インディカーでのレッドフラッグの扱い

2019年07月31日

7.1.4.
Red Condition – The Red Condition signifies suspension of on-Track activities. All Drivers are required to slow to caution speed, maintain position and yield to safety vehicles and personnel. All timing and scoring shall be suspended at the declaration of the Red Condition.

7.1.4
レッドコンディション(レッド)では、コース上の進行が中断される。全ドライバーはコーションスピードまで落とし、順位を維持してセーフティービークルやスタッフを妨げてはならない。レッドとなった時点ですべての計時は中断される。

7.2.10.2.

If a Race is stopped by the declaration of a Red Condition and more than 50% of the scheduled number of laps or more than 50% of the declared time limit have been completed by the Race leader, INDYCAR may declare the Race complete and final standings will be determined by ranking all Cars in order by total laps completed and sequence of completion through the last official Race lap.

7.2.10.2.

レースがレッドで中断された場合、レースリーダーが予定されたレース周回数の50%を超えた場合、もしくは予定されたレースタイムの50%を超えた場合、インディカーはレースの成立を宣言し、最終レースラップでの順位と周回数を元に最終順位を決定することがある。

7.2.10.4.

INDYCAR’s decision to restart or not to restart a Race stopped by the declaration of a Red Condition may not be reviewed and/or appealed.

7.2.10.4
インディカーによるリスタートするしないの判断とレッドによるレースの中断の判断に対しては抗議などは受け付けない。

【ミッドハイオ】やっぱりディクソン

2019年07月31日



【ディクソンは予選8位からの優勝】
予選8位と失敗したディクソンは2ストップを選択。燃費走行もさることながら第2スティントでのレッド(ソフト)タイヤで2位にいたパワーよりも1周1秒近く速いラップでの走行をキープ。その結果、2回目のピットストップを終わった時点で同じ2ストップ作戦のパワーに19秒差、ロッシには20秒差をつけていました。しかもラスト2周では消耗したレッドタイヤのディクソンに対して3ストップ作戦で燃料にも余裕があって7周もフレッシュなハードタイヤを履くローゼンクビストを完全に抑え切りました。

【初優勝を逃すも初表彰台のローゼンクビスト】
2ストップ作戦から3ストップに切り替えた好判断で2位に浮上。最後のディクソンとのバトルでは間に周回遅れの4台を挟んで、ラスト2周でディクソンをキャッチしていましたが、仮にフルコースイエローが出されて周回遅れが隊列最後尾に回っていたとしてもイエローでディクソンの燃費は助かるので、結果的にはそのままだったかもしれません。間に入った周回遅れも順位を争っていたのであそこでバトルを続けさせたのはレースコントロールの好判断でした。

【ニューガーデンタラレバ】
ファイナルラップでディクソンに1秒4の差で4位まで迫りましたが、最後はスピンして1周遅れの14位フィニッシュ。2回目のピットストップの燃料補給トラブルもなければ優勝していたでしょう。チャンピオン争い的には面白くなりました。

【今季初優勝がお預けのパワー】
コンシンの予選アタックからの今季3回目ポールポジションゲットでしたが、年賦で不利なシボレーユーザーにもかかわらず2ストップを狙ってmディクソンよりも1秒遅いペースを余儀なくされ、3ストップ作戦のローゼンクビストやハンターレイにもかわされて4位フィニッシュ。チャンピオン争いからは大きく後退しました。

【レースせずに走るだけだったロッシ】
フロントロースタートからミッドオハイオ2連勝を狙ったロッシ。ハードタイヤでのスタートを選択したディクソンに対してソフトタイヤでのスタートを選択。29周は持たせたかったところも、ラップタイムが10秒台まで落ちて26周でタイヤ交換へ。さらに2ストップにこだわった結果、ローゼンクビストとハンターレイにも前に行かれて5位に後退。フィニッシュ直後に燃料切れでストップし、命拾い。

【空回りした琢磨選手】
オープニングラップでエリクソンとジョーンズに挟まれてしまって行き場を失い、エリクソンとの接触でタイヤカット、21位までダウン。その後はフルコースイエローが出なかったにもかかわらず15位までポジションアップ。最後は給油リグのトラブルで燃料が十分に入り切らないというトラブルで1周遅れの19位フィニッシュ。

レース的にはパッシングも多くて見応えがあるレースでした。チャンピオン争いも大詰めに向かっていますが、ガナッシもペンスキーもチームオーダーを出さずにガチでレースをやりあったのはインディカーならではの醍醐味でした。

