インディカーのピットクローズ

2020年09月07日



インディカーシリーズではオーバル、ロード/ストリート共にイエロー(フルコースイエロー)になったと同時にピットクローズとなります。

ピットクローズと同時にピットレーン入口に設置されているピットクローズライト(矢印)が点滅し、ピットクローズを知らせます。

ライトはピットレーン入口の手前に設置され、シグナルは強烈な輝度を持つLEDライトで発せれるので、ピットインしようとするドライバーがこれを見逃すことはまず起こりません。

レースコントロール無線でもイエロー発生と同時に「pits are closed」と必ず続けてコールされるのでチーム側も把握漏れすることはありません。

ピットがオープンになるとピットクローズライトは消灯されます。

ピットクローズ時に以下の作業をした車は隊列の後ろに下ってのリスタートになります。
①車体ダメージの修理
②タイヤがダメージを受けた場合の全タイヤ交換
③燃料切れ寸前での最大2秒間の燃料補給


上記以外のピット作業かあった場合は内容に応じてペナルティ(通常はドライブスルー)が科せられます。

リスタートに際してはペースカーライトが消灯された後はレースリーダーは所定の位置(リスタートゾーン)までペースラップスピードを維持しなければなりません。(7.7.1.3.)

その時にはレースコントロールよりレースリーダーへ「car ○○ straight and steady(カーナンバー○番、まっすく一定の速度で走行しなさい」と無線でも指示が出されます。この状況ではウェービング(蛇行)やチェックアップ(加減速)をすることはできません。

【第104回インディ500】イエローチェッカー確定でレッドフラッグにならない理由

2020年08月25日



ピゴットのクラッシでイエローになったのは残り5周から残り4周になろうとしていたところ。
その時点で残りの周回数からイエローチェッカーしか選択肢はありませんでした。

レッドフラッグを掲示するにしても、以下の周回数が最低でも必要になります。

197周目(残り4周) コーションラップ再開
198周目(残り3周) ピットオープン
199周目(残り2周) 1Lap to green
200周目(残り1周) リスタート
200周終了 チェッカーフラッグ


ということで、残り5周の所でレッドフラッグを掲示しても、ピットレーンに停める周回数には。すでに「コーションラップ再開させなければいない残り4周」になっているので、レッドフラッグは出せませんでした。

インディカーレース観戦講座⑤

2020年06月24日

続編が公開されています。
スカパー ! [公式] YouTubeにてご覧いただけます。
F1やスーパーGTは見るけど、インディカーレースはちゃんと見たことがないという方にお勧めです!

第⑤回は、ピットワークのルールや見どころについてです。
2020シーズンからピットウォールを超えて作業ができる人数は6人から7人に変更されています。

インディカーレース観戦講座③④

2020年06月21日

続編が公開されています。
スカパー ! [公式] YouTubeにてご覧いただけます。
F1やスーパーGTは見るけど、インディカーレースはちゃんと見たことがないという方にお勧めです!

第③回は、インディカーのエンジンとタイヤについて


第④回は、レーススタートとフルコースイエローのルールについて
レース中継ではわかりにくいリスタートゾーンを可視化して解説。

2020シーズン、テクニカルレギュレーションの主な変更点

2020年03月09日

テクニカルレギュレーションの主な変更点をご紹介します。

14.4.2.10.2
ドライバーは体重がプラスマイナス3ポンド(1361g)以上の変化があった場合は次の走行セッションまでにドライバーバラストを調整しなければならない。
※ドライバーの体重と装備品とドライバーバラストの合計は185ポンド(84㎏)にしなければならない(14.2.2)

16.6 認可外のエンジン交換
16.6.1.2
認可外のエンジン交換を行った場合はオーバルイベントで予選9ポジション降格、ロードストリートレースで6ポジション降格のペナルティとなる。そのペナルティはエンジンを交換した当該イベントもしくはテストの次のレースで科せられる。

16.6.1.3
インディ500では認可外エンジン交換によるペナルティは適用されない。インディ500で適用となるペナルティ、もしくはインディ500期間中に発生したペナルティはその後のイベントで適用される。

16.6.2.2
エントラントの希望でエンジン交換を行った場合は16.6.1.2. で定められたペナルティに加えてドライバーポイントとエントラントポイントをそれぞれ10点をはく奪とする。

18.1.2 メディアカル/レスキュー対応
18.1.2.1
ドライバーはインディカーが定めた手順と基準を満たしたうえで8秒以内に脱出できる状況でなければならない。