【ミッドハイオ】やっぱりディクソン

2019年07月31日



【ディクソンは予選8位からの優勝】
予選8位と失敗したディクソンは2ストップを選択。燃費走行もさることながら第2スティントでのレッド(ソフト)タイヤで2位にいたパワーよりも1周1秒近く速いラップでの走行をキープ。その結果、2回目のピットストップを終わった時点で同じ2ストップ作戦のパワーに19秒差、ロッシには20秒差をつけていました。しかもラスト2周では消耗したレッドタイヤのディクソンに対して3ストップ作戦で燃料にも余裕があって7周もフレッシュなハードタイヤを履くローゼンクビストを完全に抑え切りました。

【初優勝を逃すも初表彰台のローゼンクビスト】
2ストップ作戦から3ストップに切り替えた好判断で2位に浮上。最後のディクソンとのバトルでは間に周回遅れの4台を挟んで、ラスト2周でディクソンをキャッチしていましたが、仮にフルコースイエローが出されて周回遅れが隊列最後尾に回っていたとしてもイエローでディクソンの燃費は助かるので、結果的にはそのままだったかもしれません。間に入った周回遅れも順位を争っていたのであそこでバトルを続けさせたのはレースコントロールの好判断でした。

【ニューガーデンタラレバ】
ファイナルラップでディクソンに1秒4の差で4位まで迫りましたが、最後はスピンして1周遅れの14位フィニッシュ。2回目のピットストップの燃料補給トラブルもなければ優勝していたでしょう。チャンピオン争い的には面白くなりました。

【今季初優勝がお預けのパワー】
コンシンの予選アタックからの今季3回目ポールポジションゲットでしたが、年賦で不利なシボレーユーザーにもかかわらず2ストップを狙ってmディクソンよりも1秒遅いペースを余儀なくされ、3ストップ作戦のローゼンクビストやハンターレイにもかわされて4位フィニッシュ。チャンピオン争いからは大きく後退しました。

【レースせずに走るだけだったロッシ】
フロントロースタートからミッドオハイオ2連勝を狙ったロッシ。ハードタイヤでのスタートを選択したディクソンに対してソフトタイヤでのスタートを選択。29周は持たせたかったところも、ラップタイムが10秒台まで落ちて26周でタイヤ交換へ。さらに2ストップにこだわった結果、ローゼンクビストとハンターレイにも前に行かれて5位に後退。フィニッシュ直後に燃料切れでストップし、命拾い。

【空回りした琢磨選手】
オープニングラップでエリクソンとジョーンズに挟まれてしまって行き場を失い、エリクソンとの接触でタイヤカット、21位までダウン。その後はフルコースイエローが出なかったにもかかわらず15位までポジションアップ。最後は給油リグのトラブルで燃料が十分に入り切らないというトラブルで1周遅れの19位フィニッシュ。

レース的にはパッシングも多くて見応えがあるレースでした。チャンピオン争いも大詰めに向かっていますが、ガナッシもペンスキーもチームオーダーを出さずにガチでレースをやりあったのはインディカーならではの醍醐味でした。

レース後になかなか天野さんとスカイプで繋がらず、スカイプは断念して携帯電話に変更。

琢磨選手のチーム無線が”パシュパシュ”する理由が不明。する時としない時があって未だに原因特定できず。ライブではスマホアプリでもチーム無線は聞けますが、録画して見た場合はそれはできないので、中継内ではチーム無線をミックスしています。

チームオーダーが無いインディカーシリーズ

2019年07月30日



レース残り20周手前くらいのところで、トークバックでコメンタリーの二人に「ローゼンクビストはこのペースだとのラスト2周くらいでディクソンに追いつくよ!初優勝あるかもよ!!」と伝えたところ、スルーされ・・・。

77周目でもう1回トークバックで話を振ったところ・・・
「ローゼンクビストはチームメイトなので・・・・」と武藤君は言っていましたが、結果は上の写真の通り。

1回目のピットストップの後で、共にポイントTOP3に入るペンスキーの二人も接触しながらやりあっていました。

アイオワ300はイエロースタートでした

2019年07月25日



アイオワ300は6周のペースカー先導ののちにグリーンフラッグの予定でしたが、今回はイエロースタートととして3周目からのグリーンフラッグになっていました。

おそらくドライバーに路面コンディションをチェックさせるための措置かと思われます。

人類月面到達50周年

2019年07月23日



今回のアイオワ300開催日の2019年7月20日はアポロ11号が月に到達してニール・アームストロング船長とバズ・オルドリンの二人が月面に降り立ってからちょうど50年でした。

1969年7月20日のアメリカ東部時間16:17に月着陸船イーグルが月面に着陸。22:56にアームストロング船長が月着陸船から降りて月面に立ちました。

今回のイベントではスタートコマンド前にアポロ11号でフライトディレクター(飛行主任)を務めたジーン・クランツ氏が偉業をたたえるレース関係者と観客に向けて特別メッセージを寄せました。