レース後になかなか天野さんとスカイプで繋がらず、スカイプは断念して携帯電話に変更。

琢磨選手のチーム無線が”パシュパシュ”する理由が不明。する時としない時があって未だに原因特定できず。ライブではスマホアプリでもチーム無線は聞けますが、録画して見た場合はそれはできないので、中継内ではチーム無線をミックスしています。

チームオーダーが無いインディカーシリーズ

2019年07月30日



レース残り20周手前くらいのところで、トークバックでコメンタリーの二人に「ローゼンクビストはこのペースだとのラスト2周くらいでディクソンに追いつくよ!初優勝あるかもよ!!」と伝えたところ、スルーされ・・・。

77周目でもう1回トークバックで話を振ったところ・・・
「ローゼンクビストはチームメイトなので・・・・」と武藤君は言っていましたが、結果は上の写真の通り。

1回目のピットストップの後で、共にポイントTOP3に入るペンスキーの二人も接触しながらやりあっていました。

今回現地は地上波のNBCでの中継でした

2019年07月29日



今回のアメリカ現地中継は全米4大ネットワークの一つのNBCでの放送でした。普段はケーブルテレビや有料衛星放送向けのNBCSNで放送されています。

そのために、今回の放送枠は2時間しかなく、現地NBCが放送開始した時にはすでにパレードラップが始まっていました。

我々は琢磨選手の予選インタビューや現地リポートをレース前に入れる必要があるので、NBC放送開始の30分前から自主製作でプリレースを進行して、朝5時からのNBC開始に合わせました。

スタートコマンドすら中継映像に入ってこなかったのは非常に珍しいですね。

【佐藤琢磨リリース】スタートの混乱にトラブルも加わりタフなレース

2019年07月29日



【佐藤琢磨リリース】
インディ第13戦は、オハイオ州のMid-Ohio Sports Car Courseで行われた。金曜日に行われたプラクティスでは、佐藤もチームメイトのレイホールも下位に沈んでしまった。「赤旗でまともな計測ができなかったです。しかし、スピードも足りていなかったと思いますので、今晩データを見直します」とかなり苦戦しているようだった。

 土曜日のプラクティス3でも、佐藤は大きな解決策を見いだせなかったようで、トップから1秒ビハインドの18位だった。

 午後2時半過ぎに始まった予選、気温28度、路面温度44度とかなり暑い。佐藤は予選1をグループ1から出走したが、1:06.3723とタイムは少し改善したものの、やはりトップから1秒近く離されて、総合17番手で明日の決勝を迎えることになった。「プラクティスから少し改善されましたが、クルマをもっと早くするために、明日のウォームアップでいくつか試す必要があります」と、今回はセットアップに相当手こずっているようだった。

 決勝は現地午後4時過ぎから始まった。佐藤は上手いスタートをみせ、一気にポジションを上げたかに見えたが、ターン4で左右を挟まれた状態となり、他車と接触してタイヤをパンクさせてしまう。その影響でコースオフしてしまい、すぐにピットインをしてブラックタイヤでコースに復帰した。

 順位こそ後方に沈んでしまったが、ブラックタイヤでのラップタイムは、レッドタイヤで出た上位陣よりも上回っており、挽回を期待させるものだった。

 佐藤は29周目に予定通りのピットインでレッドタイヤに履き替えてコースに戻るが、レッドタイヤでのラップタイムはあまり芳しいものではなかった。

 58周目に最後のピットインをしたが、そのタイミングで佐藤のすぐ後ろを走っていたリーダーのディクソンもピットインして、ここで佐藤はラップダウンとなってしまう。それでも、佐藤はディクソンから離されずになんとかラップバックする機会を狙いながら、少しずつ順位を上げていき15番手まで来たところで、燃料が厳しくなり、87周目に予定外のピットインをしてスプラッシュしたために、19位でレースを終えることになった。


【佐藤琢磨選手のコメント】
今日はタフなレースでした。スタートで前のクルマを抜いて3ワイドでターン4に入って行きましたが、前でマーカス・エリクソンがヒンチ・クリフのインに入って身動きができないところへ、自分がインサイドから少し膨らんでしまい、そこへ更にインサイドから1台入って来て、自分も身動きが取れずに、接触して左フロントタイヤをパンクさせてしまいました。そのためにコースオフしてしまい、そのときに大量の小石がマシンに入り込んでしまい、第2スティントの後に分かったのですが、その時の小石がフュエルリグに挟まっていて、ピットで完全に燃料が入りきれていませんでした。本来なら、チェッカーまで燃料が持つはずでしたが、最後に予定外のピットインをすることになってしまいました。イエローが出れば、おそらく最後まで燃料が持ったとは思いますが、残念な結果となってしまいました。