【新企画】チーム無線で名場面集

2019年03月31日



今シーズンからIndycar.comがスタートさせたもう一つの新企画、「チーム無線で名場面集」。
レース実況と各ドライバーのチーム無線で各レースの名場面を紹介します。

開幕戦はこちら。
https://youtu.be/pwMkepHaBsI

第2戦はこちら。
https://youtu.be/5JpPIiWEzGE

第2戦からは無線交信内容は下にキャプションが出るようになりました。

もちろんチーム無線はパプリックに公開されることがレギュレーションに定められているので、無線交信の内容公開に関してはチームの反対や事前検閲などはありません。

【新企画】2019パワーランキング

2019年03月30日



Indycar.comの新企画、「パワーランキング」。レースごとに様々なデータを集計してランキングを決定します。ちなみにウィル・パワーとは関係はありません。

データとしてレース結果の他に予選順位、オーバーテイクの回数、走行順位と順位変動などを参考に結果を導き出します。

今回はまだ2レースしか行われていないので2レース分のデータで解析されますが、今後はラスト4レースでのデータを元に判断され、4レース中で直近の成績をより優先して結果が導き出されます。

【ナンバー1ドライバーは?】
これは間違いなくジョセフ・ニューガーデン。開幕戦で優勝し、第2戦でも2位フィニッシュしてランキング1位になっています。

【上昇株】
コルトン・ハータとライアン・ハンターレイ。ハータは第2戦での優勝の結果、ラキング9位から2位にアップしています。ハンターレイは第2戦で3位表彰台に乗った結果、ランキング20位からランキング6位へと最も大きなランクアップを見せています。

【下落株】
ウィル・パワーとフェリックス・ローゼンクビスト。共に開幕戦では上位フィニッシュしたものの、第2戦でポールポジションだったパワーは45周をリードしながらもメカニカルトラブルで最後尾の24位フィニッシュ。デビューレースでラップリードを記録し4位フィニッシュしたローゼンクビストは接触によるクラッシュで23位に終わっています。

Top-10 ランキング (through 2 of 17 races)
1 Josef Newgarden  (前回=1位タイ)
2 Colton Herta  (前回9位)
3 Will Power  (前回1位タイ)
4 Scott Dixon  (前回3位)
5 Alexander Rossi  (前回4位)
6 Ryan Hunter-Reay  (前回20位)
7 Graham Rahal  (前回11位)
8 Felix Rosenqvist  (前回4位)
9 James Hinchcliffe  (前回6位)
10 Simon Pagenaud  (前回8位)

上々の出だしのオーワード

2019年03月28日



2018インディライツチャンピオンで、その才能が注目されていた19歳のメキシコ人、パトリシオ・オーワードは一足遅くなった2019シーズン開幕戦を8位で終えました。

オーワードは2018シーズン最終戦にハーディングレーシングからインディカーシリーズにデビュー。2019シーズンもそのままハーディング・スタインブレナーレーシングからのフル参戦が決定していましたが、開幕1か月前のオープンテスト実施直前になって急きょチームから契約の解除を通告され、セントピーターズバーグでの開幕戦をスキップしていました。

オーワードはその後、カーリンと13レース参戦することで契約を結び、第2戦のインディカー・クラシックで2019シーズンをスタートさせていました。

予選は8位。スタートで6位までジャンプアップするも10周目のピットストップを終えるとだいぶポジションを下げていました。

1回目の見せ場は15周目のレイホールとのバトル。ターン15でレイホールのインサイドに入ると、そのままターン16、17、18とアウトサイドで踏ん張ってターン19で前に出て10番手へアップ。抜かれたレイホールは「クリーンでフェアないいバトルだった、そのことをレース後に彼に言いに行こうと思っていた」とコメントしています。


早めのピットストップもあって、最後のフルコールイエローの時点では5位までポジションアップしていましたが、逆に早めのピットタイミングはオーワードに燃費走行を余儀なくさせていました。

その結果、オーワードはリスタート後にブルデイ、マルコ、琢磨選手にポジションを譲って8位フィニッシュとなりました。

一方でレースを制したのは2018シーズンにインディライツでオーワードとチャンピオン争いを演じた結果、ランキング2位に終わったコルトン・ハータでした。 2019シーズンはチームメイトとなるはずだったハータは再びライバルとなった上にインディカーでの優勝を先にこされたオーワードは、レース後にハータと並走して祝福しています。


レース後にオーワードは「今回はペースを抑えなければならなかったが、レースカーは十分な速さがあって、表彰台は十分に狙える状況だった。全力で戦えないことはつらかったが今回の結果はチームにとってはとてもよかった。体制ができたばかりの状態でいきなりのレースとしては上出来の結果で次のレースが楽しみ」とコメントしています。

メキシコのモントレー出身のオーワードは高校生の時からテキサス州のサンアントニオに住み、今回は地元でのレースでもありました。レースには家族と大勢の友人らが観戦に来ていました。

