ゲートウェイ「琢磨選手はかくして逆転勝利した!」

2019年08月27日



今回のゲートウェイ500、今シーズンで最もドラマティックなレース展開だったと思います。

レース前に現地NBCは先週のリプレイを流したうえで琢磨選手に生インタビュー。改めてレースファンに向けて琢磨選手への疑いを晴らすと共に現場ではパドックでもスタンドでも琢磨選手への声援が大きかったことを紹介する機会を設けていました。

インタビューをした”アメリカの二朗さん”のロビン・ミラー氏も「ドライバー紹介の時もブーイングは無かったよね!」と琢磨選手を最大限にフォロー。


248周のレースがスタート。5番グリッドスタートだった琢磨選手はインサイドからヒンチにヒットされた上にハンターレイに挟まれてグリップを失い16位へダウン


その後もう一回スリーワイドでかわされてクリップを失い20位までダウン。その直後の45周目にアンダーグリーンでピットインして2周遅れの最後尾の22位へ。


54周目にパワーが単独クラッシュして2回目のイエロー。これで琢磨選手は1周ラップバックしてイエロー中の68周目に燃料補給とタイヤ交換。ピットアウト時にクルーチーフが落とした無線機を踏んでレース後の罰金に。


このイエローの前にアンダーグリーンでピットインしていたトップ勢はステイアウト。70周目にリスタートして琢磨は1周遅れの20位

このスティントでトップ勢が続々とアンダーグリーンでピットに入って琢磨選手はリードラップの5位まで順位アップ

そこで、121周目にエリクソンがウォールにタッチして3回目のイエローに。

ピットインしようとしていた琢磨選手はチームの機転でここはステイアウト
ストラテジストのデレクが「BOX、BOX,ステイアウト!、ステイ、ステイ、ステイ!!」絶妙なタイミングコールして琢磨選手はコースにとどまってれでリードラップに留まる。


琢磨選手はこのイエローの124周目に3回目のピットイン。これで残り1ストップで行ける状況に。

この間にアンダーグリーンで、すでにピットに入っていたトップ勢がステイアウトしてラップバック。131周目に琢磨選手はリードラップの14位でリスタート。この状態でTOP9台はもう2ストップが必要。


先のイエローでステイアウトしたトップ勢は続々とアンダーグリーンでピットインして周回遅れに。

ピットタイミングが遅い琢磨選手はステイアウトして188周目にラップリーダーに!!

そして、琢磨選手の最後のピットタイミングというところでブルデイがスピンして5回目のイエローに。
この時点でリードラップは4台


ピットオープンになって、先ずはリードラップの4台だけがピットイン。琢磨はそのままの順位でピットアウト

これで、すでにアンダーグリーンでピットインしてラップダウンしてた後続はラップバックしてペースカーとリードラップの4台の間へ。


ラップバックした集団はリスタート前にペースカーをウェーブアラウンドしてトップ4台の後ろへ。
琢磨選手はラップリードをキープしたままでリスタートへ。


リスタートでうまく2位カナーンを引き離した琢磨選手は2秒以上のマージンを築くものの、リアタイヤの摩耗が進んでタイヤをセーブする走りをしながらもTKとのマージンをキープ。
最後はTKをかわして2位に上がって来たカーペンターの猛追を受けながらも、0.039秒差で逃げ切ってレースを制しました。

琢磨選手「これがインディカーのすばらしい所」

2019年08月27日



先週末のゲートウエイ500で見事な逆転優勝を見せた佐藤琢磨選手。インディカーでは経験が重要であることをはっきりと証明しました。

今回のTOP3佐藤琢磨が42歳、カーペンターは38歳、カナーンは44歳。その平均年齢は41.3歳で今シーズンではもっとも高い平均年齢となりました。3人の出走レース数を合計すると723レースにもなります。

琢磨選手は「これがインディカーのすばらしいところだと思います。フィジカル面だけではなく経験やチームの働きなどすべてが重要です。年齢はあまり関係ないですね。」とコメント。

今回の合計年齢124歳は、NBCの調査によるとインディカーレースでは1956年以来の統計で20番目の高齢TOP3だたっとのこと。最高齢記録は1979年ポコノでのAJフォイト(44歳)、ジム・マクエレス(51歳)、ラリー・ディックソン(40歳)の合計135歳でした。

逆に1956年以降のTOP3最少合計年齢は2007年ロードアメリカでのグラハム・レイホール(18歳)、セバスチャン・ブルデイ(28歳)、ダン・クラーク(23歳)の69歳でした。