみられた、実利的なやりかたのように思います。

※小倉さん、詳細解説ありがとうございました!