インディカーレース@COTA

2019年03月21日



今週末にサーキットオブジアメリカズ(COTA)で初開催されるインディカーレース。長らくCOTAでのインディカー開催が話には上がって来たものの、テキサスモータースピードウェイと商圏がかぶることもあって開催には慎重な姿勢を貫いてきましたが、ようやく開催にこぎつけました。

FIAグレード1の最新サーキットでF1世界選手権も開催されるために、インディカーがどのようなレースになるのか非常に興味深いものとして注目が集まっています。

【COTA】
ヘルマン・ティルケ設計のコースは世界のサーキットの特徴を集めたものとなっています。ターン2からは鈴鹿のセクター1のようなS字区間。さらにドイツのホッケンハイムや英国のシルバーストンのマゴッツ・バケツ・シークエンスなどの要素が取り入れられています。
インディカーでは高速エリアとテクニカルエリアの速度差が大きく、ベストなハンドリングバランスを合わせるのが非常に難しいレーストラックになっています。

【ラップタイム】
2月のオープンテストでのトップタイムはコルトン・ハータの1:46.6258。
トラックレコードはルイス・ハミルトンの1:33.108。

【ピットウインドウ】
タイヤ的にはロードアメリカにキャラが似ているということで、ロードアメリカでの燃費のMPG=3.35で計算すると最大17周。
よって、9L+17L+17L+17L の3ストップ4スティント。

【ファイアストンタイヤ】
プライマリー=ハード7セット(ルーキー+1セット)、オルタネート=ソフト4セット、レイン5セットで、去年のロードアメリカとほぼ同じスペックの物が使用されます。
去年のロードアメリカではハードとソフトの性能差が比較的大きく、ハードタイヤのグリップのピークレベルがさほど高くなかったので、レッドタイヤが圧倒的に有利でした。

【レーストラック】
テスト時の琢磨選手のコメントでは想像以上にバンピーとのこと。インディカーのタイヤホイールは15インチ、F1カーは13インチでタイヤ外径両方ともほぼ同じ(26インチ、インディカーは後輪は27インチ)なので、サスペンションの仕事量はインディカーの方が圧倒的に多くなります。スーパースロー映像があればサスペンションの動きや挙動の違いがよくわかるかもしれません。

【トランスミッション】
F1カーは8速。インディカーは6速なので、インディカーの方がロングギアを使用します。裏ストレートエンドでは6速から一気に1速までダウンさせます。

【トラックリミット】
F1ルールが良くわかりませんが、去年のハミルトンのポールラップではターン9で4輪共に縁石の外のグリーンに出ていましたが、ラップタイムが有効になっています。インディカーでは合同テストではターン19でトラックリミット違反(4輪逸脱)がかなりとられてラップタイムが抹消されていました。

COTA トラックマップ

2019年03月19日



https://digbza2f4g9qo.cloudfront.net/-/media/IndyCar/Schedules/TrackMaps/COTA_TrackMap.jpg?vs=1&d=20190313T154014Z

F1と全く同じレイアウトになります。
ただし、ピットロードにはピットウォールが設置されます。

COTAの週末の天気は崩れるのか??

2019年03月18日



日曜日も土曜日と同じ感じでところによってTストームの予報。
正し降水確率は土曜日の方が上。

二泊覚悟か??

ソノマ予選まとめ、ディクソンがフロントロースタート

2018年09月16日



【ポールポジションはハンターレイ】
前回のポートランドで優勝を逃した形になったハンターレイが今季初のポールポジションを獲得。キャリア7回目。2014年のロングビーチGP以来4年ぶり。

【ディクソンはフロントロースタート】

自らのミスでポールポジションをとり逃したものの手堅くフロントローを獲得。フロントロースタートは今季4回目。ポイント2位のロッシの前にいる限りはタイトル獲得につながります。

【ニューガーデンは予選3位】
ディクソンに食らいつくポジションからのスタート。しかし、ディクソンが21位以上にいる限りは逆転タイトルの可能性はありません。

【パワーは予選7位今季ワースト】
チームとのコミュニケーションミスで2周アタックの予定を1周でピットイン。
今シーズン初めてファスト6に進出できなかったばかりか、今季ワーストの予選7位。昨年の最終戦と言い、前回のポートランドと言い、なぜかパワーにはトランスミッショントラブルが頻発しています。

【予選6位から追いかけるロッシ】
ロッシの逆転タイトル獲得のためにはディクソンの前にいることが必須。予選FAST6ではあえてソフトタイヤを使わずに決勝レースに温存するという作戦を選択。予選6位に終わっています。決勝ではどのように挽回するのかその作戦に注目。

【デビュー戦予選5位のオワード】
19歳のメキシコ人、パトリシア・オワードがデビュー戦で予選5位。ハーディングレーシングにとってもチーム最上位記録となりました。ドライバーコーチを担当するアル。アンサーJr.もこの結果に大満足。


【琢磨選手は予選12位】
レッドタイヤとの相性に苦しんでQ2に進出したものの予選12位に終わっています。ただ、ブラックタイヤでの感触は非常にいいとのことなので、決勝レースは期待できそうです。

【ソノマでのタイヤチョイス】
去年からはさらに固めのコンパウンドが採用され、ハードとソフトの差が小さくなったばかりか、気温が上がった場合はソフトタイヤがデグラデーションが激しくなり、ハードタイヤがコンシスタントになる傾向があります。去年の決勝レースでのタイヤ選択は以下の通り。


【ソノマでの作戦】
フューエルウインドウ=~26周(MPG=3.5)
ピットストップデルタ=約25秒+停止時間
2ストップを狙うチームが出てくるかもしれません。

ディクソンを押しあげ続ける策士のマイク・ハル

2018年09月14日



今週末のインディカー最終戦ソノマGPを前に既に5回目のチャンピオンタイトルに王手をかけているスコット・ディクソン。

今シーズンは3勝をあげて、このラスト13レース中12レースでTOP5フィニッシュ。シーズンここまでの16レースで11位以下のフィニッシュはわずか2回(ロングビーチとアイオワ)のみ。

その結果、ポイント2位のアレクサンダー・ロッシに対して29ポイントものリードを築いていますが、ロッシが優勝してフルマークの104点を取った場合はディクソンは2位以上のフィニッシュが必要ということでまだまだ気は抜けません。

5回目のタイトル獲得へ向けての原動力は安定した上位フィニッシュだけではなく、予選での失敗やレース中のペナルティなど、大きく順位を下げた時からの挽回力が他とは群を抜いています。

どんな状況でも確実に上位フィニッシュするディクソンの背後にはストラテジスト(作戦参謀)のマイク・ハルの存在が大きくものを言っています。

開幕戦ではFAST6に入れずに予選9位からのスタート。決勝レースでは琢磨選手に追突して最後尾まで下がるペナルティ受けた上にピットスピード違反もあって2回最後尾に下がった上での6位フィニッシュ。

その後も第2戦フェニックスでは予選17位から4位フィニッシュ。第5戦のインディカーGPでは予選18位からの2位表彰台。第14戦ポコノ500でも予選13位から3位フィニッシュと大きく順位を上げてフィニッシュしてきています。

この裏にはディクソンの速さの他に”運の良さ”と”作戦の巧さ”があることは疑いの余地がありません。

前回のポートランドGPではオープニングラップでの多重クラッシュに巻き込まれながらも奇跡的に無傷でコースに復帰。その後にピットスピード違反でドライブスルーペナルティを科せられてしまいますが、その直後にポールシッターのパワーのクラッシュでフルコースイエローとなり、遅れを挽回して5位フィニッシュ。この結果、8位フィニッシュしたポイント2位のロッシとの差をさらに3点広げることに成功しました。

このような最悪の展開の中で最大限にポイントを獲得するディクソンとハルのコンビはライバル勢にとっては大きな脅威になっています。たとえディクソンが後方に沈んだとしても全く油断できない状況を作り出しています。

もし、後方から挽回したこれらの5レースで、もしディクソンがもう1ポジション後方でのフィニッシュであればロッシとの差はわずか15点。2ポジション後方だったらわずか4点差。3ポジション後方だったらロッシがポイントリーダーで最終戦を迎えていました。

もはや最終戦でディクソンは21位以上を走行している限りはパワーとニューガーデンのタイトル獲得のチャンスは無くなり、ロッシの前を走っている限りはロッシのタイトル獲得のチャンスはありません。