小学生の遠足を誘致するインディアナポリスモータースピードウェイ

2019年04月26日



4月から5月にかけてインディアナ州内の多くの小中学生が遠足でインディアナポリスモータースピードウェイを訪れます。

インディアナポリスモータースピードウェイは小中学生を対象に「エデュケーション・プログラム」を実施していて、トラックアクティビティが無い日に毎日10校前後の学校の遠足を受け入れています。


エデュケーション・プログラムには専門のガイドが同行し、トラムツアーをはじめ、ビクトリーレーンや有名なコース上のブリックヤードを見学し、スピードウェイの施設や博物館だけではなく、安全対策や計時システムなどのレースの舞台裏が説明されます。


この日は雨にもかかわらず50名近くの小学生がスピードウェイを訪れ、完全ウェット路面にもかかわらずブリックヤードにキスをして盛り上がっておりました。

【新企画】チーム無線で名場面集

2019年03月31日



今シーズンからIndycar.comがスタートさせたもう一つの新企画、「チーム無線で名場面集」。
レース実況と各ドライバーのチーム無線で各レースの名場面を紹介します。

開幕戦はこちら。
https://youtu.be/pwMkepHaBsI

第2戦はこちら。
https://youtu.be/5JpPIiWEzGE

第2戦からは無線交信内容は下にキャプションが出るようになりました。

もちろんチーム無線はパプリックに公開されることがレギュレーションに定められているので、無線交信の内容公開に関してはチームの反対や事前検閲などはありません。

イチロー選手引退

2019年03月22日



2001年、9.11テロのそのわずか2か月後。
当時はGAORAでNASCAR中継をやっていたこともあって、私は週刊オートスポーツ誌で「NASCAR研究会」の執筆を担当していました。

そして、中継の解説もお願いしていた福山さんのたってのリクエストで、GAORAの撮影で取材申請をしてNASCARの現地観戦にアトランタモータースピードウェイに福山さんをお連れしました。

福山さんにとってはこれが初めてのNASCAR現地観戦。NASCAR研究会メンバーの砂子塾長も同行しました。

特番撮影用にビデオカメラを持参して、福山さんと砂子塾長の珍道中の様子を撮影していたのですが、その時に日本のTVが撮影中だと気付いたあちこちの観客から我々に向けて「イチロー!」との掛け声がありました。


決勝レースはグランドスタンドで観戦したのですが、その時も席に着くと周りの観客がイチローの話題で話しかけてきて、「日本にはああいう選手が他にも大勢いるのか?」と質問攻めにあいました。

小柄ながらも器用で俊敏に動くイチロー選手は相当なインパクトをアメリカの野球ファンに与えたようでした。

アメリカ南部のジョージア州アトランタでもイチロー選手のことがこんなに話題になっているとは想像もつきませんでした。

福山さんはこの時にデイルJr.他、NASCAR社長のマイク・ヘルトン氏、鈴鹿参戦時のチームオーナーのトラビス・カーター氏とも面会し、この時の訪問がきっかけで、翌年2002年のNASCARカップレースにつながります。


レースの感想など

2019年03月17日


まずはつい先日に行ってきたセブリングでの伝統的耐久レース。

①現地発音ではセブリングではなく「シーブリング」でシにアクセント。第3戦アラバマGPの実況を担当する予定の辻野君はフラットで発音していましたが、こっちではそれは許しません。

②マツダが優勝するまでは今シーズンを入れてあと2シーズンは必要か?それかカスタマーチームを加えて3台体制にするか。一発の速さはあるが強さにつながっていない・・・。
AER製の2リッター直4ターのエンジンの耐久性も問題。小排気量は不利なのか。

③GTLとGTDはいつも大接戦でファイナルラップまで見逃せない。

④ブリスコーは相変わらずやらかしている。3位表彰台が・・・・。残り10分切ったところであれかあ。

⑤IMSAラジオの実況は相変わらず12時間ぶっ通しで2人でしゃべっているのかな?下の写真右側は解説を担当するジェレミー・ショウ氏で天野さんの古くからの知り合い。


で、南半球で開催されたレース。

①あれでもレーストラックとしてはバンピーすぎて不向きらしい。セブリングを見てきただけにすごくスムーズに見えたのに・・・・。

②11年ぶりの表彰台でインディカー担当からF1担当に異動したホンダのエンジニアの田邊さんもやっと一息か。

③「パワーエフェクト」の意味が分かりませんでした。聴きなれない専門用語が出てくると状況が把握しにくいですね。

④「PIT STRATEGY BATTLE」のGFXの意味がよくわかりませんでした。


そういえば、インディカー開幕戦のNBCSNのレース映像がindycar.comになかなかアップされませんね。

変見自在?偏見自在④ 市街地コースの設営はタイヘン

2019年02月10日

2019シーズン開幕戦まで1か月を切った。セントピーターズバーグの市街地でのコース設営作業も大詰めに入っていることだろう。

公式ツイッターは以下のようなツイートを出している。


9000トンを超えるコンクリートブロック。
総延長12キロメートルを超えるフェンス。
12000本のタイヤ。
セントピーターズバーグ市との良好な協力関係。


これらは1周60秒、2.9キロのコースを設営するのに必要な資材の数だ。

さらには消防法に適合したグランドスタンドの設営や場内放送の為の配線作業、案内看板の設置などの作業も必要になる。

仮設スグランドスタンド設営の資材や場内放送のための通信ケーブルやスピーカーなども膨大な数に上がる。

さて、
市街地コース設営の準備にはどれくらいの日数がかかるのか。

セントピーターズバーグのケースでは準備期間に90日以上。現状回復に60日以上を要するという。

つまり、設営開始から撤収終了までほぼ5か月を要する。

工事期間中は会場周辺道路の通行規制や敷地の入場規制も必要になる。そのための広大な資材置き場の確保や警備も必要だ。

F1世界選手権のモナコGPでも開催3か月以上も前となる2月の初旬から準備作業はすでに始まっていた。


一方でF1世界選手権のシンガポールGPは開催1か月経過後もこの状態であった。


レーシングコースとして使用される路面も、実は道路そのままの状態でレースを開催するのではなく、レースカーの強力なパワーを受け止めるように別舗装が施されている。
下の写真はセントピーターズバーグのターン3。舗装の色が違っているのがよくわかる。


F1世界選手権のシンガポールGPでも、レーストラックは別舗装。
下の写真ではターン7。完全に別舗装でGoogle Earthからでもその様子は確認できる。


しかもその舗装は定期的に補修され、F1モナコGPではほぼ毎年舗装しなおされている。


新たに舗装しなおされた部分はアスファルトの色が濃いうえにペイントが無いのではっきりとわかる。

さらにはモナコでは通常はターン1のど真ん中に大きなひょうたん型の植込みがあって、きれいに芝生が貼られた上に花が生けられて、レースカーのスタチューが飾られている。この植込みはかなり大きいが、レース開催中はすべてがきれいに撤去される。


Google Earthのタイムシフトでこの植込みの有無の様子がよくわかる。ストリートビューにするとちょうど植込みの復元作業を行っている。


他にもモナコではピットロード出口とレーストラックの段差を埋める舗装工事を毎年行っているためにメインストレートからターン1までは毎年再舗装されているようだ。

セントピーターズバーグでもバドックエリアとして使われる駐車場からピットエリアとして使われるローカル空港の敷地への導線には歩道の段差があるが、これも毎年舗装が施されてフラットに工事されている。


レーストラックの管理でもこれほどの手間がかかるうえに、そのコースの周囲には9000個ものトンブロックが置かれて、さらには総延長12キロものフェンスが設置される。

そのフェンスにはコーションライトやPAスピーカーなどが設置されてそれぞれがケーブルで接続される。

もちろん仮設トイレなどの設置数もすさまじい数になる。レースコースを跨ぐ歩道橋も複数必要で、さらにはバリアフリー対策も必要だ。

その設置から撤去までを5か月間かけて行うという気の遠くなる作業が毎年行われている。



オートスポーツNo.1498に「東京五輪後に実現するか?フォーミュラE東京ePrix」と言う記事があった。

記名記事ではなかったが、その中に「”東京マラソンはできても自動車レースはできない”最大の要因(特有の障壁)は「騒音」と「排ガス」に帰結していた。」とあった。(オートスポーツNo.1498 3ページより)

専門誌の記者が「マラソン」と「自動車レース開催」の違いを、その程度としか認識していないのかと愕然とした。

同時にフォーミュラE東京ePrixの開催もかなり先になりそうだとも大きく確信した。