インディカーとIMSをペンスキーに譲渡

2019年11月05日



インディカーとインディアナポリスモータースピードウェイ(IMS)を所有するハルマン&カンパニーは、インディカーとIMS、IMSプロダクションズ(映像制作会社)の譲渡に関してペンスキーコーポレーションと合意したことを発表しました。

譲渡先はペンスキーコーポレーションの子会社のペンスキーエンターテイメントで、所定の手続きが終了次第、譲渡が完了します。

IMSは地元実業家のカール・フィッシャー他3人によって建設され、1911年にインディ500を初開催。その後スピードウェイは1927年に第一次大戦の撃墜王として名を馳せたエディ・リッケンバッカーに売却されました。

第2次世界大戦終戦後の1945年にはインディアナポリスでベーキングパウダーの製造販売で財を成したトニー・ハルマンがスピードウェイの新オーナーになりました。ハルマンは戦時中に閉鎖されて荒廃していたスピードウェイを見事に復興させ、インディ500を世界最大のレースにまで成長させました。

トニー・ハルマンが1977年に亡くなった後はハルマン家がその後を継ぎましたが、トニー・ハルマンには一人娘のマリーしかなく、マリーがジョージ家に嫁ぐとその長男のトニー・ジョージがIMSの代表となり、それまで年に一度インディ500を開催するだけだったスピードウェイにNASCARブリックヤード400、F1世界選手権USGP、モトGPを誘致しました。

2019年現在ではインディ500は103回の開催を数えています。

ハルマン&カンパニーのトニー・ジョージ代表は「長らくペンスキー氏と譲渡について協議を重ねてきましたが、ようやく合意に達しました。インディアナポリスモーターは1909年以来の長い歴史と共にモータースポーツの聖地となり、そのスピードウェイにハルマン・ジョージ家が70年間以上もかかわってこれたことを光栄に思います。今回はスピードウェイの4代目のオーナーとなるロジャー・ペンスキー氏にすべて任せられることになって良かったと思います。インディカーレースとスピードウェイを未来へ継承するのに彼ほどふさわしい人物はいないと思います」とコメントしています。

譲渡先となるペンスキーコーポレーションはこれまでもモータースポーツ関連の施設を所有した経歴があり、1973年にミシガンインターナショナルスピードウェイを所有。その後はクリーブランドGPの開催、ナザレススピードウェイとカリフォルニアスピードウェイを所有した他、ノースカロライナレースウェイやホームステッドマイアミスピードウェイの回収などを行ってきました。
現在ではデトロイトGPをプロモートしています。

ロジャー・ペンスキーとスピードウェイとの最初の関わりは父親に連れられて足を運んだ1951年のインディ500.当時はちょうど50回目のインディ500開催でした。

「スピードウェイとインディカーの歴史は非常に長くて大きな尊敬に値します。ここまで歴史と伝統を守り続けてきたハルマン家には感謝するとともに、これらの財産を次世代にしっかりと後継させるべく努力してゆきたい」とペンスキーはコメントしています。

※「買収」という言葉は響きがよろしくない上に、いらぬ憶測を呼ぶ恐れがあるあるので、自分は「譲渡」という言葉に翻訳。
実態は「後継者がいないハルマン&カンパニーがモータースポーツ界での実績も財力も十分なペンスキーグループにスピードウェイとインディカーを託した」と言った感じ。

【速報】ハルマン&カンパニーがスピードウェイとインディカーシリーズをペンスキーに売却

2019年11月04日

日本時間5日深夜1時に記者発表。

TAKUMA KIDS KART CHALLENGE 2019 FINAL レポート

2019年11月04日



【佐藤琢磨公式リリース】より
“TAKUMA KIDS KART CHALLENGE” は「モータースポーツの楽しさを通じて、東日本大震災の復興地を応援しよう︕」と、カートを通じて全国の子どもたちが触れ合うことを目的に2014年にスタート。6年目を迎えた今年は、カート初心者からレース経験(レーシングカートでレース大会に出場経験のある方の参加は除く)のある小学生を対象として、北海道から沖縄まで全国24サーキットで過去最多の1,373人の参加人数を集め、5,366回のタイムトライアルを実施。ファイナルには、各サーキットのトライアルで選出された100名が進出し、最終日には96名(未出走4名)の小学生が出走した。

会場となったのは、鈴鹿サーキット・モートピア内のアドバンスカートのコース。子どもたちもコースに慣れ、佐藤のアドバイスや上級者の走りを見て学び、ほとんどがタイムアップに成功。1秒前後もタイムを縮める子どもも少なくなかった。

決勝レースは、予選ヒート上位40名が進出。A(予選1~20位の奇数順位)、B(予選1~10位の偶数順位)、C(予選21~30位)、D(予選31~40位)の4組に分かれて10台ずつ各5周で争われた。

空に雲が広がり、肌寒くなる中、各レースでは熱いバトルが各所で見られた。勢い余って接触やスピンする場面も見られたものの、最高40~50km/hのスピードの中、果敢なオーバーテイクや相手のプレッシャーに負けない駆け引きをする子どもたちもいた。

最後は決勝AとBの上位5名ずつ計10名で、8周の決勝ファイナルを戦う。予選ヒート、決勝Aともにトップだった末友くんと前日のタイムトライアルトップの瀧口純輝くん(ドリームサーキット/小学6年)がスタート直後から首位争いを展開。末友くんは何度も並ばれそうになりながらもトップを守り、瀧口くんも得意なコーナーでオーバーテイクを試みようとデッドヒート。一度は瀧口くんが前に出るも、末友くんがクロスラインで抜き返すなど、小学生とは思えない迫力あるバトルを見せ、末友くんがポール・トゥ・ウィンを飾った。2位には瀬川直人くん(G-7土山サーキット/小学4年)、3位には土屋拓心くん(ハーバーサーキット木更津/小学5年)が入った。さらに、決勝ファイナルに進んだ上位10名は、12月1日に開催予定のアカデミー(会場:フェスティカサーキット栃木)で、佐藤から直接ドライビングの指導を受ける権利も獲得した。

これがレース初優勝という末友くんは「(瀧口)純輝くんに後ろから何度もつつかれて、一度は抜かれたけどすぐに抜き返して、最後は逃げ切りました。アカデミーではもっと速く走る方法を教わりたい。将来はF1かスーパーGTのドライバーになりたいです」と笑顔で語った。

決勝レースを振り返って、佐藤は「みんなチャレンジしてくれて、素晴らしい決勝レースをしてくれた。特に昨日から今日にかけて急成長が見られた。激しいバトルで接触、スピンはあったけど、フェアでハードなレースだった。トップ40に選ばれなかった選手も、もう1日あったら(決勝に)行けただろうという子が何人もいた。次の目標にしてがんばってもらいたい」と子どもたちの成長ぶりに目を細めていた。

子どもたちのレースの後は、佐藤がレーシングカートによるデモ走行を披露。グリコワゴンとのランデブー走行に続いて一気にペースアップし、子どもたちが使用したレンタルカートとはエンジン音もパワーも段違いの走りで会場を沸かせた。

表彰式では各レースの上位3名とアカデミーに進出する上位10名が表彰され、最後はグリコワゴンから子どもたちにお菓子がプレゼントされた。

佐藤は「スーツもヘルメットも持ってない子どもたちがレンタルカートでタイムトライアルしてくれて、練習を重ねて各サーキットの代表としてここに来てくれた。ひとりひとりの子どもたちの成長が見られたし、6年目にして100名の選手を集められる規模になったことを感謝しています」とTAKUMA KIDS KART CHALLENGEがモータースポーツの普及の一助となっていることをあらためて喜んでいた。

新生、アローマクラーレンSPがドライバーラインナップを発表

2019年10月31日



2020シーズンからフル参戦を開始するアローマクラーレンSPは現地水曜日にドライバーラインアップを発表しました。

2018年インディライツチャンピオンのパトリシオ・オワードと2019年インディライツチャンピオンのオリバー・アスキューの二人の若手にシートが託されます。オワードは20歳、アスキューはこの12月で23歳になります。

オワードは2018シーズンに9勝してインディライツのチャンピオンとなり、2018シーズン最終戦にインディカーデビューし、予選5位決勝9位を記録。

2019シーズンにデビュー予定だったハーディングスタインブレナーレーシングのシートをシーズン開幕前に突如失い、カーリンから7レースに参戦し、第2戦で8位フィニッシュを記録。その後は日本のスーパーフォーミュラで3レースに参戦し、第6戦岡山で6位フィニッシュしています。

アスキューは2019シーズンにインディライツで7勝してチャンピオンタイトルを獲得しています。

合わせてチームは契約が残っていたジェイムス・ヒンチクリフとの関係を解消したことを発表しています。

アローマクラーレンSPはこれまでインディカーに参戦していたシュミットピーターソンモータースポーツとマクラーレンが合併して結成されたチームでシボレーエンジンを使用することがすでに発表されています。

AJフォイトレーシングがABCサプライとの15年間を振り返る

2019年10月29日


https://www.foytracing.com/single-post/2019/10/28/Thank-you-ABC-Supply-for-the-past-15-seasons-in-the-IndyCar-Series-It%E2%80%99s-been-a-wonderful-ride%E2%80%A6-1?utm_campaign=fbc175e1-9c48-471f-a7d0-3cf892835f59&utm_source=so&utm_medium=mail&cid=43454d30-bafa-429a-a2b5-b03d50207bbe

AJフォイトレーシングのメインスポンサーを15年間務めてきたABCサプライが今シーズンいっぱいでスポンサー契約を終了するにあたって、AJフォイトレーシングは15年間を振り返るビデオクリップをチームの公式ページに公開しました。

佐藤琢磨選手は2013シーズンから2016シーズンまでの4年間AJフォイトレーシングに在籍し、2013年ロングビーチで優勝し、続くサンパウロで2位フィニッシュしてポイントリーダーでインディ500を迎えたほか、2014年デトロイトでポールポジションを獲得するなど通算3回のポールポジション獲得についても映像内で触れられています。

ABCサプライのフルシーズンサポートは終了しましたが、第104回インディ500はプライマリースポンサーを務めることになっています。