チームオーナーのトレバー・カーリンは「初レースとしては8位フィニッシュできて良かった。でも我々はもう少し上でフィニッシュできたはずだ。レース序盤で彼が攻めた結果、レース終盤は燃料が厳しいものになってしまったがそのスピードは3位表彰台に値するものだった。そういう意味では8位は物足りない。でも、彼が期待通りの活躍ができたということが良かった」とオーワードの結果に満足したコメントをしています。

ローゼンクビストの速さの秘密

2019年03月27日



2歳のころからスキーをはじめ、学生時代まで競技スキーをやっていたローゼンクビスト。そこでスピードの虜になり、ハイスピードで雪上に弧を描きながらターンする技術系スキーはレースのライン取りにも通じるものがあるとのこと。

ローゼンクビストのインディカーとの最初の関わりは、父親がいつも見ていたインディカーレースのTV中継。1999年のインディ500でスウェーデン人ドライバーのケニー・ブラックが優勝したことで、そのブラックが当時6歳だったローゼンクイストのあこがれの選手になりました。


そして、ついにそのインディカーに挑戦するチャンスをつかみ取りました。それも、トップチームであるチップガナッシレーシングで。期待が大きい分もチーベンションが高いと言い、レースキャリア最大のチャレンジに大いに意気込んでいます。



開幕戦では予選3位から31周をラップリードして4位フィニッシュ。今シーズンは表彰台はおろか初優勝もありそうな勢いを見せています。

第2戦インディカー・クラシックを振り返る

2019年03月26日



【大成功だったCOTAでのインディカーレース】
TOP3は僅差でコース上でのリードチェンジはありませんでしたが4位以下はインディカーらしい激しいバトルがそこかしこで展開されていました。

【トラックリミットの解除】
ターン19でのトラックリミット(4輪コースアウト)のペナルティを予選後に急きょ解除したのでターン19が新たなパッシングポイントになりました。この英断は結果的に大成功でした。


この結果、バックストレートエンドから最終ターンまでをサイドバイサイドで走れることになりました。おそらく琢磨選手もこの恩恵を受けてファイナルラップでオーワードをパスして7位に上がったと思います。オーワードはスペイン語ではオーワルドですが、15歳からアメリカに住み、英語読みのオーワードで現地でも呼ばれています。


【スウェーデンバトル】
前回活躍したローゼンクビストに対して今回はエリクソンが頑張りました。早めのピットストップ作戦も当たって、最後のフルコースイエローの時点で5番手までアップ。しかし、ラストピットのアンセーフリリースで隊列最後尾のペナルティとなってしましました。


そのピットアウトもラインが交錯したピゴットは2tつ先のピットBOXだったので、まだエリクソンがピットアウトしようとした時点でピゴットはファストレーンにいました。ひとつ先のピットBOXであれば瞬時に判断できるでしょうが、相手がまだFASTレーンにいる場合はしばしば起こりうるケースです。


今回はタイヤを酷使するレースカーとなってしまい、苦戦したローゼンクビスト(現地発音はローゼンクイスト)は最後のピットウインドウに入る絶妙なタイミングでクラッシュしイエローの原因となってしまいました。チームメイトのディクソンはその割を食って13位に終わっています。

ローゼンクビストのクラッシュはかなり激しいものでしたが、なんと5周遅れでリスタート前にコースに戻り、その後は1分49秒台を出す走りを見せていました。なので、DNFはパワー1台だけでした。


【10万ドルを取り逃がしたパワー】
46周目にドライブシャフト(インディカーではタイヤを回すシャフトはハーフシャフトと呼ぶ)のトラブルでストップするまでに45周をリードするという完璧なレース運び。今回は10万ドル以上に失ったドライバーズポイントの方が痛手だったかと思われます。


【ラストピットで20秒をロスした琢磨選手】
一瞬だけ映像に琢磨選手のラストピットの様子が映りましたが、見直してみたところ、フロントのエアジャッキが十分に上がらずに、右フロントのタイヤ交換が手こずっていました。リアは2輪とも交換でき、左フロントは無理やり交換していたようでした。

この結果、ブルデイ、マルコ、ジョーンズに前に行かれてしまいましたが、リスタート後にジョーンズとオーワードを抜いて7位フィニッシュ。

もし、トラブルが無ければ、ブルデイとマルコの前で5位フィニッシュできていたかもしれません。


【レース終盤のロッシの追い上げ】
1秒ほどの差でパワーを追いかけていたロッシはフルコースイエローで13位までダウン。リスタート後もディクソン抜かれて14位に後退しましたが、そこから一気に5台抜きを見せての9位フィニッシュ。ロッシのオンボード映像をもっと見たかった感じです。


【アメリカ勢が表彰台独占】
レイホールまで入れるとTOP4がアメリカ人ドライバーとなりました。アメリカ人ドライバーによる表彰台独占はおそらく2015年のアイオワ以来。その時は優勝ニューガーデン、2位ハンターレイ、3位カラムのTOP3でした。ちなみに4位はその時もレイホールでした。

Photo:IndyCar/Joe Skibinski

想像以上にバトルの多いレースで大いに楽しめました。3時間7分の生中継でした。