ロードコースでのソフト(レッド)タイヤの使用セット数について

2019年09月24日



ロードコースでのソフト(レッド)タイヤの供給セット数は、2017シーズンから3セットから4セットに変更されました。

各チームが予選前にソフトタイヤのパフォーマンスを把握できるようにするのがその目的です。それ以前は各チームは予選でぶっつけでソフトタイヤを使用していました。

ソフトタイヤの供給セット数は1セット増えましたが、金曜日の練習走行終了時にハードとソフトそれぞれ1セット返却しなくてはなりません。
なので、ソフトタイヤの本数は土日で3セットになります。

土曜にはプラクティス3と予選が行われますが、プラクティスではソフトタイヤは使わずに予選に温存します。

予選では3セットのうちの最大2本を使用します。
Q1=新品1セット目
Q2=新品2セット目
FAST6=どちらか中古1セット

なのでQ1敗退の場合は新品ソフトが2セット手元に残ります。
Q2で使用するタイヤも、決勝レースで使用する必要があるのでせいぜい2周か走っても3周しかしません。

インディカーのビデオ判定システム

2019年08月20日



インディカーのレースコントロールルームでは映像を検証することによって、ペナルティの審議をしています。

46台のデジタルビデオレーコーダーでレース中の全ての映像を録画し、任意のタイミングで任意のシーンを検証できるようになっています。

その中には8台のTV中継用のLIVEオンボード映像が含まれています。今回のLIVEオンボードカメラ搭載車は以下の8台でした。

Camera 1 = James Hinchcliffe #5
Camera 2 = Graham Rahal #15
Camera 3 = Felix Rosenqvist #10
Camera 4 = Zach Veach #26
Camera 5 = Alexander Rossi #27
Camera 6 = Ryan Hunter_Reay #28
Camera 7 = Conor Daly #59
Camera 8 = Santino Ferrucci #19

なので、レース中のペナルティの審議には上記の8台のオンボード映像とその他の映像をチェックして審議が行われます。

そして、レース後にチームと琢磨選手が提示したオンボード映像はチームが独自に搭載しているカメラの物でした。


去年まではチームの車載カメラはプラクティスセッション中のみの装着が許されていました。と言うのもチーム搭載のカメラはTV放送用車載カメラの前に装着する形となって、TV用カメラに支障してしまうしまうためでした。

しかし、今年からはダラーラがロールフープのカウルの形状を改良し、チームの車載カメラをカメラ内に内蔵できるようになりました(赤矢印)。これでTV用LIVEオンボードカメラ(青矢印)を支障しなくなりました。


琢磨選手が提出したのはこの位置に装着されたチーム独自のカメラの映像でした。この映像はレース中にはチェックできないので、レースコントロールはレース中にこの映像を見ることはできません。

なので、公式記録では琢磨選手に「Avoidable Contact  Post-Event Review」とあって、レース後に再検証することになっています。

おそらく、ペナルティの審議に関しては、チームが提出した映像も検証されることになるかと思われます。

インディカーでのレッドフラッグの扱い

2019年07月31日

7.1.4.
Red Condition – The Red Condition signifies suspension of on-Track activities. All Drivers are required to slow to caution speed, maintain position and yield to safety vehicles and personnel. All timing and scoring shall be suspended at the declaration of the Red Condition.

7.1.4
レッドコンディション(レッド)では、コース上の進行が中断される。全ドライバーはコーションスピードまで落とし、順位を維持してセーフティービークルやスタッフを妨げてはならない。レッドとなった時点ですべての計時は中断される。

7.2.10.2.

If a Race is stopped by the declaration of a Red Condition and more than 50% of the scheduled number of laps or more than 50% of the declared time limit have been completed by the Race leader, INDYCAR may declare the Race complete and final standings will be determined by ranking all Cars in order by total laps completed and sequence of completion through the last official Race lap.

7.2.10.2.

レースがレッドで中断された場合、レースリーダーが予定されたレース周回数の50%を超えた場合、もしくは予定されたレースタイムの50%を超えた場合、インディカーはレースの成立を宣言し、最終レースラップでの順位と周回数を元に最終順位を決定することがある。

7.2.10.4.

INDYCAR’s decision to restart or not to restart a Race stopped by the declaration of a Red Condition may not be reviewed and/or appealed.

7.2.10.4
インディカーによるリスタートするしないの判断とレッドによるレースの中断の判断に対しては抗議などは受け付けない。

インディカーでのブルーフラッグ

2019年07月18日



7.2.5.Blue

7.2.5.1.
An informational blue flag notifies a Driver that an approaching Car is attempting to overtake.

7.2.5.2.
At Road/Street Course Events, a command blue flag ordered directly by INDYCAR and displayed from the starter’s stand directs a Lapped Car to give way to the overtaking Car within one (1) lap.

7.2.5.3.
At Oval Events, the informational blue flag will be displayed from the starter’s stand as per Rule 7.2.5.1. A command blue flag ordered directly by INDYCAR and displayed from the starter’s stand directs a Lapped Car to give way to the overtaking Car within one (1) lap.

7.2.5.4.
Pit Lane Exit Light – For Road and Street Course Events only, an additional blue light is positioned at the Pit Lane exit and notifies a Driver leaving Pit Lane that a Car on-Track is in close proximity.

上記がルールブックの記述。

後方からのペースの速い車の接近を知らせ、その知らせを受けたドライバーは後ろに留意せよというのがブルーフラッグルールの基本です。

そして、ロードストリートレースではレースコントロールからの指示を受けて、”スターターズスタンド”から周回遅れに対してブルーフラッグが掲示される場合は「直ちに進路を譲れ」ということを意味する。とルールブックにあります。

さらに、スターターズスタンドからブルーフラッグが掲示されたレースカーが1周以内に進路を譲らなかった場合はペナルティが課せられる。となっています。

つまり、「スターターズスタンド(=コントロールラインわきにあるフラッグスタンド)」からブルーフラッグが掲示された場合のみ進路を譲る”義務”が発生することになります。それ以外のフラッグポストでのブルーフラッグの掲示は”進路を譲るべきかどうか”留意しなさい”ということになります。

ロードストリートでのタイヤルール

2019年07月15日



15.3.3.2
1台につきそれぞれのタイヤコンパウンド(ソフトとハード)で2周消化しなければならない

15.3.3.2.3
1周はラップリーダー(当該車両ではない)によってアンダーグリーンの状態で始まらなければならない

15.3.3.2.4
スタートフィニッシュラインの位置にかかわらずピットレーンでも2周目完了はカウントされる

15.3.3.2.6

接触でダメージを受けたタイヤは2周の使用義務を免除する

と言うことで、オープニングラップでのマルチカークラッシュのあと、フルコースイエローで各車2周終了3周目以降にタイヤを交換ているので規定はクリアしています。

例えば今回のケースでは、ブラックでスタートしてフルコースイエローでピットインしてタイヤをレッドタイヤに交換し、コーションラップ中に2周してリスタート前にもう一度ブラックタイヤに戻すなどの行為はルール15.3.3.2.3をクリアしたことにはなりません。