【佐藤琢磨リリース】オープニングラップで多重クラッシュ

2019年08月19日

【佐藤琢磨リリース】
インディ第14戦は、ペンシルベニア州のPocono Racewayで開催された。ここは2.5マイルのトライアングル型オーバルで、レースはインディ500と同じく、200周500マイルで争われる。

 土曜日は、プラクティス、予選と続くはずだったが、現地荒天のために、ドクターヘリが到着できずに、この2つのセッションはキャンセルされた。結局午後1時53分から2時間のプラクティスが設定されて、決勝グリッドは今シーズンのドライバーズ・ランキング順ということになり、佐藤は4列目7番手からのスタートとなった。

 「通常ならプラクティスでのデータを分析して、クルマをセットアップして行くのですが、今日はそれができませんでした。クルマのバランスが悪く、プラクティス終了間際でやっと方向性が見えてきました。あとは今夜データを解析して、明日のレースのためにより良いセットを見つけたいです」と、佐藤はタフなプラクティスを振り返った。

 決勝は現地時間午後2時45分にグリーンフラッグ。佐藤はイン側からアウトに出て、ロッシのアウトから抜きにかかるときに、佐藤の左リアタイヤとロッシの右フロントタイヤが接触して、佐藤のマシンが姿勢を乱してロッシと接触。そのまま佐藤のマシンはさらにイン側に流れ、ハンターレイと接触。その後佐藤のマシンは再びアウト側に流されて、後ろから来たローゼンクヴィストと接触。そこへハンターレイとロッシのマシンが流れて来て、佐藤のマシンはロッシのマシンに接触した後、ハンターレイのマシンに接触してひっくり返った状態で停止した。

 佐藤はマーシャルに救出されて自分の足で歩いてマーシャルカーに乗り込むことができ、佐藤との接触でフェンスに激突したローゼンクヴィストも現地の病院に運ばれたが、クラッシュに巻き込まれたドライバー全員の無事が確認された。5台が絡む多重クラッシュのために、3周を経過した時点でレッドフラッグが出されレースは約45分間中断した。

 レースはその後3回のフルコース・コーションを経て、128周経過後に雷雲が近づき、ドクターヘリが飛べなくなり、また観客にも避難命令がでて赤旗中断となり、そのままレースは終了した。優勝はウィル・パワー、2位にスコット・ディクソン、3位にシモン・パジェノーだった。

【佐藤琢磨選手のコメント】
まず心配なのはフェリックス・ローゼンクヴィストのことです。彼が無事であることを祈っています。チャンピオンシップを戦うドライバーたちには申し訳ないと思っています。ライアンと僕はターン1の出口でレースをしていて、アレクサンダーはスタートが少し遅かったようです。僕たちは(ロッシの)右と左に分かれて進み、すべてクリアできると思っていました。路面の継ぎ目のおかげで進路が乱され、どのドライバーも接近していました。そうしたなかで、僕たちは不運にも接触してしまいました。

スタートリスタートは最大の仕掛けどころ!

2019年08月19日




【Hold your LINE!】
今回のケースではハンターレイはスポッターに
「3 wide 3 wide hold your line」もしくは
「3 wide 3 wide two (cars) out side」 とコールされるのが普通です。
こういう場合は少なくともラインをホールドすることが要求されます。

【1周目はおとなしく??】

スタートリスタートはインディカーレースの最大の仕掛けどころ。
インディ500のターン1みたいにターンに強引に突っ込むのではなく、ストレートで並びかけることに何の問題が?
オープニングラップがダメなら何周目からはOKなんでしょうか??何周目であろうと「あそこは仕掛けるタイミングだったか?」などと同じような非難の声は上がったでしょう。
逆にアレで4位に上がっていたら「さすが琢磨!No attack No Chance!」だと称賛されたでしょうね。

【3ワイドは無謀?】
スタート直後のターン1でウィル・パワーは3ワイドでインサイドに飛びこんで5位から3位にジャンプアップしてますね。
かつてポコノでは7ワイドがあって、琢磨選手が一気に前に出たことがありましたが賞賛の嵐でしたね。
無謀なトライだったという声は無かったかと思います。
結果を見て無謀と言うのは簡単ですが、3ワイド7ワイドはインディカーレースの醍醐味です。

【レーシングアクシデント
結局はレーシングアクシデントだと思います。ランキング2位のロッシがその中に入っていたので大きな声が上がっていますが、琢磨選手へのペナルティは審議されているもののまだ出されていません。

様々なカメラアングルや立場からは色々な解釈がありますが、けが人が出なくて何よりでした。