特別メッセージが収録されたのはヒューストンにあるアメリカ航空宇宙局ジョンソンスペースセンター(JSS)内に今も残されている当時のミッションコントロールルームです。現在も見学コースに組み入れられて、スタッフの説明と共にオブザーバールーム越しに見ることができます。

ジーン・クランツ氏は婦人御手製の白いベストを着て任務に就くのが日課でした。事故に見舞われたあのアポロ13号でもフライトディレクターを務め、のちにトム・ハンクス主演で映画化された「アポロ13」でも管制室の主要人物として登場し、白いベストのエピソードも紹介されています。

ちなみに映画では撮影カメラの設置位置などの関係でミッションコントロールルームをセットで完全に再現して撮影が行われています。

先のインディ500ではアポロ10号が地球に帰還した日と言うことで、当時の船長だったトーマス・スタッフォード氏がコメントを寄せていましたが、当時はわずかこれだけの間隔の中でリハーサルの10号から本番の11号をオペレーションしたということになります。

ちなみにアポロ11号では月面に降り立った二人の宇宙飛行士はハッセルブラッドで多くの写真を撮りましたが、宇宙服の外見が全く同じだったために、誰が撮った写真なのか後日分析官が判別するのに相当苦労したという話があって、12号からは船長のヘルメットには赤い線が入るようになっています。

パジェノーパーフェクトウィン

2019年07月16日



【フルマークのパジェノー】
80周の最多ラップリードを記録してのポールトゥウィンでフルマーク(満点)の54点を獲得。ポイントスタンディングでも61点差から39点差にまで詰め寄りました。

【追い詰めきれなかったディクソン】
一時は7秒強までパジェノーに逃げられ、その後はホンダエンジンの燃費の良さを生かしてP2Pを使い切ってコンマ1秒差まで詰め寄りましたが、結局はパジェノーには逃げ切られてしまいました。ラップリードの1ポイントをあきらめてまで2回目のピットストップをパジェノーと合わせたのもステイアウト後にフルコースイエローとなった場合に先にピットインしていた5台に前に行かれるのを嫌ったのと、燃費勝負でパジェノーに勝つ自信があったからなのでしょう。しかし今回はニューガーデンよりも前でフィニッシュしたことの方が結果的に大きかったでしょう。

【手堅く走ったロッシ】
2回目にピットイン直前ではリーダーから14秒近いビハインドだったうえに、ラストスティントは誰よりも長い35周を走りながらもウィナーから4秒差の3位フィニッシュ。さすがにP2Pも60秒以上残し、ディクソンに仕掛けることはできず、最後は持たせるだけの走りになりました。

【あちゃー!ニューガーデン】
完全なミスながらも、4位フィニッシュできたのは不幸中の幸い。

【またしても初表彰台お預けのローゼンクビスト】
今週末はP1で3位。P2で2位。P3で2位、予選3位、ファイナルプラクティスでトップと、現地NBCも私も初表彰台どころか初優勝も期待したローゼンクビストでしたがスタート一気に2台に抜かれて、一時は11位まで後退。最終的には5位フィニッシュしたものの、これから勢いをつけてレース終盤にはいい結果を残したいと落胆の様子。チームオーナーのガナッシはNASCARも含めてこの週末にチームすべてのクルマが5位以内に入ってよかったと満足げ。

【地元ヒンチのギャンブル】
フルコースイエローでの一発逆転を狙ったのか、パジェノーやディクソンの1周前にラストピット。琢磨選手のトラブルとブルデイのアクシデントもあって6位フィニッシュ。予選14位ながらもオープニングラップの混乱を抜けて一気に9位に浮上したり、フィニッシュ直後に燃料切れで止まるなど、幸運にも助けられる。

【4位フィニッシュはイケた琢磨選手】
予選10位から1回目のピットストップを遅らせるオーバーカットに成功して5位までポジションアップ、ニューガーデンのアクシデントもあってそのまま行けば1周ラップリードの4位フィニッシュで33点が取れる計算でした。しかも、ポイント5位のWパワーが18位DNFで12ポイント獲得に終わっているので、ポイントでは5位にアップするはずでした。今回の結果は非常にもったいないです。

【次回の課題と言うことで】

最初のフルコースイエローで5台がピットインして、一時はその5台がサイクルスルーして前に出たので、その状況をもう少し細かく追う必要がありました。一見動きが無さそうに見えた2スティント目の終盤ですが、53周目よりも前でピットインしてしまうと燃費的にどうしても苦しくなるので、そのあたりの各チームの最後のピットに向けた動きも追えれば良かったと思います。トークバックした情報をうまく活用できればその点は改善できたはずです。もう少し慣れると現地コメンタリーの情報を聴きながらそれを生かせるようになると思います。自分がNASCARの生実況をやっていた時はそれ頼みでしゃべっていましたから。水面下で今何が起きているのかを掴むことが最重要課題